2008年12月26日金曜日

クリスマススピーチ

今日は県内全域に風雪警報.そんな中,新快速で大阪に行く奥さんを,敦賀まで車で送る.今庄辺りはさすがにかなり積もっていたけど,それ以外はまだたいしたことない.帰りは越前海岸沿いを帰ってきたが,海は大荒れ,しおかぜロード(旧河野有料道路)も通行止めだった.これからどっさり積もるんだろうか.

今年のクリスマスも特にイベントめいたことはなかった.24日は明け方近くまで,とある書類をせっせと書いていて,夕方郵便局に出しに行った.生協で買い物をし,近所のサニーサイドでケーキを買い,夕食.鶏の脚を塩コショウだけのと,ハーブを詰めたものと,2通り作って焼いてみたが,やはり予想通り塩コショウだけの方が肉の旨みが出ておいしかった.他に,スモークサーモンのサラダ,クリームチャウダーなんかを作り,スパークリングワインでいただく.

25日は,国際交流関係の研究会だったので,雑務もろもろをした後,福井大から来ていただいた先生にお会いする.とても積極的に留学生のサポートをしている方で,色々参考になった.やはり国際交流や留学生サポートというのは,それ専門で,使命を持ってやる人がいないと,活性化しているというレベルまで行くのは難しいだろうな,という印象を持った.もちろん,それらに関わる労力をうまく教員間で分散させられて,連携を取れればいいのだろうが,それでもリーダーというのは必要であろう.

夜,BBCで恒例のエリザベス女王のクリスマススピーチをやっていたので見る(時差の関係で,もう26日になっていたが).内容は,特に例年と変わらず(英国のために犠牲になった人々への追悼,献身の心の重要さ,などなど).ちなみに,エリザベス女王はエセックス大学の40周年にお越しになって,そのとき私は各国学生代表の1人としてお迎えして,お話したことがあるのだ(ちょっと自慢).

英国内では,Channel 4が,alternative Christmas speechesの1つとしてイラン大統領Mahmoud Ahmadinejadのスピーチを放送したとか.まあChannel 4らしいといえばそうなんだが・・・いまいち意図が読めないな.Alternativesの1つだと言えば,まあそうなんだろうけど.

2008年12月22日月曜日

ネットブック

先週末は,天気の良い土曜日は休日業務で大学でお仕事,天気の悪い日曜日はフリーでした(むむむ).今日が年内最後の授業日.月曜日を最後にするくらいなら,休みにしちゃえよ,と学生は思っていることだろう.私もそう思う.学年暦って,面倒くさいことになってるよな.でも,学生はちゃんと授業に顔を出していました.

閑話休題.先日ボーナスが出たので,何か買う物はないかなぁと考えていたのだが(貯めとけよ,という声は聞こえないふりをして),最近流行のネットブックでもどうか,と思い始めた.職業上学会などで地方に行くことも多く,ラップトップがいつも荷物になるので,ちょうど良いかなと.今所有している中では,MacBook Proを持って行けるといいのだが,大きすぎて嫌になるので,妥協して家のVAIOを携帯することが多い.でも,どうせ妥協してWindowsマシンを使うなら,もっと小さい方がいい.薄くて軽いMacBook Airを買うという手もあるが,ネットブックが5, 6台買えてしまう値段だし,さすがに気軽にお買い上げという気にはならない.

私がノートパソコンを買う際の,必要要件として絶対譲れないのが「英語キーボード」だ.我が家にあるパソコンは,古いDell Inspironも,iBook G3も,MacBook Proも,VAIO type SZも,奥さんが豪州で買ったAcer Aspireも,全部英語キーボードである.日本語キーボードの何が嫌かというと,「'」に「Shift+7」,「"」に「Shift + 2」が割り当てられているのが一番大きい.私は数字キーはキーボードを見ないと打てないので,いちいち面倒くさいのである.その他にも,; : () [] {}やバックスラッシュの位置を英語キーボードで指が覚えているので,日本語キーボードだとLaTeXで論文を書くときにやたらミスタイプして嫌になるのである.普通のラップトップでも,英語キーボードを選べるのは,Mac, VAIO, Dell,最近のLet's NoteのWくらいなのだが,ネットブックではさらに選択肢が減るようで,DellでオーダーするかASUSの英語キーボードをパーツ屋から買って自分でつけかえるしかないようだ.

もう一つ,我が家の問題は,なんとこの時代に高速回線がきていないので(実は光があるのだが,ケーブルテレビに加入してないと使えなく,住んでる公舎は未加入・・・),前はウィルコムで,今はauのデータ定額を使っている(イーモバイルも圏外なのだ).そのauのカードがCFかPCカードなのである.そのせいで家ではMacではなく,VAIOを使っている.で,上記のDellもASUSもこれらのカードスロットを備えていない.なので,家でネットにつなぐとなると,VAIOでICSをオンにして,無線でVAIOとネットブックをアドホック接続という,なんだか面倒なことをしなければならない.

出張用と割り切れば,別に家ではVAIOを使ってればいいとも言えるのだが.うーん,どうしたものか.なんて考えているうちに,結局買わないなんてことになりそうな予感も.

2008年12月19日金曜日

シンポジウム

今日は大学連携プロジェクトの第1回シンポジウム.私も一応(?)メンバーの1人なので,会場である駅前の「響(ひびき)のホール」へ.ついでに,阪大に行く奥さんを駅に送っていったのだが,一日に10本も走っていないという九頭竜線がホームにいたというので,写真を送ってくれた.見事な1両編成である.まあ,イギリスでもIpswichからCambridgeの電車なんか1両編成だったりするから,田舎ってのはこういうものなのかもしれない(朝5時に起きて,その電車に乗ってケンブリッジ大学に発表に行ったのを思い出す.車ならケンブリッジなんてすぐなのに・・・).

シンポジウムは,招待スピーカの方々は皆話がうまく,ひじょうに楽しく拝聴させていただくとともに,勉強になった.このプロジェクトは,「学習」というのが1つのキーであるのだけど,私が3年前イギリスから帰国して,今の大学に着任したときは,「学習」なんてこれっぽちも興味がなかった.自分の体験を一般化するのも気が引けるが,自分の研究分野の世界的研究拠点になっているような海外の大学でPhDをやった人の多くは,とにかく24時間365日研究漬け,右を見ても左を見ても,教員も大学院生も,もう当たり前のようにせっせと研究をして,毎週他の大学から研究者が講演にくるような環境にどっぷり浸かっているせいで,大学ってのは「研究」機関であって,教育機関だなんて思わないのではないだろうか(アメリカはそうでもないのかもしれないけど,イギリスは特にその傾向が強いと思う).そもそも,世界中から優秀な学生が集まっているわけで,「学生がどう学習するか」なんて深く考えなくても,皆自分から学ぶのである.

しかし,そんな環境から日本に帰ってきて,教員として日本の大学で教えていると,「これはそうも言ってられないな」という危機感を持つことになる(別に日本の大学生や私の勤務校の学生が酷いということではない.優秀な学生はもちろんたくさんいるし,こちらの頭が国際基準から国内基準に切り替わってないだけである).日本認知科学会の大会なんかに参加しても,やけに「学習,学習」と大学における教育をテーマにした発表も多い.そこで初めて二足のわらじ的に,学生がどうやったら実りある学習体験をしてくれるか,なんてことにも関心を持つことになるわけである.イギリス時代の私を知る人は「あのオトグロが・・・」と思うかもしれないけど,私の講義や演習にでるからには,やはりそこで何かを得て欲しいし,そのために努力をするのも,大学「教員」の務めなのだろうな,と変わりつつあるのが,自分でも分かる(もちろんその結果,研究のわらじを脱ぎ捨ててしまったら本末転倒だが).
イギリスの研究で思い出したが,先日RAE2008の結果が公表された.RAEというのはResearch Assessment Exerciseといって,7年(だったかな)に1回行われる,イギリス国内の大学の「研究」のレベルを評価するものである.単に業績を数値化したり,掲載雑誌のIFで測るのではなく,所属する教員の提出した研究論文を,各分野の一流の研究者が「すべて読んで」,そのレベルを評価するのである.ものすごい労力だし,時間もかかる(私の元指導教官が今回の審査員になっていて,同情するくらい大変そうだった).アメリカや日本の大学は,Times Higher Education Rankingみたいな「教育」をベースにしたランキングを重視するみたいだけど(まあこれもイギリスのTimes誌発行なんだけど),イギリス国内ではこのRAEが大学の序列を決めていると言ってもよいのではないだろうか.

私の母校エセックス大学は全121大学中9位と中々の健闘でした.内訳は,政治学科,社会学科が全英で1位,経営学科,歴史学科が2位,経済学科が3位,言語学科が4位ということでした.まあ多少これらの学科の足を引っ張ってるのがあって,総合では9位という感じだそうです.ちなみに総合1位はケンブリッジ,2位がLSE,3位がオックスフォード,以下インペリアルカレッジ,UCL, マンチェスター,ウォリック,ヨーク,エセックス,エジンバラまでがトップ10とのこと.トップ3は常連として,エジンバラが思ったより低いなぁ,という感じ.何はともあれ,出身大学の奮闘を聞くと,私もがんばらねばなぁ,と思う.

2008年12月17日水曜日

文学

今日はめずらしくスカッとする快晴.どこかにふらっと行きたいところだが,当然そんなことが許されるはずもなく,午後から会議のようなもの(というか純粋な意味での単純労働).この手の会議でいつも一緒のイギリス人の同僚と,こうやって監禁されるときはいつも快晴だね,といつもの挨拶(?)を交わす.その後,明日の授業で行うテストを印刷したり音声ファイルを編集したりし,夕方は6時までセンターの研究会,その後福祉の人向けの英語が10時前まであって,帰宅.

今日の研究会は,10月に着任された人の英文学の話だったが,テクストの解釈をベースに進めていくのを聞いていて,学部時代を思い出して,懐かしかった.今でこそ,まったく文学とは無縁の分野を研究しているけど,学部は英米文学・英語学専攻なので,英米文学の授業をたくさん履修したのである.特に印象に残っているのが,アメリカのBall State Universityからフルブライトの客員教授として来られていたDennis Hoilman先生の授業だった.受講生は僅か3人だったが(しかも,他の2人は高校の先生を退職された70くらいのおじいさんと,アメリカ人の言語学の教員),まず雑談で空気を和ませた後,自然に授業に入っていって,丁寧に受講者の意見を聞きながら進めていくスタイルは,まだ留学する前の私にはとても新鮮で,毎回授業で議論するのが楽しみだった.学外でも親しくしていただいて,滞在している部屋に招いていただいたり,奥様も交えて食事をしたり,楽しい思い出である.私が将来は海外で学位を取るつもりだというと,英語のレポート(当時はまだ拙いものだったと思う)を丁寧に添削してくださり,研究室で細かいアドバイスをいただいた.帰国前に研究室の片付けを手伝いに行った際も,たくさんの本や講義ノートをいただいた.自分も大学教員となった今,ああいうのを学者の品格というのだろうなぁ,と自戒の意味も込めて思う.

文学絡みでもう1点.研究会で軽く話題になっていて,私も先日ウェブで見て知ったのだが,『英語青年』が来年3月で休刊になるらしい.そこそこの大きさの本屋や図書館ならどこにでも置いてある雑誌で,学術系雑誌としてはかなりメジャーな方だと思っていたのだが,発行部数も3,000部まで落ち込み,採算が採れなくなったとのこと.中学高校も含めると英語教員ってのは,かなりいるので,大学だけじゃなくて,中高の先生にも買ってもらえれば,なんとかなりそうなものだが,中高にはそういう研究費のような予算がないのだろうか(教材費みたいなのでも買えそうだけど).システムをよく知らないので,なんとも言えないのだけど.

と,疎遠になっていた英文学に思いを馳せた一日でした.

2008年12月15日月曜日

同姓

今日もいつも通りの月曜日.違うとすれば,オフィスアワーの時間に会議が入っていたくらいか(まあ,オフィスアワーを狙って来る学生もいないので,あまり関係ないのだが).

会議から戻ってくる途中,メールボックスを覗くと溢れんばかりに箱がつまっていた.紀伊國屋BookWebから本が届いてたからだった.4冊頼んだのだが,なぜか2, 1, 1と3つに分かれて送られてきた.同時発送だったはずだが,なぜだろう.Derek Bickertonが2冊(Language and SpeciesLanguage and Human Behavior),他の2冊は進化のコンピュータシミュレーション関係で,言語に特化したLinguistic Evolution through Language Acquistion: Formal and Computational Modelsと進化シミュレーションをC言語で組むマニュアルSimulating Ecological and Evolutionary Systems in Cであった.後者の方は,講談社ブルーバックスの『パソコンで見る生物進化』みたいないじって遊ぶものというよりは,順を追って解説が複雑化していく教科書的な本のようだ.Bickertonはさらっと読みたいところだが,現在別の本も読んでるので,読み始めるのは来週以降だろう.この人は割と毒舌というか他人に手厳しいところがあるので,楽しみではある.シミュレーション関係の本は読み通すというものでもないので,時間があるときにパラパラ見ることになるのかな(希望的観測).

その他,頼まなくても送られてくる本として献本というのがあるけど,私のように語学を教えてる教員は教科書出版社からこの時期大量に教科書見本というのが送られてくる.まあ確かに採用するとき色々見て決められるので,ありがたいのだが,毎シーズン50冊以上送られてくるため,どんどん置き場がなくなってくる.本棚に入れていると自分の研究書が置けなくなってしまうので,最近はキャビネットの中に積んでおくことにした.同じように置き場に困っている教員も多いのではないかと思う(特に私のように研究領域が語学教育でない人は).パスワードを発行して,ウェブ上で閲覧できるシステムみたいなものを,出版社共同で開発したらどうだろうか.音声も聞けるようにして.その方が,印刷した本を大量に各教員に発送するより,ずっと安上がりではないかと思うのだが・・・.

まったく関係ない話だが,先日とある不動産会社から「乙黒桃さんへ」という宛名で物件情報がメールで送られてきた.スパムのようにも見えず,実在する会社だったので,アドレスのミスによる誤送信だろうと(実は私の父親宛のメールが誤送信されてきたこともある),「間違ってますよ」と担当者に知らせたのだが,また今日新たな物件情報が送られてきた.本当に物件情報を必要としている乙黒桃さんは,困っていることだろう.珍しい同姓者なので(?),同情してしまう.あるいは,そもそもそんな対応がとろい不動産屋で,物件など買わない方がいいだろうから,かえって良いのかもしれない.

2008年12月13日土曜日

浜焼き

昨日,今週末はゆっくりできる,と書いていたが,朝起きると天気が良く,奥さんが「この前テレビで福井名物として紹介されていた鯖を丸ごと串刺しにして焼いたやつを買いに行こう」と言うので,面白そうだから,敦賀あたりまで行って来ました.福井名物として紹介されているけど,この辺では見たことないので,あれは嶺南(若狭の方)の名物なのだと思う.うちの大学は嶺南の小浜にもキャンパスがあって(そう,あの大統領選で??なことをしていた市です.京都の文化圏でいい街なんだだけど・・・),昨年後期は週1回車で片道2時間弱かけて教えに行っていたのだけど,あんな鯖は見たことなかった.

で,敦賀から少し北にいった杉津(「すいづ」と読む)の辺りにある,魚のマーケットみたいなところに行ってみると,大型観光バスがたくさんいて,随分賑わっていました.やはり時期的に越前カニが目当てのよう.我々が目指すものは,マーケットの横でじりじりと焼かれていました.オジさんが真剣に焼いていたので,邪魔しないように,ちょっと遠くから撮りました.しかし,鯖が丸ごと竹串に刺され,大量に炭火で焼かれている様は,中々迫力がある(隠し撮りしてる感じが,見てはいけないものを見ているようで,凄みが増しますな).若狭おそるべし.
ついでに買った鯖寿司(焼き鯖じゃなくて,しめ鯖の方)を半分ずつ食べた後,綺麗な日本海岸の景色を眺めながら,帰宅.我が家にある一番大きい皿でも乗りませんでした(比較のためにお茶のペットボトルを置いてみました.上にある里芋も福井県大野市の名産です).お味の方は,油がよく乗ってて大変おいしかったです.しょうが醤油で食べるものらしく,さっぱりした感じになり,2人でぺろりと食べてしまった.ビールにも中々合います.鯖三昧の一日でした.そういえば,この間買った,その場で精米してもらった「こしひかり」ですが,香りがよくてとてもおいしい.何杯でも食べてしまいそうで,危険.

2008年12月12日金曜日

今日は授業も会議もない幸せな日.ゆっくり自分の好きなように時間配分して研究できる(ゆっくりしすぎてろくに研究ができない,なんてこともあるが).

我が家にはフルーツバスケットがなく,ミカンなんかを買ってきても,袋のまま置いておくことが多くて,景観上よろしくなかった.そういえば,越前竹人形の里に良さそうな竹の籠があったなぁ,ということで,夕方買いに行ってきました.持ち運び用の取っ手がついていて中々いい感じ.パンなんかを入れるにも良い(近所のパン屋さんの食パンはとてもおいしくて,朝食用によく買いに行く).
今週末は特に予定も入っておらず,のんびり本を読むことができそうだ.来週は色々とやることがあって憂鬱ではあるが・・・.

2008年12月11日木曜日

忘年会

昨日は,センターの忘年会及び同僚の先生の秋の叙勲を祝う会でした.教授会も1時間半で終わり(いつもこうだといいんだが),バスに乗って駅まで.車で行くと15−20分くらいで着くのだが,路線バスはぐるぐると遠回りしていくため,昨日は50分もかかった.本数が少ないため,会の1時間前に着き,紀伊國屋でしばらく時間をつぶし,15分前くらいに会場のユアーズホテルへ.

私は一応幹事の1人なのだが,懇親会のお金の管理が主な仕事なので,もう1人の幹事の方に,会場の予約から,花束の用意から,進行の打ち合わせまで,まかせっきりでした(すいません).記念撮影の後,会はいつも通り進行.それほど羽目を外す人もなく,なごやかに歓談する感じ.事務の方が,超レアな黒龍の「しずく」を持ってこられて,おいしくいただきました.帰りに,叙勲を受賞された先生から,お祝いの会のお礼のおみやげが配られる.かえって,気を遣わせてしまったようで,大変恐縮してしまう.

去年同様,会の後,飲み足りない人たちともう1軒.去年とは別のジャズバーに.カクテルなどは正直いまいちだったけど,田舎だから仕方あるまい.話はひじょうに面白く,楽しいひとときを過ごしました.同じ公舎の人とタクシーで夜1時半頃帰宅.

忘年会は終わっても年内の仕事はまだまだ残っている(まだ学期も終わってないし).今日は,疲れた胃に鋭気を与えるため(?),「けんぞう」の五号蕎麦で昼食.午後は1コマ授業.その後,届いた『認知科学』の最新号をぱらぱらと見て,ずっと放っておいたウェブサイトのLaTeXの項目をちょっとだけ書いてアップする.書くことは決まっていても,結構面倒くさいのだ,あれは(言い訳).

2008年12月8日月曜日

福井なら安心?

昨日,今日とまぶしいくらいの快晴.この2日間で積もった雪もすっかり溶けてしまったが,昨日は自宅から見える雪山が夕日に映えて美しかった.あの山は,冬から春にかけて真っ白できれいなのだが,何という山なのか知らない.いまいち自宅からの距離感が分からないのだが,大野を超えて岐阜あたりにある山なんだろうか.

我が家では,夏以降奥さんの実家から何回か米を貰っていた上,米以外を食べることも多いので,自分たちで買うことが最近なかった.しかし,それもついに底をつきそうだというので,「道の駅さかい」の農作物直売所に,昨日行ってきた.その場で5kg精米してもらったが,中々おいしそうである(まだ食べてないけど).あの直売所は「道の駅みくに」に比べて狭いけど,中々ユニークな農作物も売っていて,色々欲しくなってしまった.
途中丸岡の西洋菓子倶楽部でケーキを買い,家で紅茶とともにいただく.夕方5時からは,自治会の総会に参加する.自治会といっても,全員うちの大学の教員とその家族なので,大学の懇親会みたいなもんである.私は,あまり話し込むような知り合いもいないので,酒をちびちび飲みながら,他の人が話しているのを聞いていた.8時半頃に帰宅.

今日は,朝会議のようなものがあったので,私にしては早起き.特に二日酔いもなし.会議の後,雑務,授業1コマ,オフィスアワーをはさんで,もう1コマ.いつも通りの月曜日である.

昨今の大学における大麻騒動の影響か,うちの大学にも薬物使用防止のポスターが貼ってあった.正確な文言は覚えていないが,「少しなら平気,福井なら安心,軽い気持ちが危険」というようなことが書いてあった.「福井なら安心」の意味を理解するまでしばらくかかった.最初は「福井みたいな田舎では大麻なんて手に入らないから安心.そう思うなよ」ということかなとも思ったが,前後からすると「東京と違って福井なら大麻を吸ってもつかまらなくて安心.そう思うなよ」ということだろう.薬物使用防止を訴えるメッセージとしては,なんとなく釈然としない感じがする.なぜだろう・・・.

2008年12月6日土曜日

障子

朝起きると,結構雪が積もっていた.まあ,天気予報どおりだったので,特に驚きもなかったけど.

ずっと和室の障子がぼろぼろだったので,今日張り替えてみた.本当は晴れの日が良いらしいのだが,休日かつ晴れの日というのが中々ないし,このままでは正月になってしまうので,まあいいかと.実はこちらに引っ越してきて,初めて張り替えたのだが,どうも前住んでいた人が,きちんと剥がさずに新しいのを張っていたみたいで,何層にも古い紙がこびりついていて,桟をきれいにするだけで随分時間がかかってしまった.しかも,買っていた糊が古かったのかうまく溶けず,途中でホームセンターに買いに行くはめに(そこでもっと便利な糊があることを知る).結局,数時間後なんとか張り終えることができた.多少たわみがあるけど・・・.

そういえば,ホームセンターから帰る途中,追突事故を目撃した.福井に来て3年足らずなのに,それまでの28年間の合計よりも数多く自動車事故を目撃しているような気がする.普段運転していると,その理由が分からないでもないが.

2008年12月5日金曜日

アメデラ

明け方に,ものすごい風の音で目が覚める.その後,雷と嵐がひどくなってきた.今日,奥さんは阪大に行く日だったが,湖西線は風が強いとすぐ遅れるし,夜からは雪も降るというので,取りやめることに.その後,粟津と松任の間が強風,今庄で落雷による信号の故障(またか)で,相当数運行になっていたので,判断は正しかったようだ.

そんな悪天候の中,今日は文部科学省から教職関係で,審査員と役人がやってきた.交通が乱れていたにもかかわらず,定刻通りだったので,前日からいらしていたのかもしれない.まあ,大雪じゃなかっただけ,よかったのかも.私はCALL教室の説明が担当だったので,システムの概要や利用状況などを大まかに話す.おおむね納得していただけたようだ.審査員の方は他の大学の教員だと思うけど,文科省からはひじょうに若い人たちが派遣されてくるのね.就職活動中の大学生かと思った.

夜はCSで筋少の20周年再結成ライブの放送があったので見る.飛び入りの横関敦が三柴江戸蔵と共演してるのが見られて中々幸せだった.しかし,横関さんは相変わらず,速いなぁ.Jet Fingersは健在か.私はここ数年,めっきりギターを弾く機会がなくて,腕もさび付いてしまった.フェンダーUSAのアメデラストラトにローランドのBC-30,LovepedalのCOT50という組み合わせで,中々いい音を出すんだけど・・・.高校生の時からすると垂涎の機材を持っているのに,弾く時間は当時の方が圧倒的に長い(1日8時間くらい弾いていたなぁ)というのが,皮肉なもんだ.

2008年12月3日水曜日

無水ウォッカ

今週はこの時期の北陸としては嘘みたいな好天が続く.

大学でメールチェックをすると,大学連携関係のSNSが立ち上がっていて,メンバーになっていた.SNSはFacebookもmixiも使ったことがないので,いまいち要領が分からない.まあ,時間があるときにぼちぼち使ってみよう.

仕事帰りに,新しくなったというツタヤに行ってみる.確かに建物は綺麗で広くなっていたが,特に品揃えが良くなったようには見えなかった.とりあえずスヌーピーのクリスマスDVDを借りる.うちの奥さんがスヌーピーを授業で使っている関係で,スカパーで平日の朝やってるThe Charlie Brown and Snoopy Showを録画しているのだが,それを見ていてはまってしまった.シュールで腹黒い感じがたまらない.

昨日印刷所から年賀状が届いたので,夕食後宛名書きをする.宛名もパソコンから印刷することができるのだが,そこまでやってしまうと何のために出すのか分からないような気もするので,滅多に使わない筆ペンでせっせと書いた.年賀状を出すのなんて,ほぼ10年振りである.以前は海外にずっといるから,という理由で出していなかったのだが,最近はそういうわけにもいかなくなってきたし,何よりお世話になっている人々がいるので,せめてお歳暮・年賀状くらいは出さねばという気になってきた.

我が家の冷蔵庫に奥さんの実家から送られてきたレモンが入っていたので,それを口実に昨日ウォッカを買ってきた.スウェーデンのAbsolute Vodkaである(ウォッカは冷凍庫に保存するので,瓶が真っ白になる).この場合のabsoluteとは「無水」という意味である(解説するのは教員の癖).これをソーダ水と半々で割って,レモン半個を絞ると,実にうまい.最近はウォッカはあまり飲まず,スコッチが多いのだが,学部生時代はよくウォッカを使ったきついカクテルを飲んでいた.特にお気に入りは,ホワイトロシアンというやつだった.コーエン兄弟が監督した『ビッグ・リボウスキ』という映画の主人公が,このカクテルを作中よく飲んでいたので,気になって,自分で作ってみたら,おいしくてよく飲んでいたのだ.ウォッカとジンを等量混ぜて,カカオリキュールを加え(ここまででブラックロシアンというカクテルになる),ミルクを入れると完成である.ものすごくきついカクテルで,鼻先に持ってくるだけで,つーんとくるのだが,飲んでみると意外と優しい感じがする(感じがするだけなので,飲みすぎると翌日が地獄).

2008年12月1日月曜日

淀屋橋

土日が学会だったので,少し疲れ気味.5, 6月と10, 11月は週末学会が多いので,体が休まらない.まあ,昨日のシンポジウムは結構面白かったので,収穫は大いにあったと言えるだろう.

シンポの前に金沢大の学長の挨拶があったのだが,あの角間キャンパスは日本で3番目の広さとのこと.先日英語学会があった際,筑波大が日本一と書いたので,気になって調べてみると,実は筑波は2番目でした.1番広いのはどこかというと,広島大東広島キャンパスだった.ここは春の日本英文学会で行っているので,今年1年だけで,広島,筑波,金沢という国内広さ上位3つの大学に行ったことになる.大学のデザインと雰囲気は,筑波大が一番研究教育施設っぽくて良かったかな.広島大と金沢大も新しくてきれいだけど,やはり山の中過ぎて,ちょっと寂しい感じがある.

そんな下らない考えをめぐらせつつ,今日は快晴の中,通常の月曜日と同じく,授業,雑務,授業の順でこなす.特論は内容的に結構面白かった.学生もそう思ってくれてるとうれしいな.

夕方,仕事がひと段落したので,学会発表でreferされていて気になった文献を購入.アマゾンで4冊,アマゾンに在庫がなかった別の4冊を紀伊國屋BookWebで購入.アマゾンは在庫有りで即日発送,紀伊國屋は海外取次店に在庫有りで10日ほどかかるようだ.紀伊國屋BookWebは,洋書の品揃えはそこそこいいんだけど,ウェブサイトの使い勝手がひじょうに悪いので,なんとかして欲しい.bk1という大手ネット書店もあるのだが,イギリスにいるときに,研究に関係ない日本の本をよく送ってもらったけど(アマゾンと違いSAL便が使えるので),洋書の品揃えが話にならないので,日本に帰国後はほとんど使っていない.

まったく話は変わって,先日生協で「自由軒カレーせんべい」なるものを見つけたので買ってみたが,残念ながらいまいちであった.大阪のせんば自由軒は,京阪沿線出身なので,学部生時代に淀屋橋から歩いて,たまに食べにいったことがあった.淀屋橋はあまり飲食店はないのだけど,他にもロイヤル・ハットというお気に入りのイングリッシュパブがあって,よく大学の帰りにふらっと立ち寄って,フィッシュアンドチップスを食べ,バス・ペールエールを飲んだものだ.梅田のPig & Whistle(数年前行ってみたらなくなっていた)が割と賑やかなのに対して,ロイヤル・ハットは静かで落ち着いた感じで,カウンターで飲みながら本を読むのにぴったりな場所であった.

2008年11月29日土曜日

金沢大

今日,明日と金沢大で日本言語学会.自宅から日帰りで学会に行けるとは素晴らしい.関東や関西の人は,そういう機会も多いのだろうけど,地方の大学にいると「学会=1泊2日出張」ということが多いもので.

あいにくの強風だったけれど,先々週のように雪が降らなかっただけましだろうか.金沢は兼六園や香林坊あたりは大混雑していたけど,毎週末はあんなものなんだろうか.普段たまに金沢に来ても,あの変にはあまり寄り付かないので,事情をよく知らない.

それにしても金沢大は随分と山奥に移転したんだなぁ.最初,学生向けと思われるアパートなんかがたくさん建っているところは,大きいイオンなんかがあって,割と便利そうなところじゃないか,と思っていたのだが,そこからぐいぐい山道を登っていったところに大学はあったのね.全員が車で通学するのを許されているわけではないみたいだし,学生はどうしてるのかな.

学会自体は,言語学会らしい言語記述系の発表,理論系の発表,その混合と色々あって楽しめた.個人的には,国際学会のように研究領域と理論にもう少し幅があった方がうれしいけど.記述系の発表で,フロアからの質問も含め,やたら阪大関係者が多く,こんな人たちいたかな,と思ったら,あれは元々は大阪外大の人たちなのね.やっぱり違和感がかなりある.どちらが良い悪いじゃなくて,毛色が随分違うからなぁ.

帰宅後,頼まれていた査読のコメントを送る.なんとか遅れることなく送ることができて,一安心.

2008年11月27日木曜日

ギネス

今日は木曜日だが,月曜日の時間割.ハッピーマンデーのせいで,月曜日の授業数が少なくなるため,他の曜日を無理矢理月曜日の時間割にするという措置である.ハッピーマンデーって,多くの人は歓迎しているんだろうか.土日月の3連休が頻繁にあると,その前後に仕事が増えてたまらない,という人は結構いるのでは.個人的には祝日なんてあまりいらないから,長期休暇を長くして欲しい.イギリスはBank Holiday(祝日)がNew Year's Day, Easter, Christmas, Boxing day以外はほとんどなくて,学期中スケジュールが狂うなんてことはなかったなぁ.

というわけで,月曜時間割だったが,次回の授業が4日後にやってきてしまうので,課題を出したり,次回発表する学生を指名したりするのが申し訳なかった(といっても,がんばってもらうしかないんだけど).特論は次回からAnimal Minds(動物の心)を読むので,自分の研究領域に近くて中々楽しみである.今日は会議もなく,授業の合間に適度に暇もあったので,研究する時間を取ることができた(何かの合間を縫って行う研究なんて,たかがしれてるのだけど).

帰宅し,晩御飯を食べていると,佐川急便のいつもの感じのいいおじさんが宅配便を持ってきた(私のことを「先生」と呼ぶので驚いた.公舎に住んでいるからだろうか).先日,ネットでポチと買ってしまったウォーターマンの万年筆である.詳しいレポートは後日.

今晩は寝る前にギネスである.昨日,いつもの酒屋に行くと,ギネスを3本買うとギネスグラスを貰えるキャンペーンをやっていたので,戦略に乗っかって貰ってきたのだ.ハーフパイントのグラスかなと思ったら,ちゃんと日本向けに350ml程の容量だった.形がパイントグラスっぽくて良い.あとは,エーデルピルスを早く在庫処分したいのか,安く売っていたので,こちらも補充しておいた.奥さんの実家からエビスも貰ったので,現在我が家のビールは潤沢である.冷蔵庫に酒が充実していると,幸せだ.

2008年11月25日火曜日

電気切れ

3連休も慌しく終わり,いつも通りの日々(そしていつも通りの雨).研究室の入り口付近の蛍光灯が切れて,うっとおしい.完全に消えてくれればいいのだが,ちかちかしている.明日にでもエネルギーセンターに電話して,交換してもらわねば.

午後は電話などで事務的な仕事をし,授業1コマ,さらに空き時間に電話で事務的な仕事,授業もう1コマ.その後休む間もなく,6時から大学連携関係の会議.場所がうちの大学だったから私は割と楽だったが,学外からこの時間にわざわざ来た人は,面倒だっただろう.2時間ほど会議は続き,8時過ぎに終了.論文査読の依頼があったので,それを読みたかったのだが,30分も時間が取れなかった.明日に持ち越しである.

帰宅すると,奥さんが巻き寿司を作っていたのだが,いくつか材料が足りないというので,車で買出しに.ついでに,冷酒(大野の「花垣」)も買って帰る.酒を飲みながら,刺身と寿司を食べた.こういうのは中々幸せである.

明日は授業はないが,やるべきことは山積み.要領良く片付けていかねば.

2008年11月23日日曜日

なんばパークス

10時間ほどぐっすり眠る.今日も大阪は快晴である.朝食後,義理の両親に色々いただいたものを車に積み込み(「魔王」というレアな焼酎もいただいた.私は焼酎には疎いので,よく分からないけど),難波へ.

近畿道は渋滞していたようだが,阪神高速はスムーズで,ほどなくしてなんばパークスに到着.数年前,ヤマダ電機LABIの上に,1000台止められるタイムズの駐車場ができたらしく,そこに駐車し,パークスをうろうろする.

インテリア,雑貨あたりを見ていると,本当に面白く,欲しいものがたくさんある.このあたりが,田舎との違いである(福井は店に行っても,面白いもの・欲しくなるものがないので,「買い物」=「必要品の買出し」になる).奥さんがブーツや服などを買ったりして,結局4時半くらいまで,ぶらぶらして,帰路に着く.私もClarksやNextでちょっと惹かれるものがあったが,イギリスでの値段を知ってるので,向こうに行ったついでに買えばいいや,と思ってしまって,中々買う気にならない.

帰りは3連休中日にしては,結構交通量が多い.京都東と大津の間,瀬田西から東の間で少し渋滞.名古屋方面は一宮あたりで20キロも渋滞していたようだが,北陸方面はそうでもない.7時過ぎに福井に着く.大阪は晴れて乾燥して,肌もかさかさになったが,福井はこの季節らしく,雨.疲れていたので,西開発の祥龍居という台湾料理屋で夕食を取り,帰宅.明日は一日家でゆっくりしよう.

2008年11月22日土曜日

トロルとキウィ

昨日までとは打って変わって快晴.今日は,大阪の奥さんの実家へ.義理の両親が家を留守にする間,イヌの面倒を見るためである(まあそれだけじゃないけど).

道中,北陸自動車道では今庄から敦賀あたりが雪景色の中に鮮やかな紅葉が混じる感じで,とても綺麗だった.名神に入ると,瀬田西から京都東まで渋滞しているというので,京滋バイパスを通る左回りルートにしようかと思ったが,ラジオによると大して時間もかからないようなので,そのまま行くことに.どうやら京都東で降りる車が長い列をつくっていた模様.反対方向は京都南で降りる車が列を作っていたので,3連休初日で天気良さに,嵐山あたりに紅葉を見に行く人々だろうか.

家に着き,奥さんがイヌを散歩させている間,宅配便の再配達を受け取り,しばし家でくつろぐ.光回線の無線LANが繋がらないというので,モデムやらルーターやら再起動してみたけど,だめだった.接続はできるけど,IPアドレスが取得できない状態のようだ.モデムから直に接続しても繋がらなかったので,お手上げ.

奥さんの部屋で,私が学会があったときに買って帰ったリアルキウィ人形(2004年,ニュージーランド)とトロル人形(2005年,ノルウェー)を発見.並べて写真を撮ってみた.これは今回福井に持って帰って,家に飾るんだとか.

2008年11月20日木曜日

初雪

今シーズン初の雪.去年,一昨年と比べると相当早い.昨日朝,会議があるため,珍しく朝早くに家を出たのだが,車に薄くみぞれが積もり,家から見える山々も雪化粧をしていたので,やばそうだなと思っていたのだが,昼過ぎから夕方にかけて激しくみぞれが.みるみる地面が白くなってきたので,夕方に一旦帰宅して,車にスタッドレスタイヤを積み込み,近所のガソリンスタンドで交換してもらった.いつもは自分で交換するので,これが初である.インパクトレンチでがちがちに締めていないか心配だ.

その後,みぞれから本格的な雪に変わって,激しく降り続いたので,そこそこ積もっていました.あまりに突然だったので,夜7時半からの福祉関係者向けの英語レッスンは,誰も来られず,延期.

今日も気温は低かったけど,追加で雪が降らなかったので,雪もすっかり溶けてしまった.相変わらず寒く,ダウンジャケットを着て大学へ.午後に1コマ授業(テスト)を終えた後,面倒な採点をさっさと終わらせ,アマゾンから届いたJames HurfordのThe Origin of Meaning: In the Light of Evolution 1を読み始める.これはまだ未刊のThe Evolution of Linguistic Form: Language in the Light of Evolution 2と合わせて2巻本らしい.今日は,軽くまえがきを読んだだけだが,中々面白そう.``Language is all of pragmatics, semantics, morphosyntax, phonology, phonetics, and more besides. The study of language evolution has suffered in the past from insufficient acknowledgement of this multi-component nature of language. This is evident in studies which, while sometimes ambitiously labelled `the evolution of language' or `the origins of language', in fact just focus on one domain, such as phonetics (larynx-lowering), pragmatics (grooming, or Theory of Mind), phonology (syllable structure), or syntax (recursion)." (xi-xii)というのはうなずける.この本は,そのone of themではないのなら,ひじょうに楽しみだ.

アマゾンからはもう1冊Jeff MielkeのThe Emergence of Distinctive Featuresも届き,先日の学会の書籍展示で買ったDavid ArmstrongとSherman WilcoxのThe Gestural Origin of Language,Daniela IsacとCharles ReissのI-Language: An Introduction to Linguistics as Cognitive Scienceも送られてくる.これらは,しばらく積んでおくことになりそう.

2008年11月18日火曜日

ジャスタス

昨晩から大雨で,今朝は雷ががんがん近所に落ちている音で目が覚める.今庄では信号機が落雷で故障して,JRが16本も運休,25本が2時間ほど遅れたとか.この時期に雷ってところが,いかにも北陸である(そして,運休遅延数の割には影響を受けた人が少ないところも・・・).

今朝,研究室で仕事をしてると,私のいる研究棟で不審者の報告があったので,注意するようにと事務局からメールが送られてきた.不審者と言われても,大学みたいにいろんな人がうろうろしてるところで,年齢とか服装とかそういう情報なしで誰が不審者なんて分からんやんけ,と思っていたのだが,研究室を出て目の前のトイレにあった貼り紙を見て納得(内容は不気味なので,書かないけど).誰かが不審者を目撃したわけじゃなかったのね.しかし,一体誰があんな不気味なことを・・・.

話は変わって,万年筆の話.学部生のときから,メインの筆記具である.普段は,高校生の頃に父親がアメリカで買ってきてくれたモンブランのマイスターシュテュックというのを大事に使っているのだが,本に書き込みなどするときに,もう少し筆跡が細めのものも欲しくて,ウォーターマンのハーモニーでペン先がF(ine)を買おうかと検討していた.でも,この前両親の家に泊まったときに,私が昔使っていた机の中に,祖父が中学入学祝いにくれたパイロットのジャスタスという中々レアものでFのペン先のものが,ほとんど使われない状態で入っているのを発見.早速持って帰って,今日使ってみた.当時この機種の売りであった書き味の硬さを調整できるという機能は,まあどうでもいいとして,中々好感触.さすがにマイスターシュテュックと比べると,高級感はないけど,日常使うには支障ないので,しばらく試してみよう.インクがカートリッジ式なので,外でインクが切れても安心なのもうれしい.

2008年11月16日日曜日

つくば

今週末は筑波大学で開催された日本英語学会に参加していました.あいにくの天気の中,つくば駅のバス乗り場や大学内に,案内のため運営の方々やサポートの学生さんが立っていて,ご苦労様でした.来年は阪大でやるそうで,大変ですな(他人事).

筑波大は千葉の両親の家から1時間もかからないところなので,学会中はそこに泊まり(私は住んでいたことはないので「実家」という感じはしないが),流山おおたかの森とかいう駅から噂の(?)TXことつくばエクスプレスに乗って行きました.電車は思ったより普通.「秋葉原とつくばを僅か45分で結ぶ」とか「車内で無線LANが使える」とかいう謳い文句だったから,もっとJRの有料特急みたいなのを想像していた.ただ,さすがに駅はどれも新しく,沿線の開発も盛んにやっているようだ.大型ショッピングセンターに高層マンションと分譲住宅という組み合わせで,どこも似たような感じだったなぁ.ぱっと見ても,どの駅なのか分からないんじゃないか,あれは.

筑波大を訪れたのは今回が初めてだったけど,キャンパスの広さは,日本一だとかで,結構迫力がありました.建物の配置とか,道路の引き方とか,木やフィールドの感じとか,全体の作りがもろにアメリカとかオーストラリアの大学だね.学生は研究に集中できていいかもしれない.もう少し,大学内をぶらぶらしたかったな.

発表自体は,まあいつも通りという感じか.シンポジウムは結構面白かった.空き時間に,書籍展示のOUPのコーナーで,認知科学関係で面白そうな本を2冊見つけたので,大学に送ってもらう.荷物が増えなくて楽である.知り合いにも何人か会って,軽く話すことができました.

帰りは,TX終点の秋葉原で新幹線までの時間をつぶし(行く度に変わってるような気がするね,あそこは),駅弁グランプリ大人部門受賞という「21世紀出陣弁当」なるものを買って(確かにおいしかった),新幹線,しらさぎと乗り継いで,夜11時半に帰宅.それから,年末調整の書類をまだ書いてないことを思いだして,ビールを飲みながらかりかりと埋めていました.いつも書き方がよく分からないんだよな,あれ(そもそも年末調整,確定申告,控除とか全般についてよく中身が分かっていない).

次回の学会は,再来週の日本言語学会か.金沢大だから,2日とも日帰りで行こう.

2008年11月13日木曜日

ハイブリッド

昨日は見事に快晴で,キャンパス内の紅葉も綺麗だったのだが,1日中会議であった.

1つ目の会議は2時間弱経ったところで,途中退室し教授会へ.議題が多く3時間以上続いた.6時前にやっと終了.帰宅し,夕食の買い物へ.

奥さんの実家から大量の野菜といただきものの高価なお肉が送られてきたので,すき焼きにすることに.若い頃は,もりもり食べて,ぐびぐび飲んで,という感じだったが,2人とも少しつまんだ程度で満腹になって,半分くらい余ってしまった.まあ,この程度の食欲がちょうどいいのだろう.

深夜3時から『人間とイヌ:親愛なる友のルーツを探る』というのをナショナルジオグラフィックチャンネルでやっていたので,さらっと見る.日本でもその辺によくいる典型的な雑種が,オオカミからイヌへと分岐したあたりに見られるイヌのルーツである,という話を進化生物学者なんかが実証しようとしていた.うちの奥さんは,実家で雑種を飼っているだけでなく,ここら辺りでも車でよく通る場所で飼われている雑種犬は大体把握しているという無類の雑種好きなので,似たようなイヌが沢山出てきて喜んでいた.イヌの番組というと,血統書付きのイヌがフィーチャーされることがほとんどなので,この番組は貴重であった.

今日は,少し(?)寝坊し,午後から1コマ授業.明日から学会のため東京なので,その前にすべきことを夕方にまとめて済ませておいた.私は土日に色んな仕事をすることが多いので,出張があると,行っている最中よりも,その前の方が大変だ.

2008年11月11日火曜日

TopGear

昨日,今日と寝坊気味.もう少し早く寝なければ.昨夜は録画してあったナショナルジオグラフィックチャンネルの『究極の高速道路:アウトバーン』を見ていた.いつも思うがドイツ人の技術力というか執念というのは凄まじい.ドイツ版プロジェクトXなんてやったら,面白そうだ.

今日の午前中は雑務を片付け,午後は先週と同じ感じで,授業1コマ,5分で昼食,会議,授業もう1コマ.夜は9時くらいまで明日の会議用の雑務.消耗した感じがする.

帰宅すると公舎の入り口のところで私の車のライトに照らされ,まぶしそうに顔をしかめる草刈さん(ネコ)を発見.駐車した後,カメラを持って見に行ったが,逃げてしまった.残念.

ネットをうだうだと見ていると,BBCのTopGearが今月始めからiTunesで有料配信されていることを知る.イギリスにいるときは,毎週楽しみに見ていた番組である.早速チェックしてみると,なんとイギリスのみ購入可・・・.BBCのウェブサイトも番組配信はたくさんあってもイギリス内からのみ視聴可というのが多い.これはTV Licence(NHKの視聴料みたいなもの)を払っているかいないかの違いなんだろうか.ひじょうに残念だ.BBC Worldでやってくれないかなぁ,TopGear.

2008年11月8日土曜日

ドーナツ

昨晩寝たのが午前4時だった割には,早く目が覚める.

奥さんが皮膚科の日だったので,午前中のうちに車で20分ほどの病院まで行く.ここはいつも混んでいるのだが,番号札を渡してくれて,携帯で順番をチェックできるシステムになっているので,便利ではある.4-5時間待ちということなので,いったん家に戻ることに.

昼3時過ぎにもう一度行ったが,まだ大分待ち時間がありそうなので,近所のミスタードーナツで時間をつぶす.ドーナツが小さくなったそうだが,鈍感な私にはよく分からない.ドーナツの大きさはこれでもいいから,コーヒーがもう少しおいしくなるとありがたいんだが.

診察の間,書店で時間をつぶし,ついでにNHKの『きょうの料理ビギナーズ』がきのこ特集だったので買う.私は別に料理のビギナーではないけど,このシリーズは割と面白い特集が多く,参考になる.

食材や酒などを買ったりして帰宅すると,もう夕食の時間.カジキ,ホタテ,イカを使って,シーフードカレーを作る.スパイスの調合はまずまずだったけど,ココナッツミルクを買い忘れていて入れなかったせいで,コクがいまいち足りなかった.残念だ.

今日からCSのF1 Legendが私の好きな1987-88年のシリーズだったが,録画をミスってしまった.来週金曜に第1回の再放送があるので,今度こそちゃんと録画しなければ.中嶋(もちろん親父の方)初参戦の87年,セナプロがしのぎを削った88年.当時は小学生で,放送も深夜1時くらいからだったけど,面白くて夢中になって見ていた.それに比べて今のF1は・・・.

2008年11月7日金曜日

労働

昨日,今日と労働(=研究以外の仕事)が満載であった.

木曜日は朝,同僚の先生と一緒に県の国際交流協会へ.大学連携プロジェクト関係の打ち合わせのためである.対応してくださった内の1人は,少し前,研究会に話に来ていただいた方で,物静かな雰囲気からは想像できないくらい,活動的で熱心に取り組んでおられる.ああいう人がいないと,この手の協会ってのは,動いていかないんだろうなぁ.

昼過ぎに大学に戻り,午後は授業1コマ.

夕方帰宅後,来週筑波大での学会のための切符を買いに,駅まで再び外出.関西方面だとネットで予約できるんだけど,東京往復は割引切符処理の関係で,わざわざ駅まで赴かなくてはならない.しかも予約しようと思っていた帰りの新幹線が満席で,1本後のになってしまった(米原に止まるひかりは1時間に1本しかない).東京を出るのが夜7時半頃で,福井駅に着くのが深夜11時を過ぎる.翌日授業なのに,つらいなぁ.

せっかく駅まで出てきたので,紀伊國屋と無印良品によって,細々とした買い物をする.

金曜日は,何もない予定だったけど,急遽会議(のようなもの)が午後に入る.ついでに,その関連の仕事を,夜まで黙々と研究室で行う.生命保険の人以外,特に訪問者もなく,取り合えずやらなければならないことは,終わった.この手の労働って疲れるなぁ.モティベーションの問題だろうか.

2008年11月5日水曜日

大学の意匠

今日もいい天気.大学に行くと,木々の鮮やかな赤と黄が青空に映えて,とても気持ちよい.春は川沿いの遊歩道が桜並木になり,秋は駐車場や広場の周りが紅葉する,という意匠のようだ.

本来水曜日は授業がないのだが,祝日でつぶれることの多い月曜の振り替え時間割となっているため,今日も2コマ.どちらも熱心な学生の多い授業なので,教える方としては楽である.今後もこの調子でいきたいところだ.

昨日同様,授業の合間と終わった後に,色々雑務がある.大学教員はそれぞれ独自行動なので,不定期な会議をやる際の時間調整が面倒だ.複数大学が絡むと更に調整が煩雑化し,仕切り役の人は大変だ.私はその手の取りまとめ作業が苦手(そして大嫌い)なので,運悪くその任に当たった人には,本当に同情します.

最近CSでゴジラ作品を毎日放送しているらしく,食後に『ゴジラ対ガイガン』を見る.昨日は『ゴジラ対ヘドラ』だった(別に特撮ファンではないのだが).今は,ジャコ・パストリアスの1982年モントリオールのライブを見ながらこれを書いています.酒でも飲むかな.

2008年11月4日火曜日

日常

連休もあっという間に終わり,今日から通常業務.学生もなんとなく浮かない顔をしている.

午後1コマ授業の後,5分で昼食をつまみ,会議.終了後,そのままもう1コマ授業.授業は4週目に入り,パターン化しつつあるので,特筆することもない.動き回っていたので,さすがに疲れた.

1時間ほど細々した雑務を消化して,車でいつもの酒屋へ.ビール(GuinessとKilkenny),昨日切れてしまったスコッチ(Ballantine'sの普通のやつ),コーヒー豆(業務用モカ),オロナミンC10本(私は飲まないが)をお買い上げ.スーパーで食材を適当に買って,帰宅.

実にノーマルな1日でした.何か楽しいことないかなぁ.

2008年11月2日日曜日

九頭竜峡

快晴とまではいかないけど,そこそこ晴れ間も見える天気なので,九頭竜湖あたりまで紅葉を見に行くことに(と言っても,昼過ぎまでCSで『スチームボーイ』を見ていたので,ちょっと遅くなった).

Yahoo!なんかの情報だと「見頃」ということだけど,少し早かったかもしれない.九頭竜湖手前あたりは,結構渓谷にそって赤と黄が鮮やかに混じってる箇所もあったけど,九頭竜湖周辺はまだ色づき始めという感じ.

途中で,道の駅九頭竜に寄ったけど,結構混雑してました.県外ナンバーも多くて意外.名物昇竜舞茸の炊き込みご飯で遅い昼食を食べ,30分ほど走って瀬戸大橋のモデルとなった箱ヶ瀬橋あたりに到着.車を止め,歩いて橋を渡ってきました.眺めは中々爽快(高所恐怖症なので,かなり怖かったけど).

帰りに仏御前の滝に寄る.駐車場から10分くらい山道を登っていくので,運動不足の我々の足には結構答えました.ただ,滝の流れも綺麗だし,高台からの眺めも見事で,楽しめました.

交通量が多い割には,渋滞ということもなく,大野と勝山を通って,帰宅.夜は奥さんが研究室の先輩から借りてきたという『魍魎の匣』のDVDを見てました.まあ原作と比べるのはなしにしても,映画館でお金払って見ようとは思わないかなぁ.街並みが中国みたいだな,と思ったら,ロケ地は上海とのこと.ちょっと無理があったんじゃない,あれは.

2008年11月1日土曜日

大型書店?

昨日1日安静にしていたせいで,体調も万全.気持ちいい秋晴れで,紅葉狩りにでも行こうと思ったけど,私は昼前まで寝ていたし,奥さんは徹夜でアブストラクトを書いていたので,また今度に(休みで快晴の紅葉狩り日和なんてまたあるのだろうか).

冷蔵庫が空っぽだったので,夕方買い物に.とそのとき,駐車場に草刈さんを発見.今日はお顔を取ることができました.餌もくれないくせに,しつこいやつらだ,と思われているだろうな.


スーパーに行く前に,勝木書店(福井ローカルの本屋チェーン.うちの大学の教科書や図書館の本もここ経由で買う)が蔵書50万冊の大型店をオープンさせたというので,覗いてみることに.取り合えず,自分の専門分野の本を見たけど,このままだとだめだろうな.言語学系は,本の選定がいまいちで,場所も心理学の端っこの方に置いてある.認知科学系も品揃えはそこそこだけど,物理・地学の棚の下と心理学のところに恣意的に分散して置かれていた(例えば,大津さん編纂の『認知科学への招待』は第1巻が心理学,第2巻が物理・地学の下にあった).まあ福井でその辺が分かる店員を揃えろというのは無理な話なのかもしれないけど,都市部のジュンク堂,紀伊國屋,丸善あたりなら当然のことができてなくて,蔵書数が多いことを強調されてもなぁ・・・.池袋のジュンクが蔵書150万,丸の内の丸善が120万冊らしいから,並べ方・書物の選定も,その二分の一から三分の一くらいの質になって欲しい(数量化できないのは承知で).京都のジュンクなんて,蔵書30万冊らしいけど,はるかに充実してる感じがするし.これから変わってくれることを期待.
そうはいいつつ新書を5冊買って,生協へ食材の買い物に.最近のカップラーメンや伊藤ハムの問題で,謝罪・説明の紙があちこちに貼られていた.まあ,私はあまり気にしてないけど.「何を信じたらいいのか」なんてテレビでよく主婦が答えているけど,信じる前に自分を取り囲んでいるものに何が入っているか調べてみたらいいんじゃないかしら(私の特論に出てる学生は言ってること分かるよね).

今晩から酒解禁.期間限定の琥珀エビスを買ってみました.味はイギリスでいうとBass Pale Aleみたいな感じで,KilkennyやCaffrey'sより甘ったるい.個人的にはKilkennyの方が好きだな.

2008年10月30日木曜日

サニーサイド

今朝も晴れてはいたものの肌寒い感じ.そろそろ灯油を買っておいた方がいいかもしれない.

体調は大分良くなったものの,まだ頭痛がする.授業は午後からなので,家で本を読みながらしばらく安静にしていることに.

大学に行くと,CALLシステムの業者の人が研究室を訪ねてきた.CALL教室の更新が来年の秋なので,それに向けて現行のシステムのバージョンアップをということでした.それだけの予算はおそらくないので,情報演習室にちょっと付加機能を備えた簡易型CALLシステムになるだろうという話にはなっているけど,一応お話は聞いておいた.しかし,高いね,教育用のシステムってのは.

授業は喉をいたわりながらやったものの,大きな教室なので,やはり終わると喉が痛い.頭痛も酷くなってきたので(薬の効き目が切れただけかもしれないが),さっさと家に帰る.途中,近所のサニーサイドというお店でケーキを購入.奥さんが家で学会応募のアブストラクトを書いているので(あと風邪ひいて迷惑かけたというのもあるけど).コーヒーカップとソーサは,奥さんの研究室の方から結婚祝いにいただいたもの(いただきものばっかりだな,我が家は).気に入っていて,いつも使わせていただいてます.

体調を万全にするため,今週末こそおとなしくしていよう.

2008年10月29日水曜日

草刈さん

先週末の風邪が治ったと思ったら,また体調を崩してしまった.治ったばかりで,寒空の下,草刈りをしたからか.或いは,月火の授業で消耗しすぎたのだろうか.この辺は,もう秋の衣服だと震えがくるくらいの体感温度だけれど,まだ講義室には暖房が入らなくて,とても寒い.立って教えてる私でも寒いんだから,座って聞いてる学生はもっと寒いんじゃないだろうか.これも経費節約?

大体,私の場合,喉の調子が悪くなって,熱が出てというパターンが多いのだけど,昨日は違って,喉もまあ授業後の普通の状態(ちょっと痛い),熱もない.その代わり,足が強烈にだるくて,ふらふら.研究室のソファで10分ほど寝て,血糖値上げるためにチョコレートを食べて,仕事をしてたけど,家に帰ったらもうだめで,熱も出てきて,ずっと寝てました.

ずっと寝ていたのと,奥さんの看病のおかげで,今はそこそこ回復し,今日も会議2つなんとかこなしました.明日,授業でまた体調崩さないように注意しよ.

年末までにnegationが絡む論文を書こうと思っているのだが,どうもnegation自体の知識が薄っぺらいので,Laurence HornのA Natural History of Negationを本棚からひっぱり出してきた.大部だがじっくり読もうと思う.昔阪大に講演に来て,ちょっと会ったことあるんだよな,この人.

先日駐車場に現れたネコは「草刈さん」と我が家では呼ぶことにしたのだが(近所の「やまむら亭」という洋食屋の近くに現れるネコは「山さん」と言う),別の場所にまた出没したらしく,奥さんが写真をくれた.今度はちょっとお顔が拝見できる.昨晩サカって鳴きわめいていたのは草刈さんだろうか,それとも熱にうなされていたための幻聴か.

2008年10月26日日曜日

草刈り

朝から曇りがちで風も強く,肌寒い感じ.そんな中,朝9時から公舎の草刈りでした.上の階の方が,数週間前に庭の方を草刈機で刈っておいてくださったので,今日は生垣を整えたり,まばらな雑草を抜く程度で以前よりかなり楽(それでも植木バサミを長時間使ってたせいで,手がぷるぷるする).駐車場のフェンスの外にネコがいて,撫でさせてくれた.写真を撮ろうとすると,正面からのショットを頑なに拒むので,後ろから柔らかそうな背中を狙ってみました.

2時間ほどして,今度は防災訓練.非常食を作ってみたり,テントの設営をしたり.何でも防災訓練を実施すると,町から補助金が貰えるそうな.特に問題もなく終了.

慣れない朝の作業で疲れたので,しばらく昼寝.ちょっとがっつりご飯を食べるか,ということで,渕町というところにある福亭という台湾料理のお店へ.苦しくなるくらい食べる.ビールが飲めればいいのになぁ.車でしか行きようがないからしょうがないけど.

帰宅すると,激しく雨が.数日は雨のようです.ネコは大丈夫だろうか.

2008年10月25日土曜日

神戸2

神戸2日目.体調もかなり良くなり.Kobe Conference on Typologyに行ってきました.Peter Sellsに会うことができてよかった(今年の2月にもヨークで会ってるけど).おまけに私とAndyの論文をreferしてくれてありがとう.

学会が終わって外に出ると,キャンパスからは見事な夜景が楽しめました.景色が昼夜問わず綺麗なのは素晴らしいと思うけど,神戸大は六甲駅から山を登っていくのが,いつも本当につらい.学部時代阪大に通ってたときも,通称阪大坂は結構しんどかったけど,神戸大の場合は軽い登山と言ってもいいくらいじゃないだろうか.

明日は朝9時から公舎の草刈りと防災訓練という名の炊き出しがあるとか.どうなることか・・・.

2008年10月24日金曜日

神戸

神戸にやってきました.神戸大で今日は前夜のコロキアム,明日は1日中学会.

昨晩から調子が悪く,今日も喉が痛く,熱っぽい.昨日午後の授業中,咳き込んだり,鼻をすすったりする学生が多かったので,季節の変わり目で風邪がはやっているのかもしれない.大学は多くの人が教室などの閉じられた空間に長時間集まるので,風邪が広まりやすいんだろうなぁ.

普段田舎で暮らしてるので,学会で都会に来ると,うろうろ本屋を回ったり,田舎にないような店で飲んだりするけど,今日はとっととホテルに帰ってきました.明日もあることだし,早く寝よ.

2008年10月22日水曜日

スーパー7

朝,日が照っていて,天気予報でも雨は夜中からということだったので,洗濯物を干して家を出たら,昼過ぎにポツポツ.少量の洗濯物だったからよかったものの,天気予報外れすぎじゃないか.

午前中は特に予定が入っていなかったので,授業準備をぼちぼち.午後は2時間ほどの会議がひとつ.夕方はセンターの研究会があった.例によって,議論が長引き,3時間弱.まあ,ここのセンターは違う分野の人々の寄せ集めだし,ちょっとずれた感じの議論が中々面白いんだけど.夜は8時から10時前まで,月1回の福祉関係の人向けの英語レッスン.前回でテキストが終わったので,新しい教材を選定して,今日はちょっと進んだだけ.普段研究者以外の人と接することもあまりないので,結構楽しいもんである.

帰宅すると,2週分のNew Scientistが届いていた.なんで2週分が一度に届いたんだろう.イギリスのRoyal Mailがまたストでもしたんだろうか.それらをぱらぱら見ながら,アニマルプラネットで『アフリカ動物王国のスーパー7』を見る.この7というのは,ライオン,ヒョウ,チーター,ハイエナ,ゾウ,サイ,バッファローのようだが,実際はライオン,ヒョウ,チーターの狩りと獲物探しをするハイエナがほとんどだったような・・・.最後はライオンの縄張りに入ったハイエナが殺されるというオチ(?).動物ものは基本的に好きなので,なんだかんだ言って楽しんで見るんだけど.

明日は午後に1コマ授業があるだけなので,多少研究の時間が取れるかな.

2008年10月21日火曜日

もう冬なのか

今日も授業は2コマ(そして今日もくやしいほど快晴).

1コマ目,自然科学系の内容なのに,なぜか経済学部からの受講生が多いという不思議な授業.今日発表した3人の学生は,中々きっちりやっておりました.異常におとなしいうちの学生だけど,前に立たせると割とちゃんとやってくれるのね.

次の授業との合間に,明日の会議(打ち合わせ?)に必要な書類の作成とか,事務的な電話とか,あれとか,これとか,それとか,あれらとか,これらとか,それらの苦手な(ゆえに嫌な)仕事を片付ける.

夜コンビニに行くとサッポロ冬物語がもう売っていた(そしてキリン秋味はもう消えていた).別に好きなビールではないけど,とりあえず買ってみました.居間でそれをちびちび飲みながら,録画してあったナショナルジオグラフィックチャンネルの『世界の絶品フルコース』(原題: Food Lovers Guide to the Planet.この邦題はどうなんだろう・・・)を3話見る.インド,ニュージーランド,各国のパンという内容.まあまあかな.期待していたほどではなく,残念.

2008年10月20日月曜日

皇居

今日は午後に2コマの授業.1コマ目の発表者2人は,準備もきちんとしてて,発表もひじょうに丁寧で感心した.他の受講者もきっちり参加していて気持ちよい.この調子で1学期いけると最高だな.

2コマ目が終わった後,東京から帰ってきた奥さんを駅まで迎えに行く.今日は帰りの新幹線まで時間があったらしく,皇居をうろうろ徘徊したり,神保町で古本を漁っていたらしい.

Tomaselloの本は,個体発生と系統発生の話まで進んだ.あと残り100ページで,言語関連の議論のようなので,少しじっくり読みたいところ.でも明日以降雑務で時間がなさそう.今週末は神戸で学会だし(これは雑務じゃないし,楽しみだが).

2008年10月18日土曜日

竹人形の里

今日もあきれるくらいの快晴.

洗濯物を干した後,奥さんが明日東京の兄の家に行くのに手土産を買わなければ,というので近所の越前竹人形の里へ.初めて行ったが,広々としていて,面白いものが色々あった.手土産は和菓子にして,ついでに竹のざるそば置き(?)とそばつゆ入れを買ってきた.

土曜日も営業している遠くの郵便局で用事を済ませた後は,家でのんびりと読書.明日たっぷり時間が取れれば,ほとんど読みきれるかしら.

2008年10月17日金曜日

たこ焼き

昨晩はたこ焼きでした.うちの奥さんの研究室のみなさんが,結婚祝いにくれたたこ焼き器.中々優れものです.後ろにぼんやり写っているのは,サッポロのエーデルピルス.限定発売のはずだけど,いつも行く酒屋には今でも普通に売っている.普段はエビスホップを飲んでいるけど,手に入るうちはこいつをメインにしておこう.

Tomaselloの本が届いたので,懸案の原稿はそこそこに読みふけっていました.私は機能主義の立場でもないし,認知言語学も専門ではないけれど,彼はとても堅実に研究を積み重ねていっており,議論もすっきり分かりやすい.できれば今週末で読んでしまいたいな.

晩御飯の後,ナショナルジオグラフィックチャンネルで『チーター:無敵の3兄弟』を見る.やっぱあんなに速く走ると体力消耗も激しいのね.捕らえた獲物を横取りしたハイエナとヒョウの株が私の中で下がりました.

明日は大学が水道工事かなんかで,水が止まり,トイレも使えなくなるようなので,研究室には行かず,家でゆっくり本でも読む予定.天気が良さそうなので,ふらっとどこかに行くかもしれないけど.

2008年10月16日木曜日

遅延

労働意欲を失わせるような快晴.

午前中は大学連携関係の打ち合わせ.これはすぐ終わる.午後は授業1コマ.前期は瀕死だったCALLシステムだけど,夏休み中に業者がサウンドボードの点検をしてくれたようで,快適に動いてくれた.一人,遅刻してきて,テキストも持たず,寝ている学生がいたので,授業後「もう来なくていいよ」と言ったら,こちらを見もせず,ふて腐れて立ち去ってしまった.善意のつもりなんだけど,通じないもんだね.

Amazonから昨日TomaselloのOrigin of Human Communicationが大学宛に発送されたとメールが来たのに,まだ手元に届かない.チェックしてみると,日通の「外部要因による配送の遅れ」だそうだ.まあ,急いで読みたい本でもないからいいけど,どういう要因なんだろうなぁ.以前自宅を宛先にしてて到着を待っていたら,大学に配送されていたなんてこともあったし(そりゃあまあ近所だけど).

明日は授業も会議もないので,ペンディングになっていたLFGのinflectional morphologyの原稿を書こうかな(いや,書かなければ).
 
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