2009年4月28日火曜日

意識

世間は豚インフルエンザ(swine flu)の話題で持ちきりである.日本に感染者が出た時点で,私の大学は全学休講,立ち入り禁止になるとの通達が出たけれど,今日は通常通り.ちょうど良い(?)ので講義でもパソコンでswine flu関係のBBCニュースを流したりしてみた(ついでにYou swine!なんて表現も教えておいた).

帰宅時にブルーレットおくだけを買うため薬局に寄ると,普通のマスクがほとんど全部売り切れていて,ウィルス防御マスクだけが少し残っていた.普通のマスクだと飛沫感染は防げても,ウィルスは簡単に通り抜けると思うんだけど,ウィルス防御マスクは高いからみんな気休めで普通のマスクを買うんだろうか・・・.

この手の感染症で記憶に新しいのはSARSである.当時,私はイギリスで大学院生だったのだが,広まったのが長期休暇中で,私のいた大学は留学生が多かったので,休暇が終わって香港を中心とするアジア諸国から留学生が戻ってきたら危険なんじゃないだろうか,と心配したものだった.テレビでもBBCだったかChannel 4だったかが,SARS--Killer Bombなんていう怖いドキュメンタリーを放送していて,かなり恐怖心をあおられた.

もう少しさかのぼると,留学初年度の2001年に学内でノロウィルスが流行ったこともあった.夏にイタリアから中学生くらいの語学留学生がたくさん大学に来ていたのだが,その子たちの間でまず流行だし,全学に広まった.フラットメイトが感染して,ずいぶん酷い目にあっていたが,私は結局大丈夫だった.さて,今回はどうなることやら.

先日授業でFirst Wordを著したChristine KenneallyがNew Scientistに載せた論文(記事?)を読んだこともあって,彼女についてネットで調べてみるとAuthors@Googleの1つとして彼女のトークがYoutubeにあったので見てみた(ちなみにChomskyやPinker, Jackendoffのトークも同じAuthors@Googleシリーズで見ることができる).

彼女はメルボルン大学でBA,ケンブリッジ大学でPhDを取った言語学の専門家だが,大学の教員や研究所の研究員にはならずに,サイエンスライター,ジャーナリストになった才女である.自然科学,社会科学,人文科学どの諸分野も,程度の差はあれ細分化され専門家されているので,専門外の人々向けに自分の研究領域について語るというのは中々難しいのであるが,彼女の語り口は専門家の目から見た学術的正確さと門外漢の人にも理解できる明快さのバランスがうまく取れており,その能力の高さが伺い知れる.

「言語」というのは,身近な存在ということもあって,比較的一般の人々の興味を誘いやすい領域ではあり,彼女のような人がライターとして活躍し,Pinkerの本がベストセラーになるのもうなずける.他方日本では各出版社からは様々な言語に関する新書に類するものが出版されているにもかかわらず,「言語学」の中身はちっとも一般に浸透していないし,大学においてですら欧米で言うところの言語学科,認知科学科にあたるものもほとんど存在しない.だから結局fMRIなんかを使って脳科学的な側面から研究しても,「外国語習得には年齢は関係ない」というような俗物的・即物的な研究しか話題にならないのだろう.問題なのは研究をしている側ではなく,研究を取り上げる側,受け止める側の意識だろう.

2009年4月24日金曜日

TIPA

今週も無事終わった.金曜日が終わるとほっと一息,という感覚は最近芽生えたものである.ここ10年くらいは土日も平日もあまり変わらず研究室にいるという日々が多かったので,金曜が終わっても「あっ,明日,明後日は授業ないな,ラッキー」くらいの感覚だったのだが,最近は土日は体を少し休めようと思うようになってきたということか.

研究室のiMacはもうフル稼働している.以前MacBook環境整備で備忘録を書いておいたので,色々設定したり,ソフトを追加するのに,いちいち何をするか思い出さなくて済んで楽だった.さらにDropboxのおかげで,いちいちMacBookからコピーしてこなくてよいのも大きい.このストレージは本当に秀逸だと思う.Jammingの後継辞書ソフトのLogophileもOS Xと親和性があって中々良いソフトである.

ひとつTeX関連で気付いたことは,TIPAを入れるときのtipa.mapの場所がどうも間違っていたらしいとのこと.dvipsのときにどうもtipa.mapを読めてないなと思っていたのだが,私の入れているTeXの最新バージョンでは,TIPAのマニュアルに書いてある通り$texmf/dvips/configの中に放り込むのではなくて,$texmf/fonts/map/dvipsの中に適当にディレクトリを作って,そこに入れておくのが正解のようだ.これでupdmap --enable Map tipa.mapとすれば大丈夫の模様.備忘録としてここに書いておこう.

2009年4月22日水曜日

iMac到着

今日は快晴であった.気分も晴れやかだったので,研究室に彩りを加えるため,観葉植物を家から持って行った.元々前の研究室に置いていたものの1つなのだが,引っ越しの際に自宅に移していたのである.鉢植えを手に電車に乗るのは奇妙な感じだったが,植物が目に入ると殺風景な研究室でも気分が休まって良い.

研究室に入ると,大学生協から留守電が入っていて,注文していたiMacとブラザーのレーザープリンタが入荷したとのこと.早速電話をして夕方に持ってきてもらうことに.大学教員の多くは講義やら会議やらで研究室にいないことも多く,代わりに電話を取ってくれる人もいないので,研究室の電話に留守電がついているとひじょうに便利である.研究に没頭しているときは,居留守を使っても用件が分かるし(冗談ですよ).

午後の会議が予定通り2時間で終わって,しばらく研究室にいるとiMacとプリンタがやってきた.24インチというのは思ったより大きい.当初は,もう1つ縦にしたディスプレイを繋げてデュアルディスプレイ環境にしようかと思ったが,ここまで大きいならこのままでよさそう.設定はまだまだできていないけど,とりあえずDropboxを入れてみた.福井の時は自宅のネット環境がしょぼすぎて使う気にもならなかったが,今は自宅,研究室ともに高速回線だから,気軽にファイル共有できる.自宅のMacBookにも入れて使ってみたけど,実に快適.もうUSBメモリにファイルを入れて持ち運ぶ必要もない.ウェブでもアクセスできるから,iPod touchでDropboxに入れた書類や論文を見ることもできる.何よりFinderでまるでローカルに保存してるかのように使えるのがうれしい.そのままDropboxのフォルダ上でtexファイルをコンパイルしても何の問題もないのだ.SSHで大学のストレージにファイル転送して共有していたことを考えると隔世の感である.

あとは,明日以降iMacに細々としたソフトを入れなければならない.Jammingの後継ソフトLogophileが出て,Jammingのライセンスを持ってる人は優待価格で使えるそうなので,こちらも試してみようかな.Leopardは付属の辞書ソフトが結構いけてるので,どれくらい使うことになるかは分からないけど.

2009年4月21日火曜日

ASDA

雨である.でも(?)眠い.8時間も寝たのに・・・.うちの奥さんは,体が弱っているせいだから養命酒を飲め,と言うがなんだか辛気臭くて気が進まない.とりあえずゴールデンウィークまでこんな感じでだましだましいこうかな.先日受けた新規雇用の健康診断の結果も良好だったので,病気ではないだろう(その直後に雇用者定期健康診断のお知らせが来た.正規雇用者は毎年受けないといけないといけないのは知っているが,こんな短期間に二度も・・・).

3月末に引っ越したので,住所その他色々変更の手続きなどしたのだが,どうもちゃんと変更できてないものが多くて困る.イギリスのNew Scientistという週刊の科学誌を初め,Cognitive Scienceという学会誌,JAFメイトもすべて福井から転送されてくる.すべてネット上で住所変更したはずなんだけどなぁ.一番腹立たしいのはNHKの受信料である.中々繋がらない電話を辛抱強く待って,今度からBS込受信料をケーブルテレビ経由で払いますよ,というのを住所変更とともに伝えたにも関わらず,カラーテレビ受信料引き落としの連絡が福井から転送されてきた.一体どうなっているのか・・・.あとは退職したにも関わらず,それが伝わっていなくて引き落としの連絡が来た公立学校共済の保険とか,挙げればきりがない.

そんな中(どんな中?),今日は細かい発見があった.私はビールがなくなると帰宅時に西友に寄って買って帰るのだが(エビスが他より安いのだ,西友は),ついでにワインでも買うかなと見てみると,写真のような赤ワインを見つけた.何が私の目を惹いたかというと,ASDAである.ASDAはイギリスのスーパーマーケットチェインである(私の住んでいたColchesterの駅近くにも巨大なASDAがあった).ワイン自体は南アフリカ産のなんてことないものなのだが,imported by ASDA, UKとあるので,ASDAが一度イギリスに輸入したものを,さらに日本の西友に回しているのだろう.イギリスで馴染みのある名前を発見して嬉しい一方,日本の企業は自前でワインも輸入できないのかと思うと,なんだか寂しい気もする.需要が違うと言えばそうなんだろうが.

2009年4月20日月曜日

人混み

疲れがたまっているのか,単に春だからなのか,ものすごく眠い.元々よく寝る方なのだが,最近は7,8時間寝ても,朝起きたとき寝足りない気分になる.学生に戻りたくなる瞬間である(失業願望があるわけではない).

そんな中,先週末は東京に戻ってきた奥さんと新宿に買い物に行ったのだが,あまりの人の多さに(?)体調を崩してしまった.高校・大学時代,近場の京都河原町に遊びに行ったときなんかも,週末の混雑に辟易したもんだが,東京は縦横無尽に大勢が移動しているので,より一層疲弊する.結局,それほど買い物することもなく帰ってきた(昼食に入った蕎麦屋はうまかったが).

週の初めから体調が悪いとひどいことになるので,取りあえず日曜日は安静にしていた.しいていえば,Amazonでまた1万円ほど買い物したくらいか (Human: Behind What Makes Us UniqueMolecule to Metaphor: A Neural Theory of LanguageMaking Up the Mind: How the Brain Creates Our Mental WorldThe World in My Mind, My Mind in the World: Key Mechanisms of Consciousness in People, Animals and Machinesの4冊).気軽にアマゾンで研究費が使えるので,ついつい買ってしまう.認知科学系の出版が最近多いというのも大きいが.

月曜は授業はないので,ウェブサイトのアップデートを色々していた.結構面倒でついつい後回しにしてしまうので,思いついたときにやっておかないといけない.それでもまだ終わっていないのだが.

2009年4月16日木曜日

ThinkPad

授業も2週目に突入.講義によって温度差が見え始めた.うまいことどの講義も適温にしたいところだが,こちらがコントロールできない面もあって,中々難しい.まあ,ぼちぼちやるしかないかな.

月曜日にポータルオフィスがリースのThinkPadを設置に来てくれたので,毎日MacBookを持って通勤する必要がなくなった.生協に注文してあるiMacとプリンタはまだ来ないので,完全ではないが,当座はこれでしのげる.2003年からのリースの最終年でスペック的にかなり古くなっているとのことだが(Intel Centrino 1.3GHz, 512MBメモリ),XPを動かすには問題ない.そもそもXPが出た当初,私が買ったDell InspironはPentium 1GHzに256MBのメモリで,さくさく動いていたのだし(後にRedHat Linux専用機になったが).IBM時代のThinkPadはキーボードの質感が最高というので有名だが,確かに素晴らしい.これはいいや,と使っていたのだが,やはり日本語キーボードというのがLaTeXを使うときにネックになって,結局手元にあったFilcoのMajestouch英語キーボードを接続して,写真のような感じで使っている.

今週は火曜日に学内の研究補助金申請の締め切りがあったりして,それなりに慌ただしかったのだが,今日初めて中央図書館に行くことができた.早稲田の電子ジャーナルの品揃えの充実振りにはすでにお世話になっていて,先日も必要だった70年代のCognitionの論文がpdfで読むことができて感動していたのだが,実際の図書館もひじょうに充実している.広い書庫で迷いながら言語学系の書籍を見ていたのだが,文句のつけようのない充実した蔵書である.このためだけでもここに来て良かったなぁと思うくらいである.

なんだかんだしているうちにゴールデンウィークに突入しそうだ.とあるジャーナルの投稿論文の査読も頼まれているので,週末になんとか読んでしまって,自分の研究をしたいところである.

2009年4月12日日曜日

授業開始

授業も始まり,先週に引き続き新しい環境でばたばたしていたら,もう1週間が経っていた.ブログ用の写真を撮る機会もない日々である.

どの授業も初回だし,一番受講者が多い授業でも前任校の半分以下なので,一人一人となるべく時間をかけてしゃべるようにしたのだが,第一印象はどの学生も優秀だなぁ,という感じである.早稲田のレベルを考えれば当たり前なのだが,それ以上に「しっかりしている」という印象がある.まあ,受講者間での多少の能力差はありそうなので,しばらくは様子を見ながら各講義で最適なレベルを探していこうかな.言語情報系の講義も熱心そうな学生が多く楽しみである.

週半ばには,教授会の後リーガロイヤルホテルで懇親会があって,研究室の隣人のオーストラリア人客員教授とお話する機会なんかもあって,楽しかった.しかも私が博士論文でリファーした本を彼が書いていたことに気付く.奇遇である.

あとは,生協のサービスカウンターで名刺を作ってもらうついでに,レーザープリンタとiMacも注文する.大学から支給されるThink Padを明日設置してもらう予定なのだが,やはり研究室にMacがないと困るので,研究費で買うことにしたのだ.

コンピュータと言えば,学内の研究補助の書類を書いている時に,自分のMacBookに形態素解析プログラムを入れていないことに気付き,茶筌をインストールした.Mac用のバイナリーがあったのでそれを使わせてもらい,辞書をutf-8に変換してターミナルで打ってみると,ちゃんと使えた.私の研究で提案した素性を取り込んでFinite-state Morphologyで日本語形態素解析をやるとどうなるか考えているので,ぼちぼち比較してみよう.

週末は奥さんが久々に東京に戻ってきたので,ふらふらと買い物に行ったり(ドン・キホーテで散財した),実家に新しいパソコンを設置しに行ったりしていた.私の両親はこのご時世Windows 98SEを使っていたので,XPの入ったDell Inspironに感動していた.それにしてもパソコンも安くなったもんだ.学部生の頃に,塾の夏期講習で貯めた30万円でノートパソコンを買ったのを考えると,隔世の感である(100万弱でMacを買っていた時代の人たちは,もっと強く感じるんだろうが).

2009年4月6日月曜日

生協

やっと春めいてきて気持ちの良い天気の中,コートなしで大学へ.今日から授業開始である.とは言っても,私は元々月曜日に授業がないので,まだどたばたと環境整備をしている状態.

まず,昼過ぎに健康診断に行ってきた.本当は着任前にしておかなければいけないのだけど,遠隔地からの着任で時間的余裕がない場合は,着任後でよいというので,今日になったのである.大隈会館につながっているリーガロイヤルホテル東京に大学が紹介したてくれたクリニックがあるので,日向ぼっこをする学生でにぎわう大隈公園を通っていく.

高級ホテルの中ということで,ふかふかの絨毯が敷かれていて,病院とは思えない雰囲気.看護婦さんの対応もずいぶん丁寧である.嫌いな血液検査も乗り越え,診断自体は特に問題もなく終了.その足で,大学生協に加入の手続きに行く.生協脇の語学教科書売り場は長蛇の列で,ちょっと悪いことをした気分になる.受講学生に並ばせるのも酷だから,来年以降教科書指定をやめようかな,と思わないでもない.

研究室に戻った後,持ち込んだMacBookがプロキシを設定してもネットにつながらないので,ネットワークの管理者に問い合わせると,前この研究室にいた人が固定IPを使っていて,DHCPで接続できなくなっていたのが原因だと判明.すぐに担当の方が来てくれて,無事解決.

ネットにつながるようになったし,生協にも加入したので,生協のネットで本を3冊注文する(東京大学出版の『言語と思考を生む脳』と『こころと言葉:進化と認知科学のアプローチ』の2冊と,中公新書の『人はいかに学ぶか:日常認知の世界』).学部のメールボックスまで配達してくれるとのこと.前任校には大学生協がなかったので,ひじょうに便利である.Amazonの洋書を生協建て替えにして校費で買うことができるというので,ついでにそちらの登録もしておく.

色々やっているとすっかり遅くなってしまった.10時過ぎに研究室を出る.それでも電車は結構混んでいる.東京だなぁ・・・.明日から授業だけど,取りあえず学生がどんな感じが様子を見てみないと分からないことも多いので,今週はウォーミングアップかな.

2009年4月4日土曜日

新年度開始

いやはや,色々イベントがあって目が回りそう.

4月1日は9時から入学式に出席.普段は着ないスーツに身を包み(ずいぶん前に就職面接用にイギリスで作ったやつである),朝のラッシュに揉まれていると,一日が始まったばかりなのに,もうへとへとである.これを毎日やってる人々には素直に感心してしまう.なんとか早稲田駅に着いたはいいが,新入生と保護者の方々,クラブ・サークルの勧誘でごったがいしていて,前に進むだけで大変である.警視庁が出て交通整理までやっているという有様.

取りあえず,記念会堂の登壇教員控え室に辿り着き,ガウンに帽子を被り待機.私はイギリスで博士を取っているので,本当は帽子も違うデザインなのだが,学位授与の時は借り物で済まし個人所有していないため,今回は大学が用意してくれたものを使うことに.今後のためを思うとイギリスから注文しておいた方がいいのかな.

式はひとことで表現すると「派手」ということになるだろうか.我々教員も登壇するとき,ずいぶんフラッシュを浴びせられたが,なぜ皆さん教員なんかの写真を撮るのだろうか.めずらしいコスプレをしている人たちがいる,という感覚なのかな.

1時間ほどで式も終わり,学部が用意してくれた弁当を食べ,すぐさま会議が2つ.その後,人混みを文字通り掻き分け,大隈講堂に移動し,今度は学部の入学式に登壇.またガウンと帽子を被る.ただ座っていただけなのだが,慣れない環境と人の多さでぐったりである.でも,大学全体と学部の2つの入学式会場に入るのに,肌寒い中長蛇の列に並んでいた新入生と保護者の方々は,もっと疲れただろうなぁ.地方から出てきた列席者も多かっただろうし.

翌2日は,スーツは着ていたものの,朝のラッシュを避けて大学に行き,午前中から研究室の荷物整理.大体片付く.午後は大隈会館に行き,辞令交付である.新任教員と職員をあわせると結構な数になるので,なんだかんだで1時間半弱はかかる.この大隈会館は,中でリーガロイヤルホテル東京とつながっているらしく,そのままホテルの会場に移動し,懇親会に出席.私は早稲田出身ではないし,知り合いも誰一人としていないので,特に誰としゃべることもなく,ホテルのおいしい食事と酒をたらふくいただき,退散(すいません).昔,学部生時代にこの手のパーティーに出たとき,知り合いの先生に「こういうときはね,壁に向かって立って,黙々と食べていればいいんですよ」と言われたのを思い出す.

昨日3日は,スーツからやっと解放され普段の格好で大学へ.午前中は事務の方から種々の業務についての説明と学部棟の施設案内をしていただく.午後から新任教員セミナーというのが3時間ほどある.同じ「大学」といっても,こうも違うものか,という印象.やはり日本を代表する私立大学ってのは,何もかも整備されている(あるいは整備しようとしている)のだなぁ.私は国立の所謂研究大学出身者なので,大学がここまで多種多様な学生・教員向けサービスのようなものを提供していることに,ただただ驚くばかりである.

夕方帰宅すると,両親用に注文していたDellのパソコンを留守中に配達にきたようなので,電話してすぐに持ってきてもらう.受け取った後,8時くらいに家を出て,車で茨城へ.さすがにこの時間だと大泉インターまでの道も空いていて,2時間ほどで奥さん宅に到着.両方とも新しい職場の仕事始めで,ぐったりしているので,割とだらーっと週末は過ごしております.来週から早速授業なので,あまりだらだらしてられないんだけど・・・.
 
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