2008年12月26日金曜日

クリスマススピーチ

今日は県内全域に風雪警報.そんな中,新快速で大阪に行く奥さんを,敦賀まで車で送る.今庄辺りはさすがにかなり積もっていたけど,それ以外はまだたいしたことない.帰りは越前海岸沿いを帰ってきたが,海は大荒れ,しおかぜロード(旧河野有料道路)も通行止めだった.これからどっさり積もるんだろうか.

今年のクリスマスも特にイベントめいたことはなかった.24日は明け方近くまで,とある書類をせっせと書いていて,夕方郵便局に出しに行った.生協で買い物をし,近所のサニーサイドでケーキを買い,夕食.鶏の脚を塩コショウだけのと,ハーブを詰めたものと,2通り作って焼いてみたが,やはり予想通り塩コショウだけの方が肉の旨みが出ておいしかった.他に,スモークサーモンのサラダ,クリームチャウダーなんかを作り,スパークリングワインでいただく.

25日は,国際交流関係の研究会だったので,雑務もろもろをした後,福井大から来ていただいた先生にお会いする.とても積極的に留学生のサポートをしている方で,色々参考になった.やはり国際交流や留学生サポートというのは,それ専門で,使命を持ってやる人がいないと,活性化しているというレベルまで行くのは難しいだろうな,という印象を持った.もちろん,それらに関わる労力をうまく教員間で分散させられて,連携を取れればいいのだろうが,それでもリーダーというのは必要であろう.

夜,BBCで恒例のエリザベス女王のクリスマススピーチをやっていたので見る(時差の関係で,もう26日になっていたが).内容は,特に例年と変わらず(英国のために犠牲になった人々への追悼,献身の心の重要さ,などなど).ちなみに,エリザベス女王はエセックス大学の40周年にお越しになって,そのとき私は各国学生代表の1人としてお迎えして,お話したことがあるのだ(ちょっと自慢).

英国内では,Channel 4が,alternative Christmas speechesの1つとしてイラン大統領Mahmoud Ahmadinejadのスピーチを放送したとか.まあChannel 4らしいといえばそうなんだが・・・いまいち意図が読めないな.Alternativesの1つだと言えば,まあそうなんだろうけど.

2008年12月22日月曜日

ネットブック

先週末は,天気の良い土曜日は休日業務で大学でお仕事,天気の悪い日曜日はフリーでした(むむむ).今日が年内最後の授業日.月曜日を最後にするくらいなら,休みにしちゃえよ,と学生は思っていることだろう.私もそう思う.学年暦って,面倒くさいことになってるよな.でも,学生はちゃんと授業に顔を出していました.

閑話休題.先日ボーナスが出たので,何か買う物はないかなぁと考えていたのだが(貯めとけよ,という声は聞こえないふりをして),最近流行のネットブックでもどうか,と思い始めた.職業上学会などで地方に行くことも多く,ラップトップがいつも荷物になるので,ちょうど良いかなと.今所有している中では,MacBook Proを持って行けるといいのだが,大きすぎて嫌になるので,妥協して家のVAIOを携帯することが多い.でも,どうせ妥協してWindowsマシンを使うなら,もっと小さい方がいい.薄くて軽いMacBook Airを買うという手もあるが,ネットブックが5, 6台買えてしまう値段だし,さすがに気軽にお買い上げという気にはならない.

私がノートパソコンを買う際の,必要要件として絶対譲れないのが「英語キーボード」だ.我が家にあるパソコンは,古いDell Inspironも,iBook G3も,MacBook Proも,VAIO type SZも,奥さんが豪州で買ったAcer Aspireも,全部英語キーボードである.日本語キーボードの何が嫌かというと,「'」に「Shift+7」,「"」に「Shift + 2」が割り当てられているのが一番大きい.私は数字キーはキーボードを見ないと打てないので,いちいち面倒くさいのである.その他にも,; : () [] {}やバックスラッシュの位置を英語キーボードで指が覚えているので,日本語キーボードだとLaTeXで論文を書くときにやたらミスタイプして嫌になるのである.普通のラップトップでも,英語キーボードを選べるのは,Mac, VAIO, Dell,最近のLet's NoteのWくらいなのだが,ネットブックではさらに選択肢が減るようで,DellでオーダーするかASUSの英語キーボードをパーツ屋から買って自分でつけかえるしかないようだ.

もう一つ,我が家の問題は,なんとこの時代に高速回線がきていないので(実は光があるのだが,ケーブルテレビに加入してないと使えなく,住んでる公舎は未加入・・・),前はウィルコムで,今はauのデータ定額を使っている(イーモバイルも圏外なのだ).そのauのカードがCFかPCカードなのである.そのせいで家ではMacではなく,VAIOを使っている.で,上記のDellもASUSもこれらのカードスロットを備えていない.なので,家でネットにつなぐとなると,VAIOでICSをオンにして,無線でVAIOとネットブックをアドホック接続という,なんだか面倒なことをしなければならない.

出張用と割り切れば,別に家ではVAIOを使ってればいいとも言えるのだが.うーん,どうしたものか.なんて考えているうちに,結局買わないなんてことになりそうな予感も.

2008年12月19日金曜日

シンポジウム

今日は大学連携プロジェクトの第1回シンポジウム.私も一応(?)メンバーの1人なので,会場である駅前の「響(ひびき)のホール」へ.ついでに,阪大に行く奥さんを駅に送っていったのだが,一日に10本も走っていないという九頭竜線がホームにいたというので,写真を送ってくれた.見事な1両編成である.まあ,イギリスでもIpswichからCambridgeの電車なんか1両編成だったりするから,田舎ってのはこういうものなのかもしれない(朝5時に起きて,その電車に乗ってケンブリッジ大学に発表に行ったのを思い出す.車ならケンブリッジなんてすぐなのに・・・).

シンポジウムは,招待スピーカの方々は皆話がうまく,ひじょうに楽しく拝聴させていただくとともに,勉強になった.このプロジェクトは,「学習」というのが1つのキーであるのだけど,私が3年前イギリスから帰国して,今の大学に着任したときは,「学習」なんてこれっぽちも興味がなかった.自分の体験を一般化するのも気が引けるが,自分の研究分野の世界的研究拠点になっているような海外の大学でPhDをやった人の多くは,とにかく24時間365日研究漬け,右を見ても左を見ても,教員も大学院生も,もう当たり前のようにせっせと研究をして,毎週他の大学から研究者が講演にくるような環境にどっぷり浸かっているせいで,大学ってのは「研究」機関であって,教育機関だなんて思わないのではないだろうか(アメリカはそうでもないのかもしれないけど,イギリスは特にその傾向が強いと思う).そもそも,世界中から優秀な学生が集まっているわけで,「学生がどう学習するか」なんて深く考えなくても,皆自分から学ぶのである.

しかし,そんな環境から日本に帰ってきて,教員として日本の大学で教えていると,「これはそうも言ってられないな」という危機感を持つことになる(別に日本の大学生や私の勤務校の学生が酷いということではない.優秀な学生はもちろんたくさんいるし,こちらの頭が国際基準から国内基準に切り替わってないだけである).日本認知科学会の大会なんかに参加しても,やけに「学習,学習」と大学における教育をテーマにした発表も多い.そこで初めて二足のわらじ的に,学生がどうやったら実りある学習体験をしてくれるか,なんてことにも関心を持つことになるわけである.イギリス時代の私を知る人は「あのオトグロが・・・」と思うかもしれないけど,私の講義や演習にでるからには,やはりそこで何かを得て欲しいし,そのために努力をするのも,大学「教員」の務めなのだろうな,と変わりつつあるのが,自分でも分かる(もちろんその結果,研究のわらじを脱ぎ捨ててしまったら本末転倒だが).
イギリスの研究で思い出したが,先日RAE2008の結果が公表された.RAEというのはResearch Assessment Exerciseといって,7年(だったかな)に1回行われる,イギリス国内の大学の「研究」のレベルを評価するものである.単に業績を数値化したり,掲載雑誌のIFで測るのではなく,所属する教員の提出した研究論文を,各分野の一流の研究者が「すべて読んで」,そのレベルを評価するのである.ものすごい労力だし,時間もかかる(私の元指導教官が今回の審査員になっていて,同情するくらい大変そうだった).アメリカや日本の大学は,Times Higher Education Rankingみたいな「教育」をベースにしたランキングを重視するみたいだけど(まあこれもイギリスのTimes誌発行なんだけど),イギリス国内ではこのRAEが大学の序列を決めていると言ってもよいのではないだろうか.

私の母校エセックス大学は全121大学中9位と中々の健闘でした.内訳は,政治学科,社会学科が全英で1位,経営学科,歴史学科が2位,経済学科が3位,言語学科が4位ということでした.まあ多少これらの学科の足を引っ張ってるのがあって,総合では9位という感じだそうです.ちなみに総合1位はケンブリッジ,2位がLSE,3位がオックスフォード,以下インペリアルカレッジ,UCL, マンチェスター,ウォリック,ヨーク,エセックス,エジンバラまでがトップ10とのこと.トップ3は常連として,エジンバラが思ったより低いなぁ,という感じ.何はともあれ,出身大学の奮闘を聞くと,私もがんばらねばなぁ,と思う.

2008年12月17日水曜日

文学

今日はめずらしくスカッとする快晴.どこかにふらっと行きたいところだが,当然そんなことが許されるはずもなく,午後から会議のようなもの(というか純粋な意味での単純労働).この手の会議でいつも一緒のイギリス人の同僚と,こうやって監禁されるときはいつも快晴だね,といつもの挨拶(?)を交わす.その後,明日の授業で行うテストを印刷したり音声ファイルを編集したりし,夕方は6時までセンターの研究会,その後福祉の人向けの英語が10時前まであって,帰宅.

今日の研究会は,10月に着任された人の英文学の話だったが,テクストの解釈をベースに進めていくのを聞いていて,学部時代を思い出して,懐かしかった.今でこそ,まったく文学とは無縁の分野を研究しているけど,学部は英米文学・英語学専攻なので,英米文学の授業をたくさん履修したのである.特に印象に残っているのが,アメリカのBall State Universityからフルブライトの客員教授として来られていたDennis Hoilman先生の授業だった.受講生は僅か3人だったが(しかも,他の2人は高校の先生を退職された70くらいのおじいさんと,アメリカ人の言語学の教員),まず雑談で空気を和ませた後,自然に授業に入っていって,丁寧に受講者の意見を聞きながら進めていくスタイルは,まだ留学する前の私にはとても新鮮で,毎回授業で議論するのが楽しみだった.学外でも親しくしていただいて,滞在している部屋に招いていただいたり,奥様も交えて食事をしたり,楽しい思い出である.私が将来は海外で学位を取るつもりだというと,英語のレポート(当時はまだ拙いものだったと思う)を丁寧に添削してくださり,研究室で細かいアドバイスをいただいた.帰国前に研究室の片付けを手伝いに行った際も,たくさんの本や講義ノートをいただいた.自分も大学教員となった今,ああいうのを学者の品格というのだろうなぁ,と自戒の意味も込めて思う.

文学絡みでもう1点.研究会で軽く話題になっていて,私も先日ウェブで見て知ったのだが,『英語青年』が来年3月で休刊になるらしい.そこそこの大きさの本屋や図書館ならどこにでも置いてある雑誌で,学術系雑誌としてはかなりメジャーな方だと思っていたのだが,発行部数も3,000部まで落ち込み,採算が採れなくなったとのこと.中学高校も含めると英語教員ってのは,かなりいるので,大学だけじゃなくて,中高の先生にも買ってもらえれば,なんとかなりそうなものだが,中高にはそういう研究費のような予算がないのだろうか(教材費みたいなのでも買えそうだけど).システムをよく知らないので,なんとも言えないのだけど.

と,疎遠になっていた英文学に思いを馳せた一日でした.

2008年12月15日月曜日

同姓

今日もいつも通りの月曜日.違うとすれば,オフィスアワーの時間に会議が入っていたくらいか(まあ,オフィスアワーを狙って来る学生もいないので,あまり関係ないのだが).

会議から戻ってくる途中,メールボックスを覗くと溢れんばかりに箱がつまっていた.紀伊國屋BookWebから本が届いてたからだった.4冊頼んだのだが,なぜか2, 1, 1と3つに分かれて送られてきた.同時発送だったはずだが,なぜだろう.Derek Bickertonが2冊(Language and SpeciesLanguage and Human Behavior),他の2冊は進化のコンピュータシミュレーション関係で,言語に特化したLinguistic Evolution through Language Acquistion: Formal and Computational Modelsと進化シミュレーションをC言語で組むマニュアルSimulating Ecological and Evolutionary Systems in Cであった.後者の方は,講談社ブルーバックスの『パソコンで見る生物進化』みたいないじって遊ぶものというよりは,順を追って解説が複雑化していく教科書的な本のようだ.Bickertonはさらっと読みたいところだが,現在別の本も読んでるので,読み始めるのは来週以降だろう.この人は割と毒舌というか他人に手厳しいところがあるので,楽しみではある.シミュレーション関係の本は読み通すというものでもないので,時間があるときにパラパラ見ることになるのかな(希望的観測).

その他,頼まなくても送られてくる本として献本というのがあるけど,私のように語学を教えてる教員は教科書出版社からこの時期大量に教科書見本というのが送られてくる.まあ確かに採用するとき色々見て決められるので,ありがたいのだが,毎シーズン50冊以上送られてくるため,どんどん置き場がなくなってくる.本棚に入れていると自分の研究書が置けなくなってしまうので,最近はキャビネットの中に積んでおくことにした.同じように置き場に困っている教員も多いのではないかと思う(特に私のように研究領域が語学教育でない人は).パスワードを発行して,ウェブ上で閲覧できるシステムみたいなものを,出版社共同で開発したらどうだろうか.音声も聞けるようにして.その方が,印刷した本を大量に各教員に発送するより,ずっと安上がりではないかと思うのだが・・・.

まったく関係ない話だが,先日とある不動産会社から「乙黒桃さんへ」という宛名で物件情報がメールで送られてきた.スパムのようにも見えず,実在する会社だったので,アドレスのミスによる誤送信だろうと(実は私の父親宛のメールが誤送信されてきたこともある),「間違ってますよ」と担当者に知らせたのだが,また今日新たな物件情報が送られてきた.本当に物件情報を必要としている乙黒桃さんは,困っていることだろう.珍しい同姓者なので(?),同情してしまう.あるいは,そもそもそんな対応がとろい不動産屋で,物件など買わない方がいいだろうから,かえって良いのかもしれない.

2008年12月13日土曜日

浜焼き

昨日,今週末はゆっくりできる,と書いていたが,朝起きると天気が良く,奥さんが「この前テレビで福井名物として紹介されていた鯖を丸ごと串刺しにして焼いたやつを買いに行こう」と言うので,面白そうだから,敦賀あたりまで行って来ました.福井名物として紹介されているけど,この辺では見たことないので,あれは嶺南(若狭の方)の名物なのだと思う.うちの大学は嶺南の小浜にもキャンパスがあって(そう,あの大統領選で??なことをしていた市です.京都の文化圏でいい街なんだだけど・・・),昨年後期は週1回車で片道2時間弱かけて教えに行っていたのだけど,あんな鯖は見たことなかった.

で,敦賀から少し北にいった杉津(「すいづ」と読む)の辺りにある,魚のマーケットみたいなところに行ってみると,大型観光バスがたくさんいて,随分賑わっていました.やはり時期的に越前カニが目当てのよう.我々が目指すものは,マーケットの横でじりじりと焼かれていました.オジさんが真剣に焼いていたので,邪魔しないように,ちょっと遠くから撮りました.しかし,鯖が丸ごと竹串に刺され,大量に炭火で焼かれている様は,中々迫力がある(隠し撮りしてる感じが,見てはいけないものを見ているようで,凄みが増しますな).若狭おそるべし.
ついでに買った鯖寿司(焼き鯖じゃなくて,しめ鯖の方)を半分ずつ食べた後,綺麗な日本海岸の景色を眺めながら,帰宅.我が家にある一番大きい皿でも乗りませんでした(比較のためにお茶のペットボトルを置いてみました.上にある里芋も福井県大野市の名産です).お味の方は,油がよく乗ってて大変おいしかったです.しょうが醤油で食べるものらしく,さっぱりした感じになり,2人でぺろりと食べてしまった.ビールにも中々合います.鯖三昧の一日でした.そういえば,この間買った,その場で精米してもらった「こしひかり」ですが,香りがよくてとてもおいしい.何杯でも食べてしまいそうで,危険.

2008年12月12日金曜日

今日は授業も会議もない幸せな日.ゆっくり自分の好きなように時間配分して研究できる(ゆっくりしすぎてろくに研究ができない,なんてこともあるが).

我が家にはフルーツバスケットがなく,ミカンなんかを買ってきても,袋のまま置いておくことが多くて,景観上よろしくなかった.そういえば,越前竹人形の里に良さそうな竹の籠があったなぁ,ということで,夕方買いに行ってきました.持ち運び用の取っ手がついていて中々いい感じ.パンなんかを入れるにも良い(近所のパン屋さんの食パンはとてもおいしくて,朝食用によく買いに行く).
今週末は特に予定も入っておらず,のんびり本を読むことができそうだ.来週は色々とやることがあって憂鬱ではあるが・・・.

2008年12月11日木曜日

忘年会

昨日は,センターの忘年会及び同僚の先生の秋の叙勲を祝う会でした.教授会も1時間半で終わり(いつもこうだといいんだが),バスに乗って駅まで.車で行くと15−20分くらいで着くのだが,路線バスはぐるぐると遠回りしていくため,昨日は50分もかかった.本数が少ないため,会の1時間前に着き,紀伊國屋でしばらく時間をつぶし,15分前くらいに会場のユアーズホテルへ.

私は一応幹事の1人なのだが,懇親会のお金の管理が主な仕事なので,もう1人の幹事の方に,会場の予約から,花束の用意から,進行の打ち合わせまで,まかせっきりでした(すいません).記念撮影の後,会はいつも通り進行.それほど羽目を外す人もなく,なごやかに歓談する感じ.事務の方が,超レアな黒龍の「しずく」を持ってこられて,おいしくいただきました.帰りに,叙勲を受賞された先生から,お祝いの会のお礼のおみやげが配られる.かえって,気を遣わせてしまったようで,大変恐縮してしまう.

去年同様,会の後,飲み足りない人たちともう1軒.去年とは別のジャズバーに.カクテルなどは正直いまいちだったけど,田舎だから仕方あるまい.話はひじょうに面白く,楽しいひとときを過ごしました.同じ公舎の人とタクシーで夜1時半頃帰宅.

忘年会は終わっても年内の仕事はまだまだ残っている(まだ学期も終わってないし).今日は,疲れた胃に鋭気を与えるため(?),「けんぞう」の五号蕎麦で昼食.午後は1コマ授業.その後,届いた『認知科学』の最新号をぱらぱらと見て,ずっと放っておいたウェブサイトのLaTeXの項目をちょっとだけ書いてアップする.書くことは決まっていても,結構面倒くさいのだ,あれは(言い訳).

2008年12月8日月曜日

福井なら安心?

昨日,今日とまぶしいくらいの快晴.この2日間で積もった雪もすっかり溶けてしまったが,昨日は自宅から見える雪山が夕日に映えて美しかった.あの山は,冬から春にかけて真っ白できれいなのだが,何という山なのか知らない.いまいち自宅からの距離感が分からないのだが,大野を超えて岐阜あたりにある山なんだろうか.

我が家では,夏以降奥さんの実家から何回か米を貰っていた上,米以外を食べることも多いので,自分たちで買うことが最近なかった.しかし,それもついに底をつきそうだというので,「道の駅さかい」の農作物直売所に,昨日行ってきた.その場で5kg精米してもらったが,中々おいしそうである(まだ食べてないけど).あの直売所は「道の駅みくに」に比べて狭いけど,中々ユニークな農作物も売っていて,色々欲しくなってしまった.
途中丸岡の西洋菓子倶楽部でケーキを買い,家で紅茶とともにいただく.夕方5時からは,自治会の総会に参加する.自治会といっても,全員うちの大学の教員とその家族なので,大学の懇親会みたいなもんである.私は,あまり話し込むような知り合いもいないので,酒をちびちび飲みながら,他の人が話しているのを聞いていた.8時半頃に帰宅.

今日は,朝会議のようなものがあったので,私にしては早起き.特に二日酔いもなし.会議の後,雑務,授業1コマ,オフィスアワーをはさんで,もう1コマ.いつも通りの月曜日である.

昨今の大学における大麻騒動の影響か,うちの大学にも薬物使用防止のポスターが貼ってあった.正確な文言は覚えていないが,「少しなら平気,福井なら安心,軽い気持ちが危険」というようなことが書いてあった.「福井なら安心」の意味を理解するまでしばらくかかった.最初は「福井みたいな田舎では大麻なんて手に入らないから安心.そう思うなよ」ということかなとも思ったが,前後からすると「東京と違って福井なら大麻を吸ってもつかまらなくて安心.そう思うなよ」ということだろう.薬物使用防止を訴えるメッセージとしては,なんとなく釈然としない感じがする.なぜだろう・・・.

2008年12月6日土曜日

障子

朝起きると,結構雪が積もっていた.まあ,天気予報どおりだったので,特に驚きもなかったけど.

ずっと和室の障子がぼろぼろだったので,今日張り替えてみた.本当は晴れの日が良いらしいのだが,休日かつ晴れの日というのが中々ないし,このままでは正月になってしまうので,まあいいかと.実はこちらに引っ越してきて,初めて張り替えたのだが,どうも前住んでいた人が,きちんと剥がさずに新しいのを張っていたみたいで,何層にも古い紙がこびりついていて,桟をきれいにするだけで随分時間がかかってしまった.しかも,買っていた糊が古かったのかうまく溶けず,途中でホームセンターに買いに行くはめに(そこでもっと便利な糊があることを知る).結局,数時間後なんとか張り終えることができた.多少たわみがあるけど・・・.

そういえば,ホームセンターから帰る途中,追突事故を目撃した.福井に来て3年足らずなのに,それまでの28年間の合計よりも数多く自動車事故を目撃しているような気がする.普段運転していると,その理由が分からないでもないが.

2008年12月5日金曜日

アメデラ

明け方に,ものすごい風の音で目が覚める.その後,雷と嵐がひどくなってきた.今日,奥さんは阪大に行く日だったが,湖西線は風が強いとすぐ遅れるし,夜からは雪も降るというので,取りやめることに.その後,粟津と松任の間が強風,今庄で落雷による信号の故障(またか)で,相当数運行になっていたので,判断は正しかったようだ.

そんな悪天候の中,今日は文部科学省から教職関係で,審査員と役人がやってきた.交通が乱れていたにもかかわらず,定刻通りだったので,前日からいらしていたのかもしれない.まあ,大雪じゃなかっただけ,よかったのかも.私はCALL教室の説明が担当だったので,システムの概要や利用状況などを大まかに話す.おおむね納得していただけたようだ.審査員の方は他の大学の教員だと思うけど,文科省からはひじょうに若い人たちが派遣されてくるのね.就職活動中の大学生かと思った.

夜はCSで筋少の20周年再結成ライブの放送があったので見る.飛び入りの横関敦が三柴江戸蔵と共演してるのが見られて中々幸せだった.しかし,横関さんは相変わらず,速いなぁ.Jet Fingersは健在か.私はここ数年,めっきりギターを弾く機会がなくて,腕もさび付いてしまった.フェンダーUSAのアメデラストラトにローランドのBC-30,LovepedalのCOT50という組み合わせで,中々いい音を出すんだけど・・・.高校生の時からすると垂涎の機材を持っているのに,弾く時間は当時の方が圧倒的に長い(1日8時間くらい弾いていたなぁ)というのが,皮肉なもんだ.

2008年12月3日水曜日

無水ウォッカ

今週はこの時期の北陸としては嘘みたいな好天が続く.

大学でメールチェックをすると,大学連携関係のSNSが立ち上がっていて,メンバーになっていた.SNSはFacebookもmixiも使ったことがないので,いまいち要領が分からない.まあ,時間があるときにぼちぼち使ってみよう.

仕事帰りに,新しくなったというツタヤに行ってみる.確かに建物は綺麗で広くなっていたが,特に品揃えが良くなったようには見えなかった.とりあえずスヌーピーのクリスマスDVDを借りる.うちの奥さんがスヌーピーを授業で使っている関係で,スカパーで平日の朝やってるThe Charlie Brown and Snoopy Showを録画しているのだが,それを見ていてはまってしまった.シュールで腹黒い感じがたまらない.

昨日印刷所から年賀状が届いたので,夕食後宛名書きをする.宛名もパソコンから印刷することができるのだが,そこまでやってしまうと何のために出すのか分からないような気もするので,滅多に使わない筆ペンでせっせと書いた.年賀状を出すのなんて,ほぼ10年振りである.以前は海外にずっといるから,という理由で出していなかったのだが,最近はそういうわけにもいかなくなってきたし,何よりお世話になっている人々がいるので,せめてお歳暮・年賀状くらいは出さねばという気になってきた.

我が家の冷蔵庫に奥さんの実家から送られてきたレモンが入っていたので,それを口実に昨日ウォッカを買ってきた.スウェーデンのAbsolute Vodkaである(ウォッカは冷凍庫に保存するので,瓶が真っ白になる).この場合のabsoluteとは「無水」という意味である(解説するのは教員の癖).これをソーダ水と半々で割って,レモン半個を絞ると,実にうまい.最近はウォッカはあまり飲まず,スコッチが多いのだが,学部生時代はよくウォッカを使ったきついカクテルを飲んでいた.特にお気に入りは,ホワイトロシアンというやつだった.コーエン兄弟が監督した『ビッグ・リボウスキ』という映画の主人公が,このカクテルを作中よく飲んでいたので,気になって,自分で作ってみたら,おいしくてよく飲んでいたのだ.ウォッカとジンを等量混ぜて,カカオリキュールを加え(ここまででブラックロシアンというカクテルになる),ミルクを入れると完成である.ものすごくきついカクテルで,鼻先に持ってくるだけで,つーんとくるのだが,飲んでみると意外と優しい感じがする(感じがするだけなので,飲みすぎると翌日が地獄).

2008年12月1日月曜日

淀屋橋

土日が学会だったので,少し疲れ気味.5, 6月と10, 11月は週末学会が多いので,体が休まらない.まあ,昨日のシンポジウムは結構面白かったので,収穫は大いにあったと言えるだろう.

シンポの前に金沢大の学長の挨拶があったのだが,あの角間キャンパスは日本で3番目の広さとのこと.先日英語学会があった際,筑波大が日本一と書いたので,気になって調べてみると,実は筑波は2番目でした.1番広いのはどこかというと,広島大東広島キャンパスだった.ここは春の日本英文学会で行っているので,今年1年だけで,広島,筑波,金沢という国内広さ上位3つの大学に行ったことになる.大学のデザインと雰囲気は,筑波大が一番研究教育施設っぽくて良かったかな.広島大と金沢大も新しくてきれいだけど,やはり山の中過ぎて,ちょっと寂しい感じがある.

そんな下らない考えをめぐらせつつ,今日は快晴の中,通常の月曜日と同じく,授業,雑務,授業の順でこなす.特論は内容的に結構面白かった.学生もそう思ってくれてるとうれしいな.

夕方,仕事がひと段落したので,学会発表でreferされていて気になった文献を購入.アマゾンで4冊,アマゾンに在庫がなかった別の4冊を紀伊國屋BookWebで購入.アマゾンは在庫有りで即日発送,紀伊國屋は海外取次店に在庫有りで10日ほどかかるようだ.紀伊國屋BookWebは,洋書の品揃えはそこそこいいんだけど,ウェブサイトの使い勝手がひじょうに悪いので,なんとかして欲しい.bk1という大手ネット書店もあるのだが,イギリスにいるときに,研究に関係ない日本の本をよく送ってもらったけど(アマゾンと違いSAL便が使えるので),洋書の品揃えが話にならないので,日本に帰国後はほとんど使っていない.

まったく話は変わって,先日生協で「自由軒カレーせんべい」なるものを見つけたので買ってみたが,残念ながらいまいちであった.大阪のせんば自由軒は,京阪沿線出身なので,学部生時代に淀屋橋から歩いて,たまに食べにいったことがあった.淀屋橋はあまり飲食店はないのだけど,他にもロイヤル・ハットというお気に入りのイングリッシュパブがあって,よく大学の帰りにふらっと立ち寄って,フィッシュアンドチップスを食べ,バス・ペールエールを飲んだものだ.梅田のPig & Whistle(数年前行ってみたらなくなっていた)が割と賑やかなのに対して,ロイヤル・ハットは静かで落ち着いた感じで,カウンターで飲みながら本を読むのにぴったりな場所であった.
 
QLOOKアクセス解析