学会はこじんまりしていて,雰囲気も良かったし,面白い発表も結構あって,楽しめた.ちなみ2日目の小泉さんの語彙アクセスの認知脳科学チュートリアルで出てきたStockall & Marantz (2006)の論文の話でふと思い出したのだが,あの論文のMEGによる実験から得られる帰結は,DMを支持しているというよりは,realizationalなアプローチ全体を支持しているだけではないだろうか(あの主張はMarantzが言ってることだから,当然小泉さんとは直接は関係ないのだけど).MarantzはDMの提唱者なんだから当たり前だろと言われればそうなのかもしれないけど,最近時々見られるMEGとかfMRIとかのデータを持ってきて特定の理論的モデルをサポートする方向に持って行く議論というのは,そもそも方法論として適切なんだろうか.
2009年7月5日日曜日
MLF
予告通り,昨日,今日と東北大学で学会だった.東京より北部の距離感がよく分からないのだけど,上野から仙台までたった1時間半で着いてしまうとは,驚きだった.仙台の街も思っていたより遙かに都会でなんだかイメージが変わった(どんなイメージを持っていたのか・・・).
ラベル:
学会