2009年7月5日日曜日

MLF

予告通り,昨日,今日と東北大学で学会だった.東京より北部の距離感がよく分からないのだけど,上野から仙台までたった1時間半で着いてしまうとは,驚きだった.仙台の街も思っていたより遙かに都会でなんだかイメージが変わった(どんなイメージを持っていたのか・・・).

学会はこじんまりしていて,雰囲気も良かったし,面白い発表も結構あって,楽しめた.ちなみ2日目の小泉さんの語彙アクセスの認知脳科学チュートリアルで出てきたStockall & Marantz (2006)の論文の話でふと思い出したのだが,あの論文のMEGによる実験から得られる帰結は,DMを支持しているというよりは,realizationalなアプローチ全体を支持しているだけではないだろうか(あの主張はMarantzが言ってることだから,当然小泉さんとは直接は関係ないのだけど).MarantzはDMの提唱者なんだから当たり前だろと言われればそうなのかもしれないけど,最近時々見られるMEGとかfMRIとかのデータを持ってきて特定の理論的モデルをサポートする方向に持って行く議論というのは,そもそも方法論として適切なんだろうか.
まったく話は変わるけど,仙台といえば牛タンということを聞き,初日の夜ホテルにチェックインする前の早い時間に,牛タンの炭火焼きをいただいた.歯ごたえがあって,肉の旨味が出ていて,とてもおいしかった.店を出たときには,外に結構並んでいたので,早く行って正解だったようだ(まあホテルで仕事しなきゃいけなかったので,早く行くしかなかったんだけど).他にも仙台は笹かまぼことかずんだ餅が有名だそうで,次回行くときに試してみよう.来年春の日本言語学会が東北大らしいので,その時かな.
 
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