2009年1月21日水曜日

白ビール

このブログを書く前,ウェブサイトでニュースを見ていると,三鷹市の中央道で1.5トンのトラックが逆走,9トントラックと衝突して死亡とあって,怖いなぁと思っていたら,その下に近所の福井IC近くの北陸道でも逆走,さらに山口の山陽道でも逆走というニュースが・・・.偶然だろうけど,こうも重なると変な気分になる.それとも,結構頻繁に起こっていることなんだろうか.

今週は特に波乱もなく平穏なスタート.いつも通り授業をし,雑務をし,研究をし,という感じ.しいて言えば,オバマ氏大統領就任演説をウォッカを飲みながら見ていたくらいか.アメリカのことだからと最初CNNをつけていたのだが,あのアメリカの番組ならではのペースとテンションが嫌で,結局BBCに変えた.オバマ氏のCD付演説対訳集というのが,割と売れているらしく,私のところにも「教科書にいかがですか」という感じで,発行元の朝日出版社から献本があったのだが,全然見ていない(送ってくれた出版社の方,すいません).個人的には,前英首相のブレアの方が遥かにスピーチはうまいし,聞いてて心地良いと思うんだけどなぁ.訴える対象とか層が違うと言えばそうなんだろうけど.

今日は,センターの研究会が2つあって,1つはそのアメリカの政治の話だったのだが,他の用事があったので,結局出られずじまい.残念.夜は月1回の福祉関係者の英語レッスン.今日は理学療法関係の体の動かし方なんかを英語で表現してみる.私なんか門外漢なので,現場で働いてる理学療法士の方々から学ぶことの方が多いくらいだ.

そのメンバーの方に,以前奥能登ビール日本海倶楽部という福祉施設で作っている地ビールをいただいたのを,研究室の冷蔵庫に入れたままだったので,家に持って帰って飲んでみる.味は白ビールの代表格Hoegaardenにそっくりで,白ビールが好きな人は気に入ると思う(ネットでも買えるようです).私は,基本的には普段ラガー,たまにエールかスタウトという人間なので,白ビールはあえて買って飲もうとはしないかな.

アマゾンからはGilles FauconnierとMark TurnerのThe Way We Think: Concuptual Blending and the Mind's Hidden Complexitiesと,William ClavinとDerek BickertonのLingua Ex Machinaが届く.前者に関して言うと,阪大時代の恩師が認知言語学の専門だったので,学部時代にFauconnierはMental Spacesを,TurnerはLakoffと共著のMore Than Cool Reasonsを読んだのを思い出す.その後認知言語学でなくLFGを専門にしてきた自分が,また彼らの著作を強い興味を持って読むというのも不思議な縁だ.彼らの目は認知「言語学」と言った狭い領域を越えたもっと遠くに向けられていて,それは私の視線が現在注がれている場所でもあるのかもしれない.
 
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