2009年7月18日土曜日

夏祭り

梅雨が明けたとたん毎日猛烈な暑さでまいってしまう.朝起きると汗でべたべた,掃除をして汗だく,シャワーを浴びても,すぐべたべた.こんなときは男前豆腐と黒豆枝豆でも食べながら,ビールをぐびぐび飲むのが正しい過ごし方だな.

そんな中,今週末は花小金井の夏祭りである.ふらっと行ってみると,まあこぢんまりした都市型祭りという感じであった(東京に祇園祭や天神祭規模の夏祭りがあるのか知らないけど).それでも結構人はいたので,夜店でちょこっと食べ物とビールを買って,ぶらぶらして帰ってきた.ここらへんは我々の年代くらいの人々が多いので,小さい子供がたくさんはしゃいでいた.子供にはこのくらいの祭りがいいのかも.

大学は今週で授業期間が終わり,とりあえずほっと一息.学生の皆さんは来週がテスト期間なので,大変だと思う.1年生は慣れないだろうし,法学系科目は量も多くて一層辛いだろうけど,まあ試練と思ってがんばってほしい.終われば,長い夏休みだしね.

学生にとっての休みは,我々にとっての本番.ここらで研究をぐいっと加速させたいところ(論文査読の依頼が来てしまって,いきなり失速したけど).とりあえず,ネタは結構たまっているので,それらを形にしていかなければ・・・.

2009年7月15日水曜日

梅雨明け

暑い.うだるような暑さとはこういうのを言うんだろう.英語ではa sweltering hot dayと言う.私もバテ気味だし,学生もバテ気味に見える(来週から学期末試験なので,余計疲れているのだろう.法学系科目の試験は大変そうだしね).昨日関東も梅雨明けしたとのことである.まあ暑くても梅雨よりはいいかな.

先日注文していたCroftのExplaining Language Change: An Evolutionary Approachが届いた.10年近く前に読もうと思っていたにもかかわらず,まだ手にも入れていなかったRadical Construction Grammarを注文したついでに買ったのだが,ぱらぱら見たところでは正直まあそれほど面白そうではないかな.今はTomaselloのConstructing a Languageをちまちま読んでいるので,それを読み終えたら見ていこうと思う.

CroftにTomasello?乙黒はLFGやってるんじゃなかったの?Functionalistになったのか?と言われそうだけど,別に認知言語学派に入ろうというわけではない.ただ言語進化を認知科学的な枠組みで考えると,holisticな認知基盤を前提として考えるのは妥当ではないかと思えるし,個人的に共感するところが多いformalistでgenerativistなBickertonも本質的にはそれに近い考え方を持っているようにも思える(本人は否定するだろうけど).ということで,constructionalなアプローチを再考してみているところなのである.GoldbergやHPSGのSag & Ginzburgあたりの,言語現象に特化したかなり狭義でのconstructionalな研究は割とフォローしてきたけど,TomaselloやCroftはもう少し幅白い視点からの見方が結構新鮮で,細かいことをやってきた私には面白い.

ということで,前期も終わって研究に没頭できるのが楽しみである.もう一つ特定課題絡みで形態論の割と細かい研究もあるし,言語学系の仕事で事務的なこともいくつかあるけど,まあやりたいことで忙しいのは良いことだ.ここ数年そういうことができなくて鬱積したものもあったことだし.

2009年7月12日日曜日

都議選

今日は都議選投票日.私の選挙区では自民,民主,共産の3候補で,一応各々の政策指針,主張などを見比べてみたのだが,正直に言うとどなたもあまり訴えるものがなかった(実質2人しか見てないのだけど).そうなると取り敢えず政党で選ぶしかないのだが,現状だと中々それも難しい.霞ヶ関絡みで色々自民が問題があるのは分かっているけど,かといって売国と受け取られてもしょうがない政策を掲げ,財源に対する認識も素人目に見ても甘い民主も気が進まない.公明党の候補者が入れば,そいつを落とすためという理由だけで別の政党にどこでも入れるのだが….

考えてもしょうがないので,出たとこ勝負で取り敢えず投票所に向かい,その場でひらめいたほうに投票してきた.しかし,投票所遠かったなぁ.まあ色々集計などの都合もあるのだろうけど,すぐ近くに小学校があるんだから,そっちにも投票箱を設置してくれるとありがたいんだが.

とりあえず投票も済ませ,今日はいつもは電車で帰る奥さんを車で茨城まで送っていくことにした.東京に住んでいて,毎日朝家を出て帰宅が夜11時過ぎという生活なので,まったく車に乗ることがなく,たまには動かしてやらないといけないからである.例によって大泉ICまでが相当混雑していたけど,高速は快適だった.途中,祭りのような守谷SAで色々買い食いをして,車がないと中々できない買い物をして,別宅へ.今晩は『鴨川ホルモー』を読んでしまおう.舞台が慣れ親しんだ京都で面白い.中々いいなぁ,万城目学.

2009年7月7日火曜日

お役所

そろそろ免許の更新期限が迫ってきたので,昼過ぎに江東運転免許試験場へ.職場の早稲田からだと東京メトロ東西線で20分ほどで行かれるので,結構便利である.私はイギリスに行ってすぐに最初に取った免許の期限が切れてしまって,その後3年以上1度も日本に帰ることができず,完全失効となった(ひどい制度だな,本当に).帰国後,福井の大学に着任して,車がないと生活できないので,2006年にもう一度免許を取得した.よって,今回は初回更新で2時間の講習を受けなければならない.

福井で免許交付の時は,実質交通安全協会費が強制徴収だったが,東京ではさすがにそういうことはないようだ.しかし,例によって高圧的な教官の実につまらなく,常識人には分かり切っている講習を2時間も受け(講習料にはまったく見合わないだろう),本籍地だけが空白で,暗証番号でICチップに埋め込まれた情報が端末に表示されるという,なんだか中途半端な免許証が交付された.

すべてにおいてお役所的な手続きだなぁ,と思うわけだけれど,実際のところ私にとってはこんなのはまだましである.だってイギリスのうんざりするような在留ヴィザ更新と労働許可証交付を過去に経験しているのだから.

私はイギリスで2回のヴィザ更新と1回の労働許可申請をしている.修士課程を終えて博士課程に進むときと,博士号を取った後研究員になるときのヴィザ更新と,博士課程以降TAや研究員として働く際の労働許可申請である.労働許可はそれほど大したことはない.地元の役所に電話して予約を取って,日本でいうところのハローワークみたいなところにいって,取調室のような場所で1時間くらい面接を受けるだけである.

面倒なのはヴィザ更新である.まずお金が結構かかる.修士課程から博士課程の更新はそれほど急がなかったので郵送で確か3万円くらいだったが(でも手続きに1ヶ月以上かかる),研究員になるときは結構急いでいたので,ロンドンの移民局に直接行って即日更新(express serviceという)しなければならず,15万円くらいとられた.

そもそもその即日更新の予約が取るのが大変だった.在英のブルガリア人の友達が朝受付が開く瞬間に電話をかけると良いと教えてくれたので,必死に電話してなんとか予約ができて,数週間後ロンドンの移民局に行ったのだが,とにかく時間がかかる.朝9時に行って,うんざりするような手続きや面接の後,最終的に発行されたのが夕方5時くらいである(その後,そのブルガリア人の友達の家で夕食をごちそうになった.旦那さんは有名なオランダ人言語学者で,話も盛り上がって楽しかった).面接で揉めてる移民がかなり多く,大変時間がかかるのである.

当時は結構うんざりしたし,もう少しスマートな仕組みはできると思うが,その背後にある精神は大いに理解できる.私は,所得税や消費税(VAT)は納めていたけど,所詮イギリス人ではなかったのだから.「国」というのは,理知的な「範疇」なのである.宗教や感情的な思想でその範疇をなくそうとすると,そこに歪みが生じるということが,分からないおめでたい人々が日本にもいるようである.その代表者がスタンフォードで博士号を取った人だというから,あきれてしまう.経営工学以外は何も学ばなかったのだろうか.政権取るのもいいけど,そこだけは直さないと国が沈むよ,本当に.

2009年7月5日日曜日

MLF

予告通り,昨日,今日と東北大学で学会だった.東京より北部の距離感がよく分からないのだけど,上野から仙台までたった1時間半で着いてしまうとは,驚きだった.仙台の街も思っていたより遙かに都会でなんだかイメージが変わった(どんなイメージを持っていたのか・・・).

学会はこじんまりしていて,雰囲気も良かったし,面白い発表も結構あって,楽しめた.ちなみ2日目の小泉さんの語彙アクセスの認知脳科学チュートリアルで出てきたStockall & Marantz (2006)の論文の話でふと思い出したのだが,あの論文のMEGによる実験から得られる帰結は,DMを支持しているというよりは,realizationalなアプローチ全体を支持しているだけではないだろうか(あの主張はMarantzが言ってることだから,当然小泉さんとは直接は関係ないのだけど).MarantzはDMの提唱者なんだから当たり前だろと言われればそうなのかもしれないけど,最近時々見られるMEGとかfMRIとかのデータを持ってきて特定の理論的モデルをサポートする方向に持って行く議論というのは,そもそも方法論として適切なんだろうか.
まったく話は変わるけど,仙台といえば牛タンということを聞き,初日の夜ホテルにチェックインする前の早い時間に,牛タンの炭火焼きをいただいた.歯ごたえがあって,肉の旨味が出ていて,とてもおいしかった.店を出たときには,外に結構並んでいたので,早く行って正解だったようだ(まあホテルで仕事しなきゃいけなかったので,早く行くしかなかったんだけど).他にも仙台は笹かまぼことかずんだ餅が有名だそうで,次回行くときに試してみよう.来年春の日本言語学会が東北大らしいので,その時かな.

2009年7月3日金曜日

形態統語論

火事があったのはもう1週間前のことか.なんだか細切れに色々あって,落ち着かない週であった.前期が終わりに近づいているからかもしれない.企業でいうところの,決算前みたいなものか・・・.

今週やったことといえば,まず髪を切った.私はできるだけ散髪のスパンを長くとろうとするのが,さすがに暑くてうっとうしくなったので,駅前の美容院で短くしてもらった.以前のブログによると,前回切ったのが大阪の千里阪急ホテルで2月15日だったから,4ヶ月半振りである.大体,3ヶ月経ったくらいから,そろそろ切ろうかなと思い出して,実際切る決心をするまで1ヶ月くらいかかるので,いつも通りといった感じか.

散髪の帰りに近所のBook offで綿矢りさの『インストール』と『蹴りたい背中』を買って,その日のうちに読んだ.前者は17歳の時の作品で文藝賞,後者は19歳のときで芥川賞ということで,当時話題になっていたのは,ネットのニュースなんかで知っていたのだが,なんせ日本におらず,わざわざイギリスに輸入(?)してまで買おうと思わなくて,なんとなく読まないままでいたのだ.先日の柴田さんと高橋さんの本で取り上げられていたので,どれどれ,と言う感じで手に取ったのである.読んだ感想は,素晴らしいの一言.非の打ち所がない表現のセンスにはただただ感心してしまった.昔,吉本ばななを初めて読んだときに受けた印象に近いかな.最新刊も読んでみようと思う.

あとは,今週木曜は言語情報のオムニバス講義の担当が私だったので,形態統語論について話してきた.木曜は普段でも3,4,5限と講義があって結構体力的に消耗するのだが,それに加えての講義で,午後1時から8時前までずっと話すことになって,かなり疲れた(最初の3コマを英語で教えて,最後が日本語だったので,なんだか混乱したし).まあ90分で突っ込んだ内容はできないので,複合語(compounding),能格性(ergativity),逆受動態(antipassive),一致(agreement)などの多様なトピックをいろんな言語を見て,実際自分たちで分析してもらいながら進めたけど,楽しんでもらえただろうか.課題でどの程度面白いレポートが出てくるか,楽しみである.

さて,今週末は東北大の学会に顔を出すため,仙台に出張である.東京(上野)から仙台って1時間半しかかからないのね.初めて行く土地なので,ちょっと楽しみである.牛タンが名物なのかぁ.

2009年6月27日土曜日

読書の夏

暑い.猛暑である.しかし幸いにも土曜日なのでTシャツ,短パン,サンダルという快適な恰好で研究室へ.

馬場下町の交差点で信号待ちをしているとき,見たことある人がいるなと思ったら,自民党の与謝野財務大臣だった.ブログのネタに2ショット写真でもお願いしようかと思ったが(←ミーハー),おもむろにしゃべりだした.都議選の応援演説をしにきたようだ.ああいうのって,もっと高いところに立ってやるもんじゃないのかな.まあ,土曜日の人気の少ない大学付近で(早稲田はいつでも学生がうろついてはいるけど),ご苦労様です.

結局,昨日の火事現場はよく分からなかった.ちょっと奥に入ったところだったのかもしれない.今日は西門の前で,大型バイクがタクシーと接触事故を起こしたようで,人が倒れており,坂の下の交番からお巡りさんが自転車で駆けつけてきたところであった.命に別状はなさそうだったけど,なんだか不穏だなぁ.

昨日は火事があったので書き忘れたけど,木曜日に大学生協の本屋をぶらついていて目についた本を3冊買った.柴田元幸,高橋源一郎の『柴田さんと高橋さんの小説の読み方,書き方,訳し方』,森博嗣の『森博嗣の半熟セミナ 博士,質問があります!』と『DOG & DOLL』.今朝3冊とも読み終えた.

『小説の・・・』の方は,東大教授で翻訳家の柴田さんと小説家で明治学院教授の高橋さんの対談.頭の使い方が違うのか,私が無知なのか,作家や作品の細かい議論は正直よく分からなかったが,面白そうな作品の情報を仕入れるという点では,有益な本だった.私は1人の作家にはまると,その人の作品ばっかり読み続ける習性があるので,こうやってたまに新しいインプットをして,裾野を広げていけるのは,ありがたい.柴田さんって,英文学会でお見かけしたことが何度かあるけど,しゃべったことないな.門外漢なので,なんてしゃべりかけたらいいのかも分からないし・・・.

森さんの『・・・半熟セミナ・・・』は,知識のひけらかしのような嫌みがなく,ウィットが効いていて,奥様のささきすばる氏のイラストが実にかわいくて,楽しい読み物だった.『DOG & DOLL』の方はTOKYO FMの会員限定ウェブに書いていた音楽に関するエッセイをまとめたもの.こちらも「森さんらしい」語り口でひじょうによい.

その『DOG & DOLL』の中で,森さんの元勤務先国立N大学の近所の大学(名古屋工業大学だね)にいる友人の研究室に,ラルクのkenさんが所属していたと書いてあった.私は中学・高校時代から仲の良い友人が名工大出身なので,この話は知っていたのだけど,ウェブでkenさんを検索すると(洒落ているわけではない),懐かしい名前が出てきた.

なんでも今kenさんがやってるソロツアーのサポートで,白田`Rudee'一秀(昔はRudyだったよね)さんが参加しているそうな.私は日本のロックギタリストの中では今でも白田さんが一番好きで,高校1年生のとき心斎橋のオンユーという楽器屋であったセミナー(当時最新技術だったフェルナンデスのサスティナーのプロモだったかもしれない)にも参加して,目と鼻の先くらいの距離で食い入るように見ていた.あれは確か皇太子と雅子様がご婚礼の儀を執り行った日で,白田さんは(いつも同様)2時間くらい遅刻してきて,友人と雑居ビルの廊下に座って待っていたのを覚えている.

現れた実物の彼は背が高く,男前で,ラフトレッドの長髪で,当時出たばかりのグランドスラムの『INSIDE or OUTSIDE』の曲を鳴らしながら,がんがん弾いていて,本当に恰好よかった.サインももらって,握手もしてもらった(当時からミーハーである).今も相変わらず恰好良くて,ハードなギターを弾いているのを見て,うれしくなった.

先日なんばHatchで,そのkenさんのライブがあって,結構あちこちのブログにも書かれていた(リフが最高に恰好いいグランドスラムの「INTO THE NIGHT」もやったそうな).東京でも7月にShibuya-AXであるみたいだけど,チケットは売り切れなのね.まあメインのkenさんのことを,これっぽっちも知らないので(すいません),仮に行くことができても,よく分からないってことになるんだろうけど.また見てみたいなぁ,生白田さん.

幸福な時間が・・・

金曜5限の講義が終わった後というのは,幸せな時間である.1週間無事に(無事じゃないことも多々あるが)終わって,研究室でゆっくりコーヒーでも飲みながら,論文や研究書を読むのである.

今日もそんな感じでまったり過ごしていたのだが,夜10時を過ぎた頃,何やら外が騒がしくなってきた.何かが破壊される音が続いた後,けたたましいサイレンが鳴り響き,拡声器で叫ぶ声が聞こえる.なんか物騒だから,もうしばらく研究室にいようと思ったのだが,今度は警報機が鳴り出した.廊下に出て確認してみたが,私の研究室がある建物ではないようだ.窓を開けてみると,騒がしい音とともに,すごく焦げ臭い匂いがした.

間違いなく火事である.どこが燃えてるのかよく分からないし,のんびり本を読んでる場合でもなさそうなので,取りあえず家に帰ることにした.私の研究室から一番近い大学の出口は「西門」といわれる場所なのだが,明らかにそちらからサイレンとか警報機の音が聞こえるので,別の門から早稲田通りに出た.消防車だらけである.地下鉄の駅に向かう途中にもどんどん消防車がやってきていた.

帰宅してまちBBSで確認してみると,私の研究室がある建物のすぐ近くが燃えていたようである.正確な場所と被害状況はよく分からないけど,30分くらいで鎮火した模様.明日研究室に行く途中に通るときにどこが燃えたのか分かるかもしれない.

2009年6月22日月曜日

日本言語学会

更新を随分さぼっていたけれど(なんだか先週は精神的にぐったりするようなことが多かったもんで),先週末は神田外語大学で日本言語学会,今日は玉川大学でG-COEの講演に参加してきました.

梅雨入り後,雨ばっかりだったが,言語学会初日は太陽も出ていて,猛暑日だったとのこと.行きは総武線の幕張駅から歩いたら,結構距離があって,到着時にはへたってしまった.帰りは逆方向に歩いて,京葉線海浜幕張駅から東京駅経由で帰ったら,今度は京葉線のりばと東京メトロの大手町が,所謂「東京駅」の両端に位置しているので,すごく歩く羽目になった.「乗り換え」っていうのかな,あれ.しかし幕張ってのは,近未来都市みたいだな.土日でオフィス街ががらんとしているから,余計そんな雰囲気が漂っていた.あと帰りに舞浜で乗ってきた千葉ネズミーランド(冗談ですよ)帰りの人々のテンションがもすごくて,辟易した.有限状態文法のソースコードをちまちま読んでいたんだけど,あまりのノイズにあきらめてしまった.まあ気持ちは分からないでもないけど,子供じゃないんだから・・・.

言語学会初日の研究発表は中々楽しめたのだけど,首を傾げたくなるような発表もあった.(・・・後から読み返すと辛辣過ぎた気もするので,具体的批判は削除することにしました.ああいう発表が今後ないことを祈ります)

今日は,言語学会の公開シンポで来ていたRizziその他の発表が神田外大で引き続きあったようだが,上述したように玉川大学にもグローバルCOE関係でカナダのマクマスター大学からDaphne Maurerさんが共感覚について講演に来ていたので,私はそちらに顔を出してきた.割と少人数のこじんまりした講演だったけれど,内容はひじょうに面白く,勉強になった.共感覚と言語の起源あたりの議論は,あまり知らなかったので,ちょっと文献を掘り下げてみたいところである.

そんなこんなで大学巡りみたいに,あちこちに行っているわけだけど,自宅には3月まで住んでいた永平寺町から住民税の請求が来ていた.東京だとゆうちょ銀行で払うしかないので,面倒である.まとめて払うと結構な額なので,ATMではなくて銀行の窓口でお金も引き出さないといけない.3時までしかやってないからとても不便である.クレジットカードで払えるようにしてくれたら,払う側と処理する側どれだけの人間の手間が省けることか.さらに,自動車運転免許の更新もしなければいけない.色々考えただけで嫌になるなぁ.

2009年6月15日月曜日

フラワーアレンジメント

昨日姉の義理の母親(義理の兄の母親.この関係を一言で表すことばはあるんだろうか)から,フラワーアレンジメントが届いた.この手のものを扱うお店を京都で経営している方なので,本格的である.ありがとうございます.

早速玄関に我が家の「ギャング」たちと一緒に飾らせていただいた.薄桃色の薔薇が使われていて,明るく上品で良い感じ.ギャングのうち,キウィ(ニュージーランド出身)とトロル(ノルウェー出身)は以前このブログにも登場したと思うが,真ん中の青いネコは今回初登場ではないだろうか.名前をピルチャード(Pilchard)といい,Bob the Builderという働く自動車がたくさん登場するイギリスで人気の子供向けアニメで,主人公Bobが飼っているネコである.

ピルチャードは購入以降数年間をイギリスで過ごし,奥さんが留学するときにオーストラリアについていき,帰国後福井に住み,今は東京にいる,我が家の古株である.背中を押すと「ニャー」と2回鳴く.青い見た目同様,中々クールなやつである.

2009年6月14日日曜日

誕生日

昨日6月13日は私の誕生日であった.欧米では13日が誕生日なんて,不吉なのかもしれないが,私の実家は父親以外全員13日生まれである.当たり前だが,だからといって特に不幸な目に遭ってきたということはない.

金曜日仕事から帰宅後,車で茨城の奥さんの家に向かったのだが,大泉学園付近で日本国旗を持った大勢の群衆がいて,警視庁の交通整理が行われていた.そのせいで大泉ICまで到達するのに,結構時間がかかってしまった.夜8時頃だったのだが皇族でも来ていたのだろうか.ちなみに戻ってくるときも,大泉学園付近は渋滞していて,通過するのに随分時間がかかった.保谷駅付近も例によって道が狭くて歩行者も多く,気を遣う.なんとかならないのかなぁ,あの辺.

三十路を越えると誕生日なんて正直どうでもいいのだが,奥さんが何かくれるというので,3着ほど夏用のシャツを買ってもらった.会社勤めの方はクールビズが広まってきているとはいっても,そこそこのフォーマルさは求められるようで,暑い時期は特に大変だと思うが,大学教員は普段着で出勤でき(まあスーツの人も結構いるけど),適当にその辺の服を着られて楽である.講義も会議もなければ,誰にも会わないので,Tシャツ,短パン,サンダルで行っても別に非難されることもない(と思う).

東京に戻って今朝は,友部SAで買った藁に包まれた本格的な水戸納豆を食べてみた.パックのやつと劇的に違うのかと思ったら,それほどでもない.ただ,豆の歯ごたえがあって,匂いが少し強めのようである.毎回これを買おうとは思わないが(処理が面倒くさい),中々おいしい.

奥さんは東洋大である研究会に行ってしまったので,私はのんびり家で本でも読んで過ごす予定である.特に健康を害することもなく,仕事や家庭で悩みもなく,のほほんと生きていけることに感謝をせねばならない,とまた一つ歳を重ねて一応思ってみる次第である.

2009年6月9日火曜日

WWDC

昨日はAppleのWWDCということで,いつも通り仕事を終えて帰宅後,その模様をネットで視聴してみた.当然スピーカーはSteve Jobsではないので残念ではあるが,内容的にはSnow LeopardとiPhone OS 3.0で盛りだくさんといったところか.私は現状のiPod Touchで満足しているので,新しいiPhoneにすることはないけど,Snow Leopardは良さそうだなぁ.自宅のMacBook(これも今回のラインナップではMacBook `Pro' 13 inになったのね)と研究室のiMacと併せて$49でアップグレードできるみたいなので,しばらく様子をみて評判が良さそうなら,アップグレードしよう.

今日は講義が4時過ぎで終わる日で,時間的に余裕があったので,先日採択通知がきた特定研究課題助成を使って研究に必要な本を選定していた.取りあえずアマゾンで洋書を5冊,生協で和書を5冊注文させていただいた.6万円ほどの出費(今更ながら思うが研究書は高いねぇ).これから粛々と研究を進めたいと思う.

写真は少し前に買って飲んで忘れていたエビスの限定醸造「超長期熟成」というやつ.通常のエビスの2倍の時間をかけて熟成したとのこと.まあおいしいけど,これはエールと解釈していいんだろうか.そうならば他にもっとおいしいイギリスやアイルランドのエールがあるからなぁ.ラガーだとすると通常のエビスやエビスホップの方が好きかなぁ.ちなみにこれを買ったときに,くじを引いたら当たりが出て,キリンの糖質ゼロとかいう訳の分からない発泡酒をもらった.ちょっと飲んでみたけど酷いね,これは.麦茶を炭酸にしたみたいだ.需要があるのかねぇ,こんなものに.

2009年6月8日月曜日

クワガタ

先週土曜の晩,おいしいインド料理が食べたいねと話していて,ネットで検索してみると,田無駅の側に中々評判の良い店があったので,青梅街道を歩いて行ってみた.その途中小さいクワガタが自販機の前をうろついているのを発見.東京とはいってもこの辺は北多摩で大きい木とか公園が多いので,割と普通のことなのかもしれないが,クワガタなんて見たのは久しぶりである(福井でも蛍はよく見たが,クワガタは見たことなかった).

結局インド料理店は混んでいたので,そのすぐ近くにあるタイ料理店に入った.ヤム・ウン・センがものすごく辛かったが,中々おいしい店であった.田無は割と飲食店があるので,また探索してみよう.

そういえば,ネットを徘徊していて,筋少の初期作品がデジタルリマスターで再販されると知った.『SISTER STRAWBERRY』は昔買い逃して後悔してたから,忘れず購入しよう.その流れで横関敦は最近何しているのか調べてみたら,『JET BEST』なる25周年のベスト盤を出していた.『DINOSAUR』とか『SEA OF JOY』とか高校生のときカセットに入れて通学中にウォークマンでよく聴いてたし,欲しいなぁ.iTunes Storeで販売してくれるとありがたいんだけどなぁ.

2009年6月3日水曜日

スパム?

近頃スパムなのか,フィッシングなのか,本気なのか判別しにくいメールをよく受け取る.「あなたの博論を出版しませんか」とオファーしてくるドイツの無名の出版社(少なくとも私は聞いたことない)とか,「linguistlistであなたのことを知りました.ぜひ我々のプロジェクトに参加してください(私の専門に全然関係ない)」とか誘ってくるアメリカの企業とか,「イラクの図書館には本が不足しています.早急にあなたの論文を全部送って下さい」といきなり要求してくる自称イラクの大学教員とか.

こういうのは,不特定多数に同じメールを送っているわけではないし,一応細かい専門領域は知らないまでも私が誰か分かって連絡してきているので,スパムとは言えないのだろう.ただ,何か詐欺めいたものがあるかどうか微妙なので,取りあえずこの手のものは全部無視することにしている.真剣に送ってきているのなら申し訳ないと思うが,やはり頼み方というのがあるだろう.

会ったこともない人間にいきなりメールでコンタクトを取るというのは,結構難しいものである.大学院生の頃,ギリシャ人の友達とケンブリッジの学会で会ったときに意気投合してYork-Essex Morphology Meeting(友人がヨーク大で,私がエセックス大にいたので)というのを立ち上げたことがある.2003年のことである.今思えば,よく学生2人であんなことしたなぁと思うのだけど,イギリス言語学会に資金援助のお願いをしたり,会ったことのない有名な学者たちにも発表に来てもらえないか交渉したので,無礼で無味乾燥になりがちな電子メールを使って,どのようにこちらの誠意と熱意を伝えるかというのを意識した.よい社会勉強になったと思う.

閑話休題.先月さらっと申請した大学内の特定研究課題助成金が採択されたと連絡がきた.ちょうどそろそろまとめに入らないとなぁ,と思っていた研究があるので,それに使わせていただこうと思っている.今年度末までのものだし,そんなに大袈裟な助成ではないので,国内学会で多少発表しようかしら.実は日本語で研究発表したことないんだよな.さて,どうしたものか.国内学会で英語で発表するというのもありなんだろうが,なんか変だしな.

2009年6月1日月曜日

英文学会

先週末は日本英文学会が予定通り東大駒場で開催された.英文学会は,言語学系の発表はそれほどたくさんはないのだが,結構頻繁に参加している(うちの奥さんが英語文学が専門なので,ついでに同行しているという感もあるが・・・).

今回はあいにくの悪天候だったが,開催校が東大ということもあって,結構な参加者数だったようである.私も2日とも参加したのだが,初日は類型論絡みのシンポジウムが中々面白かったものの,2日目は個人的にはなんだか実りの少なくて残念であった.あとは出版社の書籍展示が割とたくさん開かれているので,研究費で3冊(くろしお出版2冊,ひつじ書房1冊)注文して,大学に送ってもらった.くろしおから買った角田太作さんの『世界の言語と日本語:言語類型論から見た日本語』の改訂版と土屋俊さんの『言語哲学コレクション2:心の科学の可能性』は,もう届いていた.まったく毛色の違う2冊であるが,どちらも面白そうで,読むのが楽しみである.

本と言えば,先日話題にした村上春樹の『1Q84』を発売日前に買ったのだが,週末が学会だったので,まだ上巻すら読み終えていない.学生時代なら,大学をさぼって徹夜で読んだだろうが,さすがに今やると仕事に支障が出るので,細切れな時間でぼちぼち読むしかない(それでも寝不足になるのだが).学部生のときに恩師が「学生時代は夢中になって本を読みなさい.それで授業をさぼったって構わない」と授業中に学生に向かって話していたのを思い出す.まったく同感である.多感な時期のむさぼるような読書体験は,そのときにしか得られない財産になる.そんなことができるのは,大学生の時期くらいなのかもしれない.

2009年5月26日火曜日

マスター?

通勤中,西武新宿線の電車内にアサヒが新しく出したビールの広告を見た.取りあえず,新しいビールが出ると飲むことにしているので,買ってみたのだが,う〜んいまいち.ドイツのピルスがどうのこうとうんちくは書いてあるのだけど,なんだか香りに乏しいビールだなぁ.そもそも,私はアサヒのビールでおいしいと思ったことがないので,相性が悪いのかもしれない.一番相性が良いのはサッポロで,エーデルピルス(普段は売っていないが)とエビスはコクと苦みがあっておいしいと感じる.黒ラベルも中々である.キリンも割と好きで,ラガーは余り好みじゃないものの(今は一番搾りの方が主流なのかな),ハートランドは名作だと思う.それらに比べアサヒは,スーパードライも私の舌には味気なく感じるし,熟選もこれがプレミアムビール?という印象である.

ちなみに海外のビールを含めると,ベルギーのステラ・アルトワ(Stella Artois),デンマークのカールスバーグ・エクスポート(Carlsberg Export.日本で売ってる緑の缶ではなく,金の缶のプレミアムバージョン.全然味が違う),オーストラリア・タスマニア島のカスケイド(Cascade)辺りが好み.オランダのグロールシュ(Grolsche),ハイネケン(Heineken),アムステル(Amstel)も安売りしていれば買っていた.アメリカのビールは飲まないけど,例外的にサミュエル・アダムズ(Samuel Adams)は好きで,学会でニューヨークに行ったとき毎晩飲んでいた.Robert B Parkerのボストンを舞台にした探偵小説でよく出てくるビールで,どんな味だろうと飲んでみたらおいしくて,はまったのである.

閑話休題.Michael GazzanigaのHuman: The Science Behind What Makes Us Uniqueを最近通勤電車の中でちまちま読んでいたのだが,やっと読み終えた.450ページ以上ある大部のハードカバーで,毎日鞄に入れて持ち歩くのが重かったが,中々面白かった.基本的にはGazzanigaのオリジナルな研究というより,心の理論(Theory of Mind; TOM)や道徳性(morality),共感(empathy),二元論(dualism),意識(consciousness)などを中心とするヒトに見られる独特の特性について,進化心理学,脳科学,神経科学の最新の知見をまとめた本と言った方がよいだろう.ただ,高等ほ乳類などに見られる同様の振る舞いをまったく無視するのではなく,重要な相違点を丁寧に議論していて,ひじょうに分かりやすい.参考文献も充実していて,それらを追っていくだけで,結構先行研究がカバーできるのもよい.

くしくもNew Scientistで,Gazzanigaとは対立する立場のMarc BekoffとJessica PierceのWild Justice: The Moral Lives of Animalsが今月の新刊として紹介されていた.Bekoffは,動物の心,感情に関する研究の第一人者だが,同時に彼の議論はanthropomorphicだという批判も多い(anthropomorphicで何が悪いと本人は言っているが).まあ機会があったら買って読んでみようと思う.

先日David J Bullerが進化心理学を強く批判したAdapting Mindsが古本屋から届いたので,次はこれを読もうかと思ったが,ハードカバーでGazzanigaの本以上に大部なので,取りあえず置いておいて,本棚に置いて忘れていたWilliam H CalvinとDerek BickertonのLingua ex Machina: Reconciling Darwin and Chomsky with the Human Brainを読むことにした.なんかBickertonの執筆箇所に変なフォントが使われていて読みにくいが,内容は結構面白そうである.

2009年5月25日月曜日

イケベ

月曜日は授業も会議もないので,小汚い格好+髭面(肌が弱いので必要のないときは剃らないのです)で研究室に籠もっているんだけど,今日は贈り物をしなければいけないのを思い出し,帰りに池袋の西武に行ってきました.池袋西武のギフトコーナーって,ブルガリとかの高級品が並ぶところの横にあって,↑のような格好の私は場違いな気がしたけど,ちゃんと丁寧に対応してくれて粗品(洗剤)までいただきました(ありがとう,西武のおばさん).

その後時間もあったので,池袋と言えばあそこだよなと明治通りを歩いてイケベ楽器を覗いてきた.ビックカメラに加えて,すぐ横にヤマダ電機LABIまでできていて,まるで秋葉原のようだったけど(三越跡がさらにヤマダになるらしいですね,やれやれ),イケベは昔のままたたずんでいた.何も買わずに出てきたけど(すいません),あの雰囲気はいいなぁ.

楽器店に関しては,私が高校生だった15年程前は東京とその他の地域の格差は大きかった.私の生息域だった大阪でさえ,心斎橋に石橋楽器と三木楽器(ちょっと高い.梅田にもあった),梅田にナカイ楽器(これまた高い),ワタナベ楽器(狭い)と少し離れた扇町にKEYがあったくらいで,東京ほど選択肢がなかった(まあその他の地域よりは大いに恵まれていたののは重々承知だが).オンユー(心斎橋,梅田)やWEST(心斎橋アメリカ村)のような親切な小規模の店にもお世話になったけど,いつも東京を羨ましい目で見ていた.

当時,私の父親が東京に単身赴任していたので,東京に行く機会があったのだが,その際初めて御茶ノ水の楽器店街を見て,「東京ってすげぇな」と感心することしきりであった.新宿のブートレグ屋街を徘徊して,「うわ,Eric Johnsonが地元テキサスでやったライブ映像があるやん」なんて興奮してたのもこの頃である.

そんなことを思いながらギターを手に取ると,懐かしい感触が蘇ってくる.昔から比べると随分恵まれた環境にいることだし,またちゃんとギターを弾き始めるかなぁ.最近のテクノロジーの発達のおかげで,家に籠もって弾いていても,中々楽しめそうだし.腕も大分落ちているし,昔ほど時間もないけど,やっぱり楽器を弾いているときの快感というのは,他のものには代え難いものがある.

2009年5月23日土曜日

神経科学リテラシー

今日は東大駒場で「神経科学リテラシー」というシンポジウムに出席してきた.新型インフルエンザの影響でどうなるかな,と思っていたが,何事もなく開催されて良かった.朝10時から夕方6時前までと,中々の長丁場だったが,興味深い話が多く,楽しめるシンポであった.

ここ数年,メディアにやたら登場して何でも脳に絡めて与太話をする脳芸能人がいたり,脳を鍛えるとかいう触れ込みのゲームやら本やら訳の分からないものが巷に溢れていたりして,ひじょうに気味が悪い.気味が悪いくらいで済めばいいが,この手の偽科学が広まるのはかなり危険である(子供に見せたくない番組というのを毎年PTAが発表しているが,そこに登場する常連番組より,脳に関する偽科学を扱った番組の方が,教育上遙かに危険だ).

そういう危険を察知してか,東大駒場の科学哲学の人たちが脳科学,神経科学の専門家(脳芸能人ではなく本物の)と,神経科学のリテラシーを高めるという目的で立ち上げたプロジェクトが今回のシンポの主催者の方々である.教科書を執筆し,学部教養課程の学生向けへ導入した試みを初め,脳科学・神経科学と社会との関わり,脳疾患と精神疾患,法体系の再整備,人間観の変化などについての議論も多くあり,想像以上に根深い問題がありそうだという印象を持った.

私自身,法学部に身を置く認知科学者であるので,リーガルマインドと科学リテラシー,神経科学リテラシーとの関わりというのを考えてみる良いきっかけを与えていただいた.普段教えている感触からすると,法学専攻であっても早稲田の学生はそれほど自然科学にアレルギーがないようなので,もう少し社会・法との関わりを感じられるように,脳・認知に関わる諸問題を提示できる方法を模索してみようと思う.

2009年5月20日水曜日

Boot Camp

今日はやけに暑く,うちの近所では光化学スモッグまで発令されていた.そんな中,とうとう東京でも新型インフルエンザの感染者が出た.アメリカから帰ってきたそうだけど,それ以前にもいたんじゃないのかなぁ.神戸,大阪であれだけいて,京都,名古屋,東京でゼロって・・・.要は実態を正確に把握するといったこととは別次元の発表する側の都合なんじゃないかしら.今のところ,私の勤務先の大学がどういう対応を取るのかは不明.今週初めからすでに普段より体調不良で欠席している学生が多いような気が(サンプルが少なすぎて,私の印象だけでは何とも言えないけど).

それはさておき,ネット上の各所で話題になっているけど,先日のMac OS 10.5.7のアップデートでバッファローの外付HDDがMacBookで認識されなくなってしまった.Tigerのときにも同じ事が起こって,当時使っていたMacBook Proで認識されなくて困ったのは記憶に新しい.あのときは電源をマニュアルにして,HDDの電源を入れてからUSB接続することで解消されたのだが,今回はそれでもうまくいかない.

中々アップデートで対応もしてくれなさそうだし,こんなことが頻繁に起こっては困るということで,前からやろうと思っていたBoot CampでMacBookにWindows XPを入れてデュアルブート環境を構築することにした.以前からWindowsのOfficeで作成された事務書類を処理するのに,MacのOffice 2004だと結構レイアウトがずれたりして不都合を感じることが多かったのだ.幸い大学が所有するWindows XPとOfficeのボリュームライセンスで,私のMacBookにインストールできるということなので,メディアを借りてきて,早速試してみた.

パーティションを切った後,Windows領域を一旦フォーマットせずに,そのままインストールしようとして,ちょっと失敗してしまったが(少し前のLinuxとWindowsのデュアルブートじゃないんだから,こんなの楽勝だろうと思って,マニュアルを一切見なかったのがいけなかった.反省),すんなりインストールできた.最初トラックパッドの挙動が摩訶不思議な感じであったが,アップルが提供するアップデートを実行するとまったく違和感なく動くようになった.キーボードで問題を抱える人が多いようだが,私のMacBookは英語キーボードなので,こちらもまったく問題はなかった.

Mac OS使用時に比べちょっと発熱が大きいようだが,今は奥さんの手に渡ったVAIOと同じような感じで快適に使える(CPUもメモリも同じような仕様だから当たり前だが).ちゃんと外付HDDも認識してくれて,ほっと一息である.

追伸:これを投稿した直後に大学からメールが来て(執行部の方々,深夜にご苦労さまです),通常通り講義を行うそうです.発熱等により自宅療養を必要とする学生には特別な配慮をするとのこと(これ,新型インフルエンザに限らないんですよね,当然・・・).

2009年5月16日土曜日

那珂湊

今週末は茨城の別宅(というとブルジョワな響きがするけど,単なる奥さんの住むワンルーム)に来ています.まだこの辺りを探索していなかったので,車で那珂湊と大洗の方までふらっと行ってきました.

夏には東京,埼玉,栃木からの海水浴客で大混雑するらしいけど,今日はそれほど天気も良くなかったし,もう夕方前だったので道も割と空いていた.昼ご飯を食べていなかったので,那珂湊の魚市場の辺りにある久楽というお店で魚介類をいただくことに.私は写真にある刺身定食,向かいの奥さんは久楽丼という海鮮丼.刺身はまぐろ,たこ,はまち,えび,あじのたたきの5点盛りで,どれも口の中でとろけそうなくらい新鮮でおいしかった.しじみの味噌汁も出汁が良く出ていて,満足.他にも色々メニューがあったので,また来てみよう.

その後,大洗の海のすぐ側にあるアウトレットパークに寄る.こちらは中々賑わっていた.私は何も買わなかったが,うちの奥さんは色々と物色していたようである.結局7時過ぎまでうろうろして帰宅.久々に「遊んだ」休日であった.

ネットをチェックしてみると(テレビがないのだ,この家は),新型インフルエンザが神戸,大阪の高校生の間で感染確認とのこと.大学はどうなるのかなぁ.学会も割と多いシーズンだし,関西言語学会は神戸松蔭だよな,今年は.どうするんだろう.

2009年5月14日木曜日

1Q84

村上春樹が今月末に新刊を出すとのことで,予約だけですでにアマゾンに上下巻ともランクインしている.すごいなぁ.我が家も『ウォーク・ドント・ラン』みたいな廃刊のものも含めて,村上作品はすべて揃っており,今回の新刊も楽しみである(私が初めて村上作品を読んだのは小学生のときだから,20年以上も前なんだなぁ).

「村上春樹の新刊」といって思い出すのは『海辺のカフカ』である.私がイギリスで修士を終えたあたりに発刊されて,うきうきしながらbk1で日本から取り寄せたのだが,なんと私の生まれて初めての学会発表(マンチェスター工科大学で開催されたイギリス言語学会)の前日に届いたのだ.翌日は指導教官のAndrew Spencerと朝早くに待ち合わせて,一緒にマンチェスターに向かう予定だったのだが,誘惑に勝てず徹夜して上下巻読んでしまったのを覚えている.まあ,寝てないわけだから,寝坊する心配もなくよかったのかもしれない・・・.

『アフターダーク』も同様にbk1で日本から取り寄せたのだが,届いたときにちょうど奥さん(当時はまだ結婚してなかったが)がイギリスに来ていて,私が細々とした仕事をしている隙に,先に読まれてしまっていたのを覚えている.また,せっかくイギリスにいるのだから,と大学の本屋で英語翻訳版も結構買って,主要作品は全部英語でも読んだものである(The Wind-up Bird Chronicleなんて,John Irvingもびっくりするくらい長かったけど,ストーリーを知っているからか,一気に読んでしまった).

今回の新刊は金曜日発売のようだから,仕事帰りに買って帰って,週末ゆっくり読めるなぁ,と思っていたら,土日が日本英文学会だな.困ったなぁ.金曜日の夜に読んでしまいそうな気もするけど.

そういえば,村上氏は私の現勤務校の出身なんだった.先日,学生が数人『中国行きのスロウ・ボート』を持って,何やら話し合っているのを見たけど,何かの授業で使われているのかもしれない.早稲田はベンチに座って本を読んでいる学生を見ることが割と多くて,自分の学部時代を思い出して嬉しい気分になることがある.電車の中なんかでは,漫画雑誌を読んだり,携帯をいじっていたりする人が多くて,なんだがげんなりするけど,少なくとも大学はそこまで浸食されていないようで,ほっとするひとときである.

2009年5月9日土曜日

フォーラム

今日は日本認知科学会と東大のCoREF共催の「総合学術辞典フォーラム−学問の危機と学問2.0−」というフォーラムが東大本郷であったので,ふらっと参加してきた.場所は赤門を入ってすぐのところにある情報学環の建物で,福武ラーニングシアターという中々ゴージャスなものでありました.ワインが並ぶカフェなんかもあったりして,モダンな感じのする建物.何回か東大本郷には来ているけれど,私の出身大学によって形成された「国立はぼろい」という固定観念を打ち砕かれる.歴史ある建物をきちんと維持し,モダンで綺麗な建物も違和感なく融合させていて,ヨーロッパの大学のようでいい感じである(慶應も私の勤務校の早稲田もこの辺をちゃんと考えていて,キャンパスを歩いていると何となく楽しい).

フォーラムは,昨年度末で東大を退官された原島さんの科学の歴史と今後の方向性に関する話で始まり,産総研の橋田さん,国立情報学研究所の方々の技術的な話があり,最近東大に移られた三宅さんのCoREFの取り組みについての話で終わるという流れで,中々楽しめた.特に原島さんの,パラダイムシフトが起こりえない現在の競争的資金による研究から脱却し,ギボンズ流の2つのモードとは違う第3のモードへの転換へと向かうというくだりは,研究者の端くれとしては,中々ぐっとくるものがあった(と言いつつ第1のモードでちまちま研究するのがやっぱり好きなんだけど).三宅さんは東大前総長が提言して始まった俯瞰講義について触れておられたけれど,もう少し時間がたって成果が見えてこないと,認知科学的な学習という観点からのつっこんだ話は難しいのかな,という印象はあった.始まったばかりだし,これからでしょうね.

分野横断的にそのつながりを見えるようにするという俯瞰講義の理念はひじょうによく理解できるけど,東大とはいえああいうのを学部1年生に導入するのは,中々難しいだろうなぁ.自分の経験を顧みても,取りあえず興味のあることをひたすら追求して,何か自分なりに研究と呼べるものを生み出すことから始まって,ふと周りを見渡し,なんとなくその周辺とのつながりが見えてくる,というのがむしろ普通なんじゃないかという気もする.そこから,とめどなく興味が広がっていくのが研究の面白さでもあるのだろうし.もちろん,ほとんどの人は研究者にはならないわけだし,学部生にも学問の輪みたいなものを実感してもらえたら,素晴らしいのだけど.

2009年5月4日月曜日

ダーウィン

先日richarddawkins.netで注文していたThe Genius of Charles DarwinのDVDが大学に届いていた.今年はダーウィン生誕200周年,『種の起源』出版150周年ということで,色々なところで進化論が取り上げられているが,地元イギリスでもオックスフォード大学のドーキンスがChannel 4で特番をやっており,それをDVD化したものである.ドーキンスはCharles Simonyi Professorの任を昨秋解かれたようだが,まだ積極的にメディアには登場しているようで,喜ばしい.

3部構成の割と長いドキュメンタリーだが,連休中で時間が取れたので,全部見ることができた.第1部はダーウィンの自伝的な話と,自然選択を含めた進化論の概要を紹介するのが主な内容.ダーウィンが進化論へ辿り着くまでの過程を丁寧に説明している.ライエルの『地質学原理』(Principles of Geology)からのインスピレーション,マルサスの人口論から得た自然選択へのひらめき,徹底したempiricalなアプローチ,どれもよく知られたものだが,明快で分かりやすく提示されていて,感心する.ロンドンの高校生(親の宗教上,創造論に毒されている学生が多い)にレクチャーしたり,ガラパゴス島に連れて行ってアンモナイトの化石を一緒に探したりという場面もあり,最後はその高校生たちが心境の変化を語って締めくくられる.

第2部は,Social Darwinism(進化経済学,ナチズムを含めた優生学(eugenics)など)に見られる安易な進化論へのアナロジーや誤解に対する批判,ヒトの心に関する進化論的アプローチとして進化心理学の概要が紹介される(ピンカーが第一人者としてインタヴューされていた).性選択(sexual selection),血縁選択(kin selection)といった現代進化論の重要な概念も導入され,ドーキンスが利己的な遺伝子(selfish gene)を提唱するに至った利他主義(altruism)の問題も取りあげられる.それと同時に,ヒトの親切心,道徳性という特異な利他性は利己的な遺伝子理論では説明できないもので,むしろ高度に発達した脳の利己的な遺伝子への反旗的な振る舞いである,という近年のドーキンスの見解も披露される.

第3部はドーキンスの本領発揮というか,おなじみの進化論vs創造論である.奥さんが敬虔なキリスト教徒であったダーウィンの苦悩,彼が抱いていた将来科学が世界を正しい道へ導く事への期待,それに反して創造論がいまだにはびこる現状が紹介される.例によってあきれるくらい無知でくだらない創造論者がたくさん登場する(人の話を聞かないところが,日本のテレビで醜態をさらす元社民党議員をどことなく思い起こさせるWendy Wrightやら,地球が誕生から6,000年経っていないとのたまう科学の教師などなど).一番穏健だったのがArchbishop of Canterburyだったのがなんとも皮肉なことである.ドーキンスとは違った視点から進化論を語る哲学者で,Darwin's Dangerous Ideaの著者であるデネットも後半に登場する(もう余命長くないとのこと).

全体を見て,いつも抱いている思いを一層強くさせられるDVDであった.日本はそれほど創造論がはびこっている国ではないが,slippery slopeは至る所にあると私は思っている.メディアには超自然的,オカルティックなものが多く登場し,優秀な大学生でも霊,占い,縁起などを信じるものが結構な数いるくらいである.欧米や中東,南アジアのように強く生活に密着した宗教がない分,その代替物に足をすくわれ易いこのような状況は余計に危ういとも言うことができる.90年代のオウムによる一連の事件のようなことを再び起こさないためにも,科学的思考法,科学リテラシーとはなんたるかを学生にきちんと伝えるというのは,我々のような大学教員の重要な役割なのだと強く思わずにはいられない.

2009年5月3日日曜日

Mazda3

まだ新型インフルエンザの脅威は去っていないようだが,外界とあまり接触を持たない我が家はいたって平穏である.先日までは一応警戒してイソジンでうがいをしていたのだが,かえって喉の調子が悪くなるのでやめた.ネットで調べてみると,どうもイソジンは割ときつい消毒剤で喉の細胞まで破壊するおそれがあり,健康なときに使うとかえって有害だ,という意見もあるようだ.水道水の方が軽い塩素が入っていて予防効果が高いという実験結果もあるようなので,今までの習慣通り水道水に戻した.

あえて外出したと言えば,マツダに行ったくらいか.前からオイル交換をしなければいけないと思っていたのだが,こちらに引っ越してきてから中々時間が取れず,今日初めてこちらのディーラーにお世話になったのだ.随分丁寧な対応で,担当営業,担当整備士,所長まで挨拶に来て,逆に恐縮してしまった.今のアクセラに乗り始めて2年半,走行距離も5万キロ弱なのだが,「新しいアクセラが6月に出ます」とカタログを渡された.正直新型は微妙だなぁ.フロントグリル以外あんまり変わっていないような気がする(アテンザに似せすぎてるような気も・・・).取りあえず今の車に不満はないし,10万キロは乗りたいので,「オートマチック車を買う気はないので,今後もマニュアル仕様をなくさないで下さい」とだけ要望を出しておいた.

外界(?)とのその他の接触は,警察が家にやってきたくらいか.我が家はほとんど来客がなく,休日にチャイムが鳴るとすると,宗教か新聞の勧誘くらいなので(もちろんどちらもインターフォン越しに断る),「xx警察署の者ですが,ちょっとよろしいですか」と言われて,少しびびってしまった.出てみると「巡回連絡カード」なるものの記入のお願いだった.

素直に記入して渡したけど,ネット上にはこの個人情報収集のやり方に反感を持つ人も多いようである.まあ私の場合,職業柄勤務先や年齢なんて名前でググればすぐ分かってしまうので,あの程度の個人情報を書くことにあまり違和感はない.むしろ警官が巡回することで不審者が近所に住む防波堤になるのなら歓迎したいくらいなのだが,個人情報に対する考えが甘いのだろうか・・・.地元の人間がみんな顔を知っている,まさに文字通りの「お巡りさん」がいて,ある程度お互いの情報共有があった方が,見通しの良い安全な地域になりそうな気もするのだが.

2009年4月28日火曜日

意識

世間は豚インフルエンザ(swine flu)の話題で持ちきりである.日本に感染者が出た時点で,私の大学は全学休講,立ち入り禁止になるとの通達が出たけれど,今日は通常通り.ちょうど良い(?)ので講義でもパソコンでswine flu関係のBBCニュースを流したりしてみた(ついでにYou swine!なんて表現も教えておいた).

帰宅時にブルーレットおくだけを買うため薬局に寄ると,普通のマスクがほとんど全部売り切れていて,ウィルス防御マスクだけが少し残っていた.普通のマスクだと飛沫感染は防げても,ウィルスは簡単に通り抜けると思うんだけど,ウィルス防御マスクは高いからみんな気休めで普通のマスクを買うんだろうか・・・.

この手の感染症で記憶に新しいのはSARSである.当時,私はイギリスで大学院生だったのだが,広まったのが長期休暇中で,私のいた大学は留学生が多かったので,休暇が終わって香港を中心とするアジア諸国から留学生が戻ってきたら危険なんじゃないだろうか,と心配したものだった.テレビでもBBCだったかChannel 4だったかが,SARS--Killer Bombなんていう怖いドキュメンタリーを放送していて,かなり恐怖心をあおられた.

もう少しさかのぼると,留学初年度の2001年に学内でノロウィルスが流行ったこともあった.夏にイタリアから中学生くらいの語学留学生がたくさん大学に来ていたのだが,その子たちの間でまず流行だし,全学に広まった.フラットメイトが感染して,ずいぶん酷い目にあっていたが,私は結局大丈夫だった.さて,今回はどうなることやら.

先日授業でFirst Wordを著したChristine KenneallyがNew Scientistに載せた論文(記事?)を読んだこともあって,彼女についてネットで調べてみるとAuthors@Googleの1つとして彼女のトークがYoutubeにあったので見てみた(ちなみにChomskyやPinker, Jackendoffのトークも同じAuthors@Googleシリーズで見ることができる).

彼女はメルボルン大学でBA,ケンブリッジ大学でPhDを取った言語学の専門家だが,大学の教員や研究所の研究員にはならずに,サイエンスライター,ジャーナリストになった才女である.自然科学,社会科学,人文科学どの諸分野も,程度の差はあれ細分化され専門家されているので,専門外の人々向けに自分の研究領域について語るというのは中々難しいのであるが,彼女の語り口は専門家の目から見た学術的正確さと門外漢の人にも理解できる明快さのバランスがうまく取れており,その能力の高さが伺い知れる.

「言語」というのは,身近な存在ということもあって,比較的一般の人々の興味を誘いやすい領域ではあり,彼女のような人がライターとして活躍し,Pinkerの本がベストセラーになるのもうなずける.他方日本では各出版社からは様々な言語に関する新書に類するものが出版されているにもかかわらず,「言語学」の中身はちっとも一般に浸透していないし,大学においてですら欧米で言うところの言語学科,認知科学科にあたるものもほとんど存在しない.だから結局fMRIなんかを使って脳科学的な側面から研究しても,「外国語習得には年齢は関係ない」というような俗物的・即物的な研究しか話題にならないのだろう.問題なのは研究をしている側ではなく,研究を取り上げる側,受け止める側の意識だろう.

2009年4月24日金曜日

TIPA

今週も無事終わった.金曜日が終わるとほっと一息,という感覚は最近芽生えたものである.ここ10年くらいは土日も平日もあまり変わらず研究室にいるという日々が多かったので,金曜が終わっても「あっ,明日,明後日は授業ないな,ラッキー」くらいの感覚だったのだが,最近は土日は体を少し休めようと思うようになってきたということか.

研究室のiMacはもうフル稼働している.以前MacBook環境整備で備忘録を書いておいたので,色々設定したり,ソフトを追加するのに,いちいち何をするか思い出さなくて済んで楽だった.さらにDropboxのおかげで,いちいちMacBookからコピーしてこなくてよいのも大きい.このストレージは本当に秀逸だと思う.Jammingの後継辞書ソフトのLogophileもOS Xと親和性があって中々良いソフトである.

ひとつTeX関連で気付いたことは,TIPAを入れるときのtipa.mapの場所がどうも間違っていたらしいとのこと.dvipsのときにどうもtipa.mapを読めてないなと思っていたのだが,私の入れているTeXの最新バージョンでは,TIPAのマニュアルに書いてある通り$texmf/dvips/configの中に放り込むのではなくて,$texmf/fonts/map/dvipsの中に適当にディレクトリを作って,そこに入れておくのが正解のようだ.これでupdmap --enable Map tipa.mapとすれば大丈夫の模様.備忘録としてここに書いておこう.

2009年4月22日水曜日

iMac到着

今日は快晴であった.気分も晴れやかだったので,研究室に彩りを加えるため,観葉植物を家から持って行った.元々前の研究室に置いていたものの1つなのだが,引っ越しの際に自宅に移していたのである.鉢植えを手に電車に乗るのは奇妙な感じだったが,植物が目に入ると殺風景な研究室でも気分が休まって良い.

研究室に入ると,大学生協から留守電が入っていて,注文していたiMacとブラザーのレーザープリンタが入荷したとのこと.早速電話をして夕方に持ってきてもらうことに.大学教員の多くは講義やら会議やらで研究室にいないことも多く,代わりに電話を取ってくれる人もいないので,研究室の電話に留守電がついているとひじょうに便利である.研究に没頭しているときは,居留守を使っても用件が分かるし(冗談ですよ).

午後の会議が予定通り2時間で終わって,しばらく研究室にいるとiMacとプリンタがやってきた.24インチというのは思ったより大きい.当初は,もう1つ縦にしたディスプレイを繋げてデュアルディスプレイ環境にしようかと思ったが,ここまで大きいならこのままでよさそう.設定はまだまだできていないけど,とりあえずDropboxを入れてみた.福井の時は自宅のネット環境がしょぼすぎて使う気にもならなかったが,今は自宅,研究室ともに高速回線だから,気軽にファイル共有できる.自宅のMacBookにも入れて使ってみたけど,実に快適.もうUSBメモリにファイルを入れて持ち運ぶ必要もない.ウェブでもアクセスできるから,iPod touchでDropboxに入れた書類や論文を見ることもできる.何よりFinderでまるでローカルに保存してるかのように使えるのがうれしい.そのままDropboxのフォルダ上でtexファイルをコンパイルしても何の問題もないのだ.SSHで大学のストレージにファイル転送して共有していたことを考えると隔世の感である.

あとは,明日以降iMacに細々としたソフトを入れなければならない.Jammingの後継ソフトLogophileが出て,Jammingのライセンスを持ってる人は優待価格で使えるそうなので,こちらも試してみようかな.Leopardは付属の辞書ソフトが結構いけてるので,どれくらい使うことになるかは分からないけど.

2009年4月21日火曜日

ASDA

雨である.でも(?)眠い.8時間も寝たのに・・・.うちの奥さんは,体が弱っているせいだから養命酒を飲め,と言うがなんだか辛気臭くて気が進まない.とりあえずゴールデンウィークまでこんな感じでだましだましいこうかな.先日受けた新規雇用の健康診断の結果も良好だったので,病気ではないだろう(その直後に雇用者定期健康診断のお知らせが来た.正規雇用者は毎年受けないといけないといけないのは知っているが,こんな短期間に二度も・・・).

3月末に引っ越したので,住所その他色々変更の手続きなどしたのだが,どうもちゃんと変更できてないものが多くて困る.イギリスのNew Scientistという週刊の科学誌を初め,Cognitive Scienceという学会誌,JAFメイトもすべて福井から転送されてくる.すべてネット上で住所変更したはずなんだけどなぁ.一番腹立たしいのはNHKの受信料である.中々繋がらない電話を辛抱強く待って,今度からBS込受信料をケーブルテレビ経由で払いますよ,というのを住所変更とともに伝えたにも関わらず,カラーテレビ受信料引き落としの連絡が福井から転送されてきた.一体どうなっているのか・・・.あとは退職したにも関わらず,それが伝わっていなくて引き落としの連絡が来た公立学校共済の保険とか,挙げればきりがない.

そんな中(どんな中?),今日は細かい発見があった.私はビールがなくなると帰宅時に西友に寄って買って帰るのだが(エビスが他より安いのだ,西友は),ついでにワインでも買うかなと見てみると,写真のような赤ワインを見つけた.何が私の目を惹いたかというと,ASDAである.ASDAはイギリスのスーパーマーケットチェインである(私の住んでいたColchesterの駅近くにも巨大なASDAがあった).ワイン自体は南アフリカ産のなんてことないものなのだが,imported by ASDA, UKとあるので,ASDAが一度イギリスに輸入したものを,さらに日本の西友に回しているのだろう.イギリスで馴染みのある名前を発見して嬉しい一方,日本の企業は自前でワインも輸入できないのかと思うと,なんだか寂しい気もする.需要が違うと言えばそうなんだろうが.

2009年4月20日月曜日

人混み

疲れがたまっているのか,単に春だからなのか,ものすごく眠い.元々よく寝る方なのだが,最近は7,8時間寝ても,朝起きたとき寝足りない気分になる.学生に戻りたくなる瞬間である(失業願望があるわけではない).

そんな中,先週末は東京に戻ってきた奥さんと新宿に買い物に行ったのだが,あまりの人の多さに(?)体調を崩してしまった.高校・大学時代,近場の京都河原町に遊びに行ったときなんかも,週末の混雑に辟易したもんだが,東京は縦横無尽に大勢が移動しているので,より一層疲弊する.結局,それほど買い物することもなく帰ってきた(昼食に入った蕎麦屋はうまかったが).

週の初めから体調が悪いとひどいことになるので,取りあえず日曜日は安静にしていた.しいていえば,Amazonでまた1万円ほど買い物したくらいか (Human: Behind What Makes Us UniqueMolecule to Metaphor: A Neural Theory of LanguageMaking Up the Mind: How the Brain Creates Our Mental WorldThe World in My Mind, My Mind in the World: Key Mechanisms of Consciousness in People, Animals and Machinesの4冊).気軽にアマゾンで研究費が使えるので,ついつい買ってしまう.認知科学系の出版が最近多いというのも大きいが.

月曜は授業はないので,ウェブサイトのアップデートを色々していた.結構面倒でついつい後回しにしてしまうので,思いついたときにやっておかないといけない.それでもまだ終わっていないのだが.

2009年4月16日木曜日

ThinkPad

授業も2週目に突入.講義によって温度差が見え始めた.うまいことどの講義も適温にしたいところだが,こちらがコントロールできない面もあって,中々難しい.まあ,ぼちぼちやるしかないかな.

月曜日にポータルオフィスがリースのThinkPadを設置に来てくれたので,毎日MacBookを持って通勤する必要がなくなった.生協に注文してあるiMacとプリンタはまだ来ないので,完全ではないが,当座はこれでしのげる.2003年からのリースの最終年でスペック的にかなり古くなっているとのことだが(Intel Centrino 1.3GHz, 512MBメモリ),XPを動かすには問題ない.そもそもXPが出た当初,私が買ったDell InspironはPentium 1GHzに256MBのメモリで,さくさく動いていたのだし(後にRedHat Linux専用機になったが).IBM時代のThinkPadはキーボードの質感が最高というので有名だが,確かに素晴らしい.これはいいや,と使っていたのだが,やはり日本語キーボードというのがLaTeXを使うときにネックになって,結局手元にあったFilcoのMajestouch英語キーボードを接続して,写真のような感じで使っている.

今週は火曜日に学内の研究補助金申請の締め切りがあったりして,それなりに慌ただしかったのだが,今日初めて中央図書館に行くことができた.早稲田の電子ジャーナルの品揃えの充実振りにはすでにお世話になっていて,先日も必要だった70年代のCognitionの論文がpdfで読むことができて感動していたのだが,実際の図書館もひじょうに充実している.広い書庫で迷いながら言語学系の書籍を見ていたのだが,文句のつけようのない充実した蔵書である.このためだけでもここに来て良かったなぁと思うくらいである.

なんだかんだしているうちにゴールデンウィークに突入しそうだ.とあるジャーナルの投稿論文の査読も頼まれているので,週末になんとか読んでしまって,自分の研究をしたいところである.

2009年4月12日日曜日

授業開始

授業も始まり,先週に引き続き新しい環境でばたばたしていたら,もう1週間が経っていた.ブログ用の写真を撮る機会もない日々である.

どの授業も初回だし,一番受講者が多い授業でも前任校の半分以下なので,一人一人となるべく時間をかけてしゃべるようにしたのだが,第一印象はどの学生も優秀だなぁ,という感じである.早稲田のレベルを考えれば当たり前なのだが,それ以上に「しっかりしている」という印象がある.まあ,受講者間での多少の能力差はありそうなので,しばらくは様子を見ながら各講義で最適なレベルを探していこうかな.言語情報系の講義も熱心そうな学生が多く楽しみである.

週半ばには,教授会の後リーガロイヤルホテルで懇親会があって,研究室の隣人のオーストラリア人客員教授とお話する機会なんかもあって,楽しかった.しかも私が博士論文でリファーした本を彼が書いていたことに気付く.奇遇である.

あとは,生協のサービスカウンターで名刺を作ってもらうついでに,レーザープリンタとiMacも注文する.大学から支給されるThink Padを明日設置してもらう予定なのだが,やはり研究室にMacがないと困るので,研究費で買うことにしたのだ.

コンピュータと言えば,学内の研究補助の書類を書いている時に,自分のMacBookに形態素解析プログラムを入れていないことに気付き,茶筌をインストールした.Mac用のバイナリーがあったのでそれを使わせてもらい,辞書をutf-8に変換してターミナルで打ってみると,ちゃんと使えた.私の研究で提案した素性を取り込んでFinite-state Morphologyで日本語形態素解析をやるとどうなるか考えているので,ぼちぼち比較してみよう.

週末は奥さんが久々に東京に戻ってきたので,ふらふらと買い物に行ったり(ドン・キホーテで散財した),実家に新しいパソコンを設置しに行ったりしていた.私の両親はこのご時世Windows 98SEを使っていたので,XPの入ったDell Inspironに感動していた.それにしてもパソコンも安くなったもんだ.学部生の頃に,塾の夏期講習で貯めた30万円でノートパソコンを買ったのを考えると,隔世の感である(100万弱でMacを買っていた時代の人たちは,もっと強く感じるんだろうが).

2009年4月6日月曜日

生協

やっと春めいてきて気持ちの良い天気の中,コートなしで大学へ.今日から授業開始である.とは言っても,私は元々月曜日に授業がないので,まだどたばたと環境整備をしている状態.

まず,昼過ぎに健康診断に行ってきた.本当は着任前にしておかなければいけないのだけど,遠隔地からの着任で時間的余裕がない場合は,着任後でよいというので,今日になったのである.大隈会館につながっているリーガロイヤルホテル東京に大学が紹介したてくれたクリニックがあるので,日向ぼっこをする学生でにぎわう大隈公園を通っていく.

高級ホテルの中ということで,ふかふかの絨毯が敷かれていて,病院とは思えない雰囲気.看護婦さんの対応もずいぶん丁寧である.嫌いな血液検査も乗り越え,診断自体は特に問題もなく終了.その足で,大学生協に加入の手続きに行く.生協脇の語学教科書売り場は長蛇の列で,ちょっと悪いことをした気分になる.受講学生に並ばせるのも酷だから,来年以降教科書指定をやめようかな,と思わないでもない.

研究室に戻った後,持ち込んだMacBookがプロキシを設定してもネットにつながらないので,ネットワークの管理者に問い合わせると,前この研究室にいた人が固定IPを使っていて,DHCPで接続できなくなっていたのが原因だと判明.すぐに担当の方が来てくれて,無事解決.

ネットにつながるようになったし,生協にも加入したので,生協のネットで本を3冊注文する(東京大学出版の『言語と思考を生む脳』と『こころと言葉:進化と認知科学のアプローチ』の2冊と,中公新書の『人はいかに学ぶか:日常認知の世界』).学部のメールボックスまで配達してくれるとのこと.前任校には大学生協がなかったので,ひじょうに便利である.Amazonの洋書を生協建て替えにして校費で買うことができるというので,ついでにそちらの登録もしておく.

色々やっているとすっかり遅くなってしまった.10時過ぎに研究室を出る.それでも電車は結構混んでいる.東京だなぁ・・・.明日から授業だけど,取りあえず学生がどんな感じが様子を見てみないと分からないことも多いので,今週はウォーミングアップかな.

2009年4月4日土曜日

新年度開始

いやはや,色々イベントがあって目が回りそう.

4月1日は9時から入学式に出席.普段は着ないスーツに身を包み(ずいぶん前に就職面接用にイギリスで作ったやつである),朝のラッシュに揉まれていると,一日が始まったばかりなのに,もうへとへとである.これを毎日やってる人々には素直に感心してしまう.なんとか早稲田駅に着いたはいいが,新入生と保護者の方々,クラブ・サークルの勧誘でごったがいしていて,前に進むだけで大変である.警視庁が出て交通整理までやっているという有様.

取りあえず,記念会堂の登壇教員控え室に辿り着き,ガウンに帽子を被り待機.私はイギリスで博士を取っているので,本当は帽子も違うデザインなのだが,学位授与の時は借り物で済まし個人所有していないため,今回は大学が用意してくれたものを使うことに.今後のためを思うとイギリスから注文しておいた方がいいのかな.

式はひとことで表現すると「派手」ということになるだろうか.我々教員も登壇するとき,ずいぶんフラッシュを浴びせられたが,なぜ皆さん教員なんかの写真を撮るのだろうか.めずらしいコスプレをしている人たちがいる,という感覚なのかな.

1時間ほどで式も終わり,学部が用意してくれた弁当を食べ,すぐさま会議が2つ.その後,人混みを文字通り掻き分け,大隈講堂に移動し,今度は学部の入学式に登壇.またガウンと帽子を被る.ただ座っていただけなのだが,慣れない環境と人の多さでぐったりである.でも,大学全体と学部の2つの入学式会場に入るのに,肌寒い中長蛇の列に並んでいた新入生と保護者の方々は,もっと疲れただろうなぁ.地方から出てきた列席者も多かっただろうし.

翌2日は,スーツは着ていたものの,朝のラッシュを避けて大学に行き,午前中から研究室の荷物整理.大体片付く.午後は大隈会館に行き,辞令交付である.新任教員と職員をあわせると結構な数になるので,なんだかんだで1時間半弱はかかる.この大隈会館は,中でリーガロイヤルホテル東京とつながっているらしく,そのままホテルの会場に移動し,懇親会に出席.私は早稲田出身ではないし,知り合いも誰一人としていないので,特に誰としゃべることもなく,ホテルのおいしい食事と酒をたらふくいただき,退散(すいません).昔,学部生時代にこの手のパーティーに出たとき,知り合いの先生に「こういうときはね,壁に向かって立って,黙々と食べていればいいんですよ」と言われたのを思い出す.

昨日3日は,スーツからやっと解放され普段の格好で大学へ.午前中は事務の方から種々の業務についての説明と学部棟の施設案内をしていただく.午後から新任教員セミナーというのが3時間ほどある.同じ「大学」といっても,こうも違うものか,という印象.やはり日本を代表する私立大学ってのは,何もかも整備されている(あるいは整備しようとしている)のだなぁ.私は国立の所謂研究大学出身者なので,大学がここまで多種多様な学生・教員向けサービスのようなものを提供していることに,ただただ驚くばかりである.

夕方帰宅すると,両親用に注文していたDellのパソコンを留守中に配達にきたようなので,電話してすぐに持ってきてもらう.受け取った後,8時くらいに家を出て,車で茨城へ.さすがにこの時間だと大泉インターまでの道も空いていて,2時間ほどで奥さん宅に到着.両方とも新しい職場の仕事始めで,ぐったりしているので,割とだらーっと週末は過ごしております.来週から早速授業なので,あまりだらだらしてられないんだけど・・・.

2009年3月31日火曜日

荷物搬入

予定通り,今日は研究室の荷物の搬入を行った.事務室で鍵を受け取って,早速研究室に向かう.私の研究室は結構年代物の建物の中にあるのだけど(昔イギリスの某有名大学の建物を`old'と言ったら,`classic'だと訂正されたのを思い出す),中は綺麗に掃除してあって,机とか椅子も新品のものを入れてくれたようだ.ありがたい.廊下や階段なんかも掃除が行き届いていて,1階受付の警備員さんたちの愛想もよい.学部時代通った阪大文学部も同じような年代の建物だったが,掃除なんて適当で実に汚かった.この辺が国立と私立の違いか・・・.

窓の外を見ると,大きな墓地がある.この建物の南側には宝泉寺と法輪寺という割と大きなお寺があるようである.気にする人は嫌がるかもしれないが,私は別にお墓なんて気にしない(というか墓地を破壊してその上に建物を作るより,墓地を残して横に建てる方が良かろう).視線を上げると,早稲田高校の校舎の上が野球のブルペンになっていて,球児が投球練習をしている.大都会ではあるが,中々和む風景である.

4時頃に業者から電話がかかってきて,キャンパス内にクラブやサークルの勧誘のための机や椅子がところ狭しと並んでいて,4tトラックが入れなくて困っている,とのこと.そう言われても,私にはどうしようもないのだが.なんとかどけて入ってこられたみたいで,せっせと荷物を入れてくれる.一人でやってきたそうで,重い本が詰まった段ボールを40箱も運ぶのはさぞかし大変だったと思う.

全部運び入れた頃には,もうすっかり日も暮れていたので,取り敢えず重要な専門書だけ本棚に入れ,帰宅.夕方の帰宅ラッシュにもろにぶつかって,高田馬場あたりはずいぶん混雑していた.ああやって人波に乗って,夕方の電車に乗り込むと,自分も社会人の端くれになった気がするから不思議である(今までは社会人じゃなかったのか).私は別に急ぐ必要もないので,各停に座って,ゆっくり本を読みながら帰ってきた.

明日は入学式である.新任教員なので(?)出なければならない.10年以上前の自分の学部の入学式は大阪府立体育館であったが,つまらなくてすぐに帰ってきたので,大学の入学式をまともに出るのはこれが初めてのようなものだ.

2009年3月30日月曜日

花見

特に多忙という訳でもなかったはずだが,細々とした用事が重なって,妙にそわそわした日々が続いている.先日茨城の天気が悪く「ここは北陸か」と書いたが,どうやら北陸では雪が結構降って,積もっていた模様.この時期に大変だっただろう.東京は気温はまだ低く肌寒いものの天気は良く,桜もちらほら見えてきた.満開になったら,近くの小金井公園にでも行きたいものである(大混雑だろうけど).

今日は未提出だった書類を出しに,着任先の大学に行ったが,新入生の履修登録のようなものが前倒しで行われているらしく,クラブ・サークルの勧誘なんかもやっていて,賑やかだった.前任校は規模のせいか,学生の気質のせいか,かなりおとなしかったので,久々に春の大学らしい雰囲気が見られて,懐かしい感じがする.4月はキャンパス内はずっとこんな感じだろうか.

明日はやっと研究室に荷物が搬入できる.基本的に研究に必要なものをほぼすべて研究室においているので,それらがない状態で何もできなくて,ここ数日はひじょうに辛かった(まさか31日までずれ込むなんて,搬出の時点では思わなかった).自宅はほぼまともに生活できる環境になったので,研究室の方もさっさと整えて,4月半ばにはばりばり研究したいところである(希望的観測).

2009年3月25日水曜日

水戸といえば

今日も引き続き茨城の「ひたちなか市」にいます.漢字では日立那珂と書くらしいけど,難しいのでひらがなになったそうな(まあ「さいたま市」よりは,その理由はよく分かる).今日は朝から凍てつくような寒さに強い雨で,「ここは北陸か」と突っ込みたくなるような天気であった.

うちの奥さんは車がないので(というかオートマ限定免許のため,うちの車が運転できないので),私がいる間に猛烈な勢いで日用品を買い揃えている.東京から持ってきたものに加え,昨晩はニトリで大袋4つ+もろもろ,ドラッグストアでダンボール2箱買い物をし,今朝はヤマダ電機から冷蔵庫,洗濯機,電子レンジ,炊飯器,掃除機,無印良品からベッドと机,椅子が届いた.

ダンボールなんかを処分した後,夕方に近所の「超」大型ショッピングセンターへ(ジョイフル本田というホームセンターとFashion Cruiseというアウトレット,飲食店街,東宝のシネコンが合体したもの).これが半端なくでかい.福井に来てエルパを見たときも大きいと思ったが,あれのさらに3-4倍あるんじゃないだろうか.あまり時間がないので,軽くぶらぶらした程度だが,なんだかアメリカのショッピングモールみたいである.私はとりあえずこちらに置いておく下着,パジャマなどを買う.

帰りに茨城県内に展開しているスーパー(その割にはイオンのバリュー製品が多かったが)に寄って,醤油,塩,味噌などなどの要ストックの食材を色々買う.ついこの間も東京で同じことをしたので,頭がこんがらがりそうである.さすが水戸の隣だけあって,納豆が種類も沢山あって安い.

これで一通り生活できるようになったかな.あとは明日NTTがフレッツ光の工事に来るので,それが終わったら,私は東京に戻る予定である.

2009年3月24日火曜日

山賊

今日は奥さんの引っ越しに引率して茨城にきております.ここ数日関東地方はものすごい風で,両親の家に行くときも,高速道路で車がふらついて怖かったのだけど(成田でFedEXが横転炎上したと聞いても驚かないくらいすごかった),今日はそうでもない.ただ,気温は低めで,まだまだコートが手放せない.

まだまだ新生活に向けての準備というのは終わらない.先週末は夫婦二重生活で色々入用ということで,両親の家で余っているものを山賊のごとく車に積んでかっぱらってきました.おかげで多少お客さんが来ても,泊めることができるくらいの食器と布団セットを完備することができました.

昨日は来週嘱任の大学に赴き,昼食会と打ち合わせ.その前に行った役所の手続きが早く終わったので,キャンパス内や周辺をうろうろしていたのだけど,日本有数で最大規模の大学だけあって,建物はどれもすごいものがある.都内にあれだけの土地を持っているというだけでも驚嘆してしまう.いちおうお約束ということで,ランドマークとなっている講堂をパチリ.新入生のようで,写真を撮るのがちょっと恥ずかしかった.研究室の荷物搬入はぎりぎりの31日になりそう.新規嘱任で他にも色々イベントがあって,ちょっと新学期の準備がつらいのだけど,引っ越し業者も混んでいるみたいで,しょうがないかな.

今日は別の引っ越しということで,朝8時に業者に来てもらって,東京の家から茨城のワンルームに一部の荷物を運んでもらいました.我々夫婦は車でやってきたけど,青梅街道とか保谷付近を運転した後こちらに来ると,道の広さと歩行者の少なさで随分精神的に楽に感じる(福井にそっくり).とりあえず,奥さんが勤務先に打ち合わせに行っている間,ガス屋が開栓に来るとかで,お留守番.この後,色々日用品を買いに行かないといけない.一時的なものとはいえ,家電や日用品っては揃えないわけにはいかないので,二重生活ってのは大変である.

2009年3月20日金曜日

テスコ

ここ数日,引っ越し後でやることが色々あり早起きである.

昨日は,朝9時頃東京ガスが警報器を設置に来て,午後はケーブルテレビのj:comが契約書を持って来た.その後,車でちょっと行ったところに「島忠」という巨大なホームセンターがあるということで,懸案の洗濯パンのパーツを買うという名目で出かける.行ってみると,実際かなり色々なものがあり,日用品を大量に購入する.2階は割と「いけてる」インテリアのフロアで,見て回るだけでも楽しい.結局キッチンボードを注文し,後日配達してもらうことに.その後,これまた近所にあることを発見したニトリに行き,カーテンとロールスクリーンを買う.最後に,空っぽの冷蔵庫を満たすため,近所のスーパーに寄って帰る.家で色々設置しているうちに,すっかり夜遅くなってしまった.

今朝はj:comが,ケーブルテレビのSTBとHDR, DVDが一緒になったもの(パナソニック製のようだ)とインターネットのモデムを設置しに来てくれた.1時間ほどで終わり,テレビも多チャンネルが見られるようになり,おまけにアナログテレビでもデジタル放送が見られて満足である.これでTopgearが見られると思うと,うれしい.

ネットの方は,160Mのコースを申し込んでいて,早速AirMac Expressをつなぐとなんなく無線LANを構築できた.これでやっと家でMacもiPod touchも活躍でき,夫婦別々のコンピュータで好き勝手にネットサーフィンできる.160M出ているのかどうか知らないが(測って出てなかったら嫌なので,あえて測っていない),実に快適である.

午後はシャワートイレを買いに行ったのだが,ヤマダ電機のポイントが2万ほどあったので,ちょっと遠出してこれを使い切ってしまうことにする.ネットで調べると大泉学園にあり,車で20分ほどということだったので,道のりを調べて行ってみる(これが間違いだった).

しばらく田舎暮らしだったので,東京の休日の道路混雑を甘く見ていた.3連休初日の今日は新青梅街道,保谷駅周辺,大泉学園駅周辺,どこも大混雑.到着するのにずいぶん時間がかかってしまった.なんとかお目当ての品を手に入れ,帰りは違う道を試してみたのだが,こちらも混んでいた.東京で混んでない道を探すのは無理なのかもしれない.電車で都心まで行って,配達してもらうのが,正解か.

その帰り道,「つるかめランド」というスーパーが家の近所にあることを発見.名前からは想像できないが,これはイギリスのテスコの日本法人が経営しているスーパーとのこと.どのくらいテスコテイストが出ているのかと,うきうきして訪れてみると,ただの日本のスーパーだった.ただ,最後の方になって,Tesco Valueのワイングラスを発見.4個で298円だから,1.5ポンドくらいか.さすがTesco Value.さらにレジの前に,テスコ製品コーナーみたいなのがあって,78円の買い物袋を買う.他にもTesco Valueはいくらか売っている模様.もっとテスコテイストが強くなると,面白いのに.
夜はシャワートイレを設置しようかと思っていたのが,レンチを持っていないことに気付き,今日のところは断念.明日両親の家に行くので,そこから取ってくるか,ホームセンターで買ってくるしかないな.

2009年3月18日水曜日

さらば福井

昨晩東京にやってきて,現在ダンボールに囲まれています.

16日は朝8時に研究室に行き,最後の細かい事務的な仕事をして,9時にやってきた引っ越し業者にお願いして荷物の運び出しをする.当然家具などはほぼなく,ダンボールばかりなので,30分ほどですべて運び出しが終わる.3年前こんな感じのがらーんとした研究室に入ったのを思い出す.事務の方に備品のチェックをしてもらって,研究室の鍵と職員証を返して,大学を去る.

午後永平寺町役場に行き,転出の手続きをする.前日に定額給付金の申請書が配送されたので,問い合わせに来た町民でかなり混雑していた.福井銀行に行き,口座解約の手続きについて聞き,あとは自宅でひたすら最後の引っ越し準備.ほとんど終わったと思っていても細々したものは出てくるもので,きりがない.

17日は9時から荷物を運び出す予定だったのだが,業者が早く来たので,8時半から開始.特に問題もなく11時前には終わる.入れ替わりで,大学の財務管理課のチェックがやってきて,1時間早く粗大ごみ回収もやってくる.すべて別々に連絡していたのだが,まるで連携しているかのようなタイミングだ(みなお互い知り合いのようだったから,実際連携していたのかもしれない).

何はともあれ,予定より早く片付いたので,12時に車で東京に向けて出発.これまで忙しくてあまり感慨深くなることもなかったのだが,北陸道を走っているとき,「あぁ,これで福井ともお別れか」という実感がわいてくる.3年前に来たときは,久々の日本の生活,さらに見知らぬ田舎ということで,色々戸惑うことも多かったが,なんだかんだ言ってここ最近はそれなりに馴染んで生活していたのかもしれない.

長い高速の旅とここ最近の疲れで,かなり辛かったが,なんとか7時に花小金井に到着.不動産屋に行き鍵を受け取り,新居に入り,車から荷物を運び込む.五月ヶ瀬を持って,ご近所あいさつを軽くした後,再び車に乗り夕食と風呂へ.「おふろの王様」という天然温泉施設で,疲れを癒す.夫婦2人ともぐったりしていたので,さっさと家に帰り,何もない部屋で丸太のように眠る.

今朝は荷物の搬入である.業者がまた予定の9時より早く来たので,さっさと入れてもらうことに.ここは4tトラックが入れないらしく,別の場所から2tトラックに移し変えて,運んできたらしい.エレベーターなしで3階まで運んでもらうし,荷物も多いし,大変である.11時頃にはすべて終わり,午後は荷解きをしている横で,NTT,東京ガスに開線と開栓の作業をしてもらい慌しい.

新居の洗濯パンに洗濯機を排水するパイプがなぜかついていなかったので,近所を車で回って探すが,全然見つからない.まだ不慣れな土地なので,どこで何を買うことができるか分からないというのもあるし,明日また探そう.まあ,予想はしていたが,こんな感じでばたばたして新学期を迎えることになりそうだ.

2009年3月15日日曜日

給付金

今朝9時頃にチャイムが鳴った.連日の荷造りで疲れ果てている我々はまだ寝ていたのだが,しょうがないので出てみると書留郵便だった.配達員の人は手に同じ封筒がたくさん束になったものを持っている.そう,定額給付金の案内状だったのだ(書留で全家庭に配布するのも大変だろうなぁ).明後日には引っ越すというこんな時期に来るとは・・・.

転居する場合はどうするのか問い合わせるのも面倒だったので(そもそも日曜日だから役所も閉まっているし),申請書に記入して,必要書類を添付して,さっさと投函しておいた.うちは夫婦2人で24,000円.政府の望み通り,支給されたらぱぁっと使って差し上げよう.

それから引っ越し準備に取りかかった訳だが,自宅の粗大ゴミをまとめたり,衣装ケースを入れ替えたりしているうちに夕方になってしまった.その後,新居でのご近所挨拶品を買いに,近くの大型ショッピングセンターに行く.ついでに,たい焼き(あんことカスタード)を買って帰る.「築地銀だこ」というたこ焼きやの「薄皮たい焼き」という名称のもので,その名の通り薄い皮がぱりぱりしていて美味しくて,我々夫婦はこれの大ファンである.築地というくらいだから東京にもあるんだろうけど,一応食べ納めということで(こんなことを言って,外食・買い食いばかりしている我々である).
夜は研究室の荷造りの締め.昨日は,午前中に終わればいいな,なんてことを言っていたが,大量の書類をシュレッダーにかけたり,がらくたを処分したりしているうちに,結局夜中になってしまった.

その後,後期の成績をまとめて,システム入力したから,もうへろへろである.後期は入試があるので,どうしても本業(?)の成績をつけるのが嫌になって後回しになってしまう.毎年改善しようと思っているのだが,どうも直らない.

2009年3月14日土曜日

左右確認

出張から帰ってきた後,ばたばたしていたら,あっという間に週末を迎えてしまった.水曜日は福井駅近くの社会保険事務所に,年金手帳を再発行をしてもらいに行ってきた.新しい勤務先に提出を求められて,探してみても見つからなかったためである.相談窓口はお年寄りでごった返していたが,再発行は別窓口らしく,10分くらいですぐ発行してくれた.記載内容を確認してみると,私はイギリスにいる間は国民年金から抜けていたので,加入時期は平成13年で止まっている.共済は社会保険庁では記載してくれないらしく,自分で手書きしてくれとのこと.年金受給に必要らしいが,この手帳をこの先30年以上も持っていられるのかなぁ.データがあるなら,5年か10年に1回,この前の特別便みたいなものを送ってくれたらそれでいいと思うのだが.

一昨日,昨日は大仕事の後期入試である.幸い特に混乱もなく終わった.取りあえず,私の大きな仕事はここで終わりなので,例年ならほっと一息といくところだが,今年は来週月曜日に研究室の引っ越し,火曜日に自宅の引っ越しを控えているので,てんやわんやの忙しさである.

今日の午後,自宅の荷造りもめどがついたところで,買い物に行く.この時期にしては珍しく,みぞれが時折激しく降る,変な天気である.勤務先が100kmほど離れており,4月から平日は夫婦別生活なので,駅前の無印良品に新生活グッズを見に行く.ベッドと机を送ってもらう手配をし,ポリプロピレンの衣装ケースも買った.ベッドはマットレスに直接脚がついたようなでデザインで,割とネットなんかで話題になっているもののようだが,先日ニトリにまったく同じデザインのものが売っていた.ニトリは無印とそっくりのものをよく格安で売っているが,あれは問題ないんだろうか….カーテン,ブラインド類は既成のものだとサイズが合わないので,東京に行ってからオーダーすることに.

その後,生協に行って退会の紙を貰ったり,ドラッグストアで貯まっていたポイントを使い切って,新生活に必要なものを色々買ったりしていると,夜になってしまった.一旦荷物を家に降ろしたあと,私は研究室に.もう大体片付いてはいるのだけど,いらない書類を紐でまとめたり,ガラクタを捨てたり,冷蔵庫を掃除したり,細々としたことがまだまだあって,結局深夜12時過ぎまで作業していた.明日の午前中くらいで完全に終わらせたいところだ.

写真は特に意味はないのだが,先月末草刈さんがいたので,見納めに掲載しておこう.いつもはそっけない草刈さんだが,この日はニャーニャー鳴きながら,なぜか私の後を100mくらいついてきた.そして,車が走っている道路を横断して帰っていった.注意深いドライバーだったので,止まって待っていてくれたが,夜だったら危ないぜ,草刈さん.

2009年3月9日月曜日

出張中

忙しい時期ではあるが,関東某所の某社で研究会があり,出張中である.海外からも知り合いが結構来ていて,久々に会えて嬉しい.昨今の経済不況で米MS社(Powerset)から参加する予定だった二人が欠席となり残念だった.この会自体もホスト企業の出張凍結で場所が変更になったり,経済危機が我々のような人間にも影響がでてきたということか.

研究会は普段とは違う頭を使う感じで楽しい.今週いっぱいあるのだが,私は入試業務で半ばで帰らないといけない.実に残念だ.

ちなみに,今日のブログはiPod touchで書いている.設定済みのAirMac Expressを持って行けば有線のホテルでも無線LANが構築できるという予想は当たり,パソコンなしでもメールチェックやウェブくらいは余裕である.長文のブログを書くのはちょっと辛いけど.

ここ最近は,福井で引越しの準備をしていたと思えば,東京で新居の寸法を測っていたり,北関東で奥さんの家探しをしていたり,関東某所で研究会に参加していたり,自分が何処にいるのか分からなくなりそうである.3月はずっとこんな感じでいきそうだ.

2009年3月5日木曜日

かじリンゴ

なんかひじょうに疲れている.家と研究室両方の引っ越し準備でくたくたである.研究書は重いものが多いので,それをダンボールに詰めて,持ち上げて積み上げる,という作業だけでも足腰にきて,運動不足の体には結構きついものがある.

数えてみるとここ10年で引っ越しは8回目である(うち日本-海外の引っ越しが4回).なんだか浮浪の民のような生活だが,職業柄本は増えていく一方なので,だんだんつらくなる.30代はもう少し定住したいものだ.

そんな中,ネットで注文していたiPod touchのレザーケースとネックストラップが届いた.カジュアル過ぎず,ビジネスくさくなく中々気に入っている.かじリンゴというヘッドフォンのストラップもついてきたので,愛用しているSumajinを巻きつけて使ってみた.これもいい感じ.

色々アプリも見ているのだが,中でも気に入ったのがRemoteとiDic.RemoteはWi-fiで同じLANの中にいるMacのiTunesを遠隔操作できるもので,AirMac Expressにスピーカーをつなげておくと,例えばiPod touchでMacBookのiTunesを操作してAirTunesに乗っかっているBOSEのスピーカーを鳴らすというようなことができる.今は同じ部屋で使っているので,あまり意味はないけど,リビングのソファから書斎のMacBookのiTunesを操作して,キッチンのスピーカーを鳴らす,なんてこともできるので,結構便利になりそうだ.Macを通さずに,iPod touchからAirTunesを介してAirMac Expressにつながっているスピーカーを鳴らすことができればなお便利だが,それはまだ無理らしい.

iDicは以前はjailbreakしないと使えない辞書ソフトだったようだが,今は普通(?)の使用法でiPod touchに入れたepwing規格の辞書を串刺し検索できる(JammingのiPod touch/iPhone版とでも言えようか).ただ普通はiPod touchに辞書を保存することはできないので,DiskAidというソフトを使って外部ディスク化して,Photosの直下に転送する.音楽を詰め込み過ぎて容量にそれほど余裕がないので,とりあえず研究社の『新英和大辞典』,『新和英大辞典』,『リーダーズ』,『リーダーズプラス』を入れて試してみたのだが,ひじょうに快適.電車の中とかでちょっと辞書を引きたくなったときとかに便利そうだ.

今晩は所用で奥さんと駅周辺を回る必要があったので,帰りに二の宮の小浜ラーメンを食べてきた(昨年後期は毎週小浜に教えに行っていたのに,現地で小浜ラーメンを食べたことはなく,いつも福井市である).相変わらずとてもおいしい.これで小浜ラーメンも食べ収めかなと思って,ふとメニューを見ると,東京の阿佐ヶ谷にも店を出したと書いてある….機会があったら,向こうでも食べてみよ.

2009年3月2日月曜日

シルク

天気予報では雪マークも出ているけど,ここ数日とても良い天気.土曜日なんて,大学に行こうと車に乗ったところで,あまりにも素晴らしい晴れ空だったので,そのまま加賀の方まで1時間半くらいドライブに行ってしまったくらいである.山中温泉町はいつ行ってもいいところだなぁ.同僚のイギリス人が結構遠いにもかかわらず住んでいるのも納得できる.

まだ3月に入ったばかりではあるが,転任の準備で色々やることがある.来週前半は研究会,半ばは後期入試があって,再来週はじめには研究室と自宅の引っ越しがあるので,実質ほとんどのことを今週と来週末で片付けなければならない.To doリストを作ってみたのが,結構な長さのものができた.「手続き」と名の付くものはすべて苦手な私はうんざりしてしまう.子供がいたりすると,転校の手続きとかあってもっと大変なんだろうなぁ.公務員の人なんて,3日前くらいにいきなり転属を命じられると聞いたことがあるが,狂気の沙汰である.

つまらない作業をしていると,ついつい他のことをして遊んでしまうのだが,手元にiPod touchという新たなgadgetがあるので余計である.App Storeのアプリは1つ1つが安いので,ついつい試してしまう(「Blocked」って面白いですね).この使い勝手を考えると,国内の出張なんてiPod touchを持っていけば十分な気がしてきた.無線でしかネットにつながらないから,有線LANが普通の日本のホテルでどうするかという問題はあるけど,ざっと調べた感じAirMac Expressでいけそうだ.来週厚木で試してみよう.

大学帰りに,今晩黒ビールでも飲もうかとコンビニに行ったら,白いエビスが売っていたので,試しに買ってみた(やたら酒の写真が多いブログである).シルクエビスという名前で「絹のようになめらかな口当たり」だそうな.なんとなく私がイギリスで愛飲していたベルギービールのStella Artois(ステラ・アルトワ)に似ているような気がする(随分長いことステラを飲んでいないので,気がするだけかもしれない).まあ,緑のエビスホップの方が日常的に飲むにはいいかな.

2009年2月27日金曜日

送別会2

ここ数日は全国の他の国公立の教職員の方々と同じく前期入試で超多忙でした.全国で何千人いるのか知らないけど,関係者の皆さんお疲れ様でした.

その話はさておき,24日はいつも英語を教えている福祉関係者の方々が送別会を催してくださった.うちの大学の卒業生で,理学療法士をやっていた方が女将(?)の「AN六庵」というお店へ.雰囲気も良く,料理もおいしい店だった.もう少し早く知っていったら,もっと通えたのに,残念.同僚の先生が車に乗せてくださるというので,お言葉に甘え,ビール,冷酒をいただく.7時半から11時くらいまでしゃべりこんで,楽しい会でした.私は職業柄他の職種の方と話すことが少ないので,こういう方々と知り合いになれて,色々面白い話も聞けて,よい経験をさせていただいた.

今朝は「情報と倫理」という研究会に参加.疲労で熟睡していたため,危うく遅刻しそうになったが….入試直後,朝という悪条件のため,参加者はとても少なかったけど,中々面白い会だった.午後は同僚の先生に親睦会関係の私の仕事の引継ぎをお願いする.

その後,忙しくてあまりいじっていなかったiPod touchを設定する.メール,カレンダーをgoogleと同期できるので,ひじょうに便利.常につながっていなくても,Wi-fiが入るときにこまめに同期させておけば,オフラインでも十分使える.添付のpdfやofficeのファイルもちゃんと開けるし,SafariのブックマークもMacと同期することができるので,かなり快適である.音楽も12GBほどMacから移す.時間があれば,App Storeで色々アプリを見てみたいところである.あとはケースを色々とネットで物色する.PDA的な使い方をするつもりだから,会議なんかに持っていっても場違いにならず,且つ街中でもビジネスくさくないレザーケースがあればいいんだけど,中々難しい.

2009年2月23日月曜日

Man vs. Wild

平日ではあるが,授業も学期末試験も終わったので,大学は割とひっそりしている.入学試験前の静けさとでもいうのか.ただ,私の研究室がある建物はあちらこちらでペンキの塗り替えをやっているので,シンナーの匂いがぷんぷんする.しばらく研究室にいると慣れてくるのだが,それはそれでやばいんじゃないだろうか.

昨日のMacBook整備の続きとしてTIPAのフォントを入れようとするが,配布されているtfmをそのまま入れるとdvipsでなぜかうまくいかないので,それは入れずに自動生成するようにしてみるとOKだった.こんなことは前なかったような気がするが,なぜだろう.まあうまくいったからいいか.あとは,私は窓に背を向けて座っているので,日中は液晶への写り込みが激しいのが,やはりつらいか.

メールボックスをチェックすると,今年から発刊になったCognitive Science Societyの新しいジャーナルTopiCS (Topics in Cognitive Science) が届いていた.Cognitive Science SocietyはすでにCognitive Scienceという雑誌があるのだが,これからうまいこと住み分けできるのか興味深いところではある.記念すべき第1号第1巻は,ニューヨーク大のGary Marcusが進化生物学の所謂Evo-Devoの観点から心の進化について書いていて,中々面白い.他にも計算機言語学ではDOP (Date-Oriented Parsing) とかProbablistic modelで有名なRens BodもUsage-basedで言語発達をモデル化する論文を書いている.これはまだ読んでないので,後で目を通す予定.

自宅に帰ると今週号のNew Scientistが届いていた.今年はDarwin 200ということで,進化論の特集が多くてうれしいのだけど,BBC2で3月5日から放送されるJimmy Doherty in Darwin's Gardenという3回シリーズの番組のレビューみたいなのが載っていた.ダーウィンの有名な言葉に``I love fools' experiments. I am always making them.''というのがあるが,このシリーズはダーウィンが行った実験のいくつかを再現するらしい.面白そうな番組だが,BBC2だからイギリス国内でしか視聴できないんだろうな.残念だ.後々CSかNHK BS世界のドキュメンタリーあたりでやるかもしれないけど.

CSと言えば,夕食後テレビを見ていると,Discovery ChannelでMan vs. Wildをやっていた.前回,前々回とネバダ山脈,砂漠でサバイバルというのを見て面白かったので,今回も見てみたが,またもやってくれた.アラスカでサバイバルという内容で,滝を降りていったり,鮭を取って生で食らいついたり,氷河のかけらの中でボートが沈み,岸まで泳ぐはめになったり,最高である.この無謀なことをしているBear Gyllsという人をwikipediaで調べてみたら,元々イギリス特殊部隊にいて,エベレストやヒマラヤ登頂もしている,筋金入りのスコットランド人冒険家だったのね.そしてこの番組は,元々イギリスのChannel 4が作ったBorn Survivorというものなんだそうな(やはりChannel 4か…).DVDも出てるみたいだから,買おうかな.

2009年2月22日日曜日

MacBook環境整備

昨日,注文していたMacBookが届いた.以前はアップルは福山通運だったと思うが,クロネコに変わったのね.早速研究室に持っていって,環境を整えることに.取りあえず,記念撮影ということでiBook, MacBook Proと3台並べて写真を撮ってみた.この2つと比べると結構薄い.あとProよりかなり軽いので,片手で持ち運ぶのも楽.Proと同様アルミ筐体なので,中々高級感もあって,良い感じ.
キーボードはやはりProに比べるとかなり落ちる.まあ,MacBookが悪いというより,Proが相当良いからなので,別に問題は感じない.画面がグレア液晶なので,昼間窓際で作業すると,かなり写り込みがあるのが残念(写真でもよく見るとMacBookの液晶だけ,洗面台とかコップとかが写っている).処理速度は2年半前のProと同等.同じようなCPUとメモリだから当たり前だが.Leopardも今のところは特に違和感もなく,使い易い.今思えば,昔使っていたMac OS 8とか9はサクサク動いたけど,かなり落ちやすくて困った.Mac OS Xになって安定はしたけど,Jaguarくらいまでは結構もっさりしていて,ちょっとイラっとくることもあった.Pantherあたりから早くなってきて,Tiger, Leopardはまったくストレスの感じないレベルといったところか.

取りあえず備忘録として,環境整備のプロセスを書いておこうと思う.次回同じようなことをするのに役に立つかもしれない(普段はブログにリンクを張らない主義だが,個人的利便のため貼っておこう).

まずはLaTeX周り.
  • 熊本学園大の小川さんのサイトから,pTeX本体,OTF, Ghostscriptを入手して,インストール.
  • 銭谷さんのサイトからCarbon Emacsを取ってきて入れる.
  • プレビュー用にPDFViewを入れる.
  • ここらへんで忘れないうちに,.bash_profileにexport PATH=/usr/local/bin:$PATHを追加.
  • ついでに,MacBook Proの.emac.elをコピーしてくる.適当にウィンドウの大きさを微調整.
  • TeX本体は不可視領域に入っていて,後から色々追加するのに面倒なので,home直下にtexmfというディレクトリを作り,その下にtex/latex/otoguroを作成.必要なスタイルファイルを放り込む.
  • 同様にbibtex/bib/otoguroとbibtex/bst/otoguroに文献データベースとbstファイルを追加.
  • 名古屋大の中原さんのサイトからBibcompanionを入手して,bibファイル管理.
  • Beamerのサイトに行ってlatex-beamer, pgf, xcolorを取ってきて,解凍後それぞれスタイルファイルを放り込むところに入れる.これでプレゼンのスライドができる.
  • 東大の福井さんのTIPAは,時間がなくてまだ入れていない(後日やる).
  • このあたりでターミナルでsudo mktexlsr.
適当に過去の論文をコンパイルしてみて,特に問題なし.Jaguarなんかの時に比べると,簡単になったもんだ.次に事務処理用環境.
  • ATOKを入れる.ことえりも大分良くなってきている気がするけど,ATOKに慣れているので,取りあえず.
  • 普通にMS Office Mac 2004のCD-ROMから,カスタムインストールでWord, Excel, PowerPointを入れる(Entourage, MS Messenger, Windows Media Playerは入れない).数式エディタを入れるのを忘れないようにする.なぜか,起動するとMicrosoft Frameworkライブラリー読み込み中にエラーが出た,と怒られるので,「書類」の下のパーソナルデータファイルを削除後,もう一度起動.直る.Microsoftはエラーを出すことにかけては天才的だ.うっとおしいプロジェクトセレクターを出さないよう,各ソフトの「環境設定>全般」でオフにしておく.何回もアップデートをかけないと,最新の状態にならないので,暇を見てアップデートを繰り返す.事務書類や科研申請の場合,結局Windowsを使わないといけないことも多いので,BootcampかParallelでWindowsを入れてしまった方が,手っ取り早いのかも.
  • Mail.appでGmailのIMAPアカウントを作り,Gmailと同期させる.
  • Mail.appの間違った自動改行をオフにするため,StopFoldを入れ,ターミナルでdefaults write com.apple.mail EnableBundles YESとdefaults write com.apple.mail BundleCompatibilityVersion 3のように打つ.
  • Calaborationを取ってきて,iCalとGoogleカレンダーを同期させる.
  • Google Notifierを入れて,メールとスケジュールのアラートを稼動.
語学の授業準備環境も整える.
  • iWork 06 (PagesとKeynote)を普通にCD-ROMからインストール.
  • mp3編集用のAudio Hijack Proを入れ,以前買ったライセンスの登録を行う.
  • 同じくmp3編集用のAudio Slicerを入れる.
  • ウェブ教材作成用のHotpotatoesのJava版を入れ,以前発行してもらったライセンスを入れる.
  • DVD教材をパソコンに取り込むためのFast DVD Copyを入れ,ライセンス登録(Proからのライセンス移行手続きがまだなので,後日忘れずにやる).
  • 取り込んだDVD教材をaviに変換するためffmpegXを入れ,mpeg2enc, mencoder, mplayerも取ってくる.
  • aviを切り貼りしてmovに変換したり,字幕を入れたりするために,QuicktimeをProにアップグレード.
  • 辞書を串刺し検索するためにJammingをインストールし,大昔に買ったライセンスを入れる.ランダムハウス,研究社の新英和大辞典・新和英大辞典,リーダーズ,リーダーズプラス,ジーニアス英和・和英,Cobuild,Rogetをハードディスクに格納(Leopardからは割と使える辞書が,元々入っているようだが).ランダムハウスのフォントを入れ忘れないように.
その他
  • iLifeを09にするCD-ROMが入っていたので,アップグレード.
  • Skypeを入れる.ディフォルトだとログイン時勝手に起動するので,システム環境設定>アカウント>ログイン項目でSkypeを削除.
  • 簡単な画像編集用にToyViewerを入れる.
  • Flip4MacでwmvがQuicktimeで再生できるようにする.
  • RealPlayerを入れて,rmやBBC Raidoのプラグインが使えるようにする.無料で使わせてもらっておいてなんだが,相変わらず煩わしいソフトではある.
  • AirfoilでiTunes以外の音をAirTuneで飛ばせるようにする.研究室ではBOSEのMediamate IIに直接つないでいるので,無意味なのだが.
などなど.結構時間がかかってしまう.まあ,回線速度が一昔前とは大違いなので,ネットから色々取ってくるのは,遥かにスピードアップして楽になったなぁ.あとは,仕事関係ではAirMac Extremeにつないであるレーザープリンタから印刷できるようにするくらいか.疲れた.

2009年2月20日金曜日

水羊羹

昨日,今日とばたばたした日が続く.昨日は午前中に銀行,郵便局に所用で行った.郵便局では,役所の書類を郵送で取り寄せるために,定額小為替を買う必要があったのだが,こいつがくせものである.50, 100, 200, 300, 400, 500, 1000の7種類の為替を組み合わせて希望の金額にするわけだが,私の場合750円分買ったので,最低3枚必要になる(200 + 500 + 50 or 300 + 400 + 50).ところがこの為替「1枚につき」発行手数料100円取られるのだ.だから750+300=1050円ということになる.これだったら仮に850円買おうと思うと,これまた3枚は必要だから850+300=1150円で,1000円を1枚買った方が安いではないか.大体,50円の為替に手数料が100円って,どういう料金設定なんだろうか.なぜ小切手のように,額面をその場で印刷できないんだろうか(その手数料が1回100円ならまだ納得できるんだが).

そもそも役所は手数料を定額小為替なんて面倒な支払方法ではなく,カードで落とせるようにならないものだろうか….なんとなく騙された気分で郵便局を後にし,研究室に戻り,論文の最終手直しをし,編集者にメールで送り,種々の雑用と採点を片付ける.途中,懸案だったMacBookを注文.USキーボードを頼んでも,24時間以内に出荷というからすごい.ついでにiPodを買うと17,800円キャッシュバックというので,touchの16GBも注文する.私は結構長いことMacユーザーだが,iPodをまともに買ったのは初めてだ(Windowsユーザーの奥さんのnanoをいじったことはあるが).4月から家でも無線LANが使えるしぃ,電車通勤になるしぃ,ワイヤレスゲートに加入しているので,東京なら割と方々でネットにつなげられるしぃ,なんて自分を納得させて.

夕方,冷蔵庫が空だったので,奥さんと生協に買い物に行ったのだが,福井でしか見られない光景「冬の風物詩水羊羹」を記念に撮影しておく.最初は「冬にこたつで水羊羹!?」と思ったが,確かに趣があって,中々うまい.他の都道府県では冬に水羊羹なんて食べないというのを知らない福井の人も多いようだが.

今日は,朝9時に引越しの見積もりに来てもらう.29万円弱だった.相場をよく知らないけど,2人にしては荷物も多いし,移動距離も長いので,まあそんなもんだろうか.ついでに後日研究室の方の見積もりも来てもらうことにする.こちらは荷物の9割が本だから,もっと安くなるだろう.昼過ぎに,今度は生命保険の担当者の方がやってきて,転任による保険料引き落としの変更手続きを取る.30分もかからないうちに終わったので,奥さんをかかりつけの皮膚科に送りに行き,3月上旬の研究会に行く切符を買いに駅にも寄る.

まあ,こんな感じで色々無味乾燥な出来事が色々やってきて,疲れる.3月はまともに研究なんてできそうもないなぁ.明日はMacBookが届くらしいので,研究室に持っていって,MacBook Proからデータその他を移行する予定.Leopardをいじるのは初めてなので,ちょっと楽しみだ.

2009年2月18日水曜日

健康診断

朝起きたら,雪が積もっていた.もう今年は降らないだろうと理由もなく自分で勝手に決め込んでいたのだが・・・.車の雪をスノーブラシでせっせと落とし,朝9時くらいに奥さんを県立病院に送る.4月に着任するところに提出する健康診断書を作ってもらうためである.私も3年前ここに着任する前に,両親の家の近くで受けた記憶がある.その時担当医の方が「昔は4月になってから勤務先が健康診断料くらい払ったもんだけど,最近はけちになって働き始める前に,自分で受けなきゃならないみたいだねぇ」と言っていたのを覚えている.健康診断というのは,保険がきかないから,確かに結構高い.まあ,一旦勤務し出すと,無料で毎年受けるわけだから,最初くらいはしょうがないのかな.しかし,いつ見てもあの県立病院はすごいなぁ.高級ホテルみたいだ.

健康診断には2時間ほどかかるということで,私はそのまま大学へ.私の研究室のある建物脇には川に沿って遊歩道があるのだが,そこの木に雪がついて,中々綺麗であった.午前中は研究室で学期末試験の採点の山を崩しにかかる.出来はいまいち.

昼間は空も晴れ上がって,日差しも強く,雪が蒸発して「もや」のようになっていた.車からも蒸気が立ち上っていて,オーバーヒートでもしているのかと思ったくらいである.そんな中,健康診断を終えた奥さんを迎えに行く.朝食抜きでお腹も空いていることだし外で昼食でも取るかということで,海鮮のおいしい店で昼定食.いったん帰宅後,郵便局で所用を済まし,研究室で採点の続きをする.夕方に成績を事務局に送り,帰宅.なんだか昨日に引き続き慌しい.

帰宅後は,色々面倒な書類を郵送で取り寄せる手続きをする.本籍が遠いと,こういうとき不便である.そろそろ引越し業者の手配もしなければいけない.来週は前期入試もあるし,やることが多くて嫌になりそう・・・.

2009年2月17日火曜日

送別会1

朝は小雪がちらつきかなり冷え込んだ.今日は酒を飲むことが分かっているので,歩いて大学へ.この前郵便局の近くで見た三毛猫がまったく同じ場所にいた.前回は日向ぼっこをしていたが,今日は寒さに凍えて丸くなっていた.

午前中はしばし論文の修正をし,昼休み明けに会議.1時間くらいで終わったので,研究室に戻り論文修正の続きをする.その後,教授会.来年度のセンター長選挙以外は特に大きなこともなく終了し,また研究室で論文修正.なんだか落ち着かない日である(平日で落ち着く日があるのかどうか疑問ではあるが).

午後7時から,大学内の多目的ホールというところで,センターの親睦会主催で私の送別会を開いていただいた.いつもは私は幹事のひとりなのだが,さすがに自分の送別会を仕切るわけにはいかないので,おまかせする.といっても,最初に挨拶があったくらいで,あとは立食で適当に飲み食いするといういつものパターンである.皆さんに挨拶して回ろうかと思ったのだが,結構話し込んでしまうたちなので,一部の方々にしか声をかけることができなかった.せっかく大勢来ていただいたのに申し訳ない.ちなみに,挨拶の後,巨大な花束をいただいた.なんだか定年退官する人みたいである.

9時に会はお開きとなる.酒を結構飲んではいたが,今日中に論文の手直しを仕上げておきたかったので,研究室に戻り,10時半くらいまでパタパタとキーボードをたたき,なんとか終了.外を見るとうっすら雪が積もっていた.雪が舞い凍てつくような寒さの中,真っ暗な夜道を花束を抱えて怪しく歩いて帰りました(田舎なので,誰にも会わなかったけど).来週はもう一つ別筋の送別会をやっていただくことになっている.まあ,そういう時期である.

2009年2月16日月曜日

引き篭もり

昨日,今日と,お世話になっている影山先生の還暦記念イベント関係で大阪へ.昼過ぎに西梅田にある同志社大学サテライトで,ワークショップに参加.予定よりすこし早く終わったので,還暦および記念本出版記念パーティー会場である新阪急ホテルに.まだ開始まで時間があったので,お目にかかるのは初めてだったのだが,共通の知り合いがたくさんいる方と,お茶を飲んで時間をつぶす.

パーティーは先生のご人徳を示すかのように,大勢の著名な研究者がつどい,過去の様々なエピソードの話などもあって,楽しい会であった.ご挨拶に行くと「乙黒君も,引き篭もってないで,学会なんかでどんどん前にでてきてや」とのお言葉をいただく.確かに日本の学会では「傍観者」になってることが多いよな,私は.来年度以降は新天地に移ることだし,心機一転がんばろう.先生は還暦を機に関西学院を退官されて,新たな某要職に着任されるとのこと.還暦を迎えてなお新しいことに挑戦される姿勢には頭が下がる(そもそも,見た目も研究の生産性も還暦とは思えないのだが…).

最後集合写真を撮り会はお開きとなる.福井に帰るのは無理になるのは分かっていたので,予約していた南森町のホテルへ.ここは大阪ではめずらしく,天然温泉がついているビジネスホテルで,ゆっくりつかって,体を休める.

今日は,福井に戻る前に,千里中央まで行き髪を切る.約5ヶ月ぶり.さっぱりした.梅田に戻る電車の中の広告で,ヒルトンプラザイーストの5-6階にジュンク堂が入っていることを知り,福井への電車まで時間があるので覗いてみることに.高級ブランド店の入るヒルトンに店舗を置くあたりが,ジュンクらしい….洋書70%offということだったが,洋書の品揃えはいまいち.和書はそこそこ専門書もあった.駅に近いので便利ではあるけど,個人的にはジュンクはじっくり見て回る本屋なので,あれならやはり洋書の品揃えの良い堂島のアバンザの方まで行くかな.

2009年2月15日日曜日

パラダイス

昨日の春一番が雨を撒き散らすような悪天とは打って変わって,今日は快晴.やることは色々あるのだけど,両親に越前カニでも送ってやろうかと三国へ(指の折れた安いやつですが).

東尋坊に行ってみると,先週いたトラネコが同じ場所にたたずんでいた.いろんなところをよく注意して見てみると,東尋坊はネコだらけである.魚屋が多いし,観光客も福井にしてはたくさん来るので,ネコパラダイスなのかもしれない.路地裏で3匹が微妙な距離間でたむろっていたので,こっそりと撮影(手前のトラネコは例のトラネコとは別人[別ネコ]です).

越前海岸を少し北上して,芦原温泉を通って,生協で買い物して帰宅.朝食を取ったきり何も食べていなかったので,残り物でパスタを作りいただく.夕方から研究室に行き,夜11時頃までいる.明日(もう今日だけど)は1時には大阪に行かないといけないので,そろそろ寝なければ.帰りに髪でも切ってくるかな.

2009年2月13日金曜日

試験期間

いつの間にか1週間が過ぎてしまった.今週は学期末試験ウィークであった(正確には水曜が祝日だったせいで,来週の月曜までだが).私は火曜に2コマ,木曜に1コマ,自分の担当講義の試験があって,今日は大講義(大抗議ではない)担当の先生の試験監督ヘルプ.まあ,すべて混乱もなく終わり,一安心.あとは,本当は数日前が締め切りだった報告書を,ちまちまと書く.配布されてるM$ Wordファイルの表が,なんかおかしくて,ひじょうに書きにくい.テキストファイルで提出させてくれたら,3分の1くらいの時間でできるのに(と事務書類の世界ではかなわない夢を語ってみる).

実はその狭間の水曜日に,腹風邪と38度の熱でダウンしていた.先週末色々動き回ったせいで,疲れが溜まっていたのかもしれない.あと,試験中は多少体調が悪くても無理してやってくる学生が多いので,どうしても講義室内に風邪のウィルスが多くなるのかもしれない.まあ,昼間研究室で仕事した以外は,ずっと寝ていたので,翌日にはお腹の調子がイマイチな他は完全に回復していたが.根がしぶといのかもしれない.

あとは色々残務処理的なものが出てきた.今日は研究費で買った本を返却しに図書館へ.研究費で本を買うと,移動するときに持っていけないことは,着任時に同僚の先生に聞いて知っていたので,私の場合自分の研究に必要な本はすべて私費で買っていた.なので,返却したのは,授業で使った視聴覚教材とかが主でたった4冊(セット?).来年以降は,研究書に費やす私費が大幅に減りそうなので,家計が楽になるかもしれないなぁ,なんて思ったりもする.

あとは,コンピュータの返却の手続きもする.大学から与えられてるNECのデスクトップは,事務システムのときしか使ってないので,何もすることはないが(意味もなくWindows XPとFedoraのデュアルブートにしてしまったが),科研費で買ったMacBook Proのデータ移行を考えなければいけない.自分で購入したソフトウェアなんかも入れてあるので,この辺のライセンスがどうなるのか,調べる必要もある.家のiBookはもう死んでいるので,やはり新しいMacBookでも買うしかないだろう.まあ,次の家では普通に光かケーブルで無線LANを構築できるだろうから,ここらで自宅で使うMacを1台買っておくのもよさそうだ.

という感じで落ち着かない日々ではあるが,時期が時期だけに仕方がない.今週末はお世話になっている先生の還暦お祝い本出版記念ワークショップ+パーティーに出席させていただくため,大阪に行く予定.毎週末どこかに行ってるな….

2009年2月8日日曜日

福井観光

今週末は大阪から奥さんの出身研究室の人々が4人遊びにきたので,それに同行.土曜日は,昼過ぎに駅で落ち合った後,福そば(大野ではなく駅前の方)で昼食.私はいつもの天おろしをいただいたが,相変わらずおいしかった.私の車に6人は乗れないので,マツダレンタカーでフレンディを借りる.ミニバンを運転するのは初めてだったけど,見晴らしもよく,取り回しもそこそこで,中々快適だった.天気も良く,ドライブ日和である.

取りあえず,代表的な観光地をということで,県立恐竜博物館へ(途中,越前竹人形の里にもちょっとだけ立ち寄ったけど).私はこれで3回目である.2月7日は福井県が誕生した「ふるさとの日」らしくて,入館無料で得した気分.恐竜の標本や動く巨大再現模型,巨大スクリーンなどの「売り」をぶらぶら1時間半ほど見る.永平寺,丸岡城を軽く回り,三国のテクノポートにある宿泊先の「港のホテル」へ.夕食,宴会と続き,深夜1時過ぎに就寝.疲れた.

この時期の福井には珍しく2日目も快晴.朝食後10時にチェックアウトし,この日最初の目的地である東尋坊へ.関西からの観光客が多いのか,駐車場も関西ナンバーがたくさん泊まっていた.関西弁があちらこちらで飛び交う不思議な光景である.結構風がきつく,波も高かったため,遊覧船は休航だった模様.冷たい潮風が,ひっきりなしにふきつけるので,顔がカピカピになって口周りも塩辛くなるほど.私は高所恐怖症なので,みんなが岩場をうろうろしているのを,安全地帯(?)から眺める.

帰りに駐車場に向かう土産物屋の立ち並ぶ道を通っていると,端の方にネコを発見.天気が良いからか,気持ち良さそうに日向ぼっこをしていらっしゃった.邪魔をしないように,こっそりパチリ.見事なトラネコである.

続いては越前松島水族館.ちょうどイルカショーが終わりかけの時間だったけど,なんとか最後の方を見ることができた.3頭のジャンプと餌を貰う瞬間を収めることができた.魚の他にペンギン,カワウソ,カメなど色々見て回り,12時を回ったところで,そろそろ車を返す時間が近づいてきたので,水族館を後にする.途中,「道の駅みくに」に寄って,皆さんはそこでお土産を買う.予定のちょうど10分前に駅前に到着し,レンタカーを返す.

うちの奥さんは,明日茨城で所用があるので,ここで別れて電車で一路水戸へ.残りの面々は,荷物も多いことだし,5人なら乗ることができる私の車に乗り換えヨーロッパ軒総本店へ.実は福井に3年弱住んでいるがヨーロッパ軒のソースカツ丼は,私も初めてである(くどそうだし,あえて食べようと思わなかった).確かに噂どおり,衣に使われているパン粉が細かいせいで,油っこくなく,意外にさっぱりしていておいしかった.福井を離れる前に,もう1回くらい食べにこよう.

皆さんを駅まで送り,帰宅.ちょっと疲れたので,2時間ほど昼寝をしていた.天気も良かったし,この辺の観光地も改めて色々見ることができたので,よかったよかった.

2009年2月6日金曜日

家探し

昨日,今日と年休を取り,東京に家探しに行く.しらさぎ,新幹線を乗り継いで,品川に12時くらいに到着.山手線で高田馬場に移動し,西武新宿線に乗って,花小金井へ.

通勤時間と住環境のバランスを考えて,取りあえずここで探すことにしていたのだが,駅を降りると想像以上に良いところで,すっかり気に入ってしまった.早速連絡してあった不動産屋に行き,リストアップしてあった物件を順に回る.割と簡単に2つまでは絞ることができたのだが,中々どちらかに決めるというのが難しく,取りあえず奥さんと喫茶店で1時間ほど,あーだこーだ話し合う.もう一度歩いてそれぞれの物件の周辺を回り,雰囲気でなんとか1つに決める.不動産屋で仮契約をして,ほっと一息.

その後,千葉にある私の両親の家へ.私はここには住んでいたことがないので,実家という感じではないが,のんびりくつろぎ1泊して,昼前に東京へ向かう.1日では家が見つからない場合を考えて,夜の切符を予約してあったのだが,もう見つかってしまってすることもないので,1時半の新幹線に変更してもらう.丸の内の丸善で1時間ほどつぶし(洋書を2人で5冊ほど購入),新幹線に乗り込む.

太平洋側は快晴で,静岡あたりでは雪を被った富士山が綺麗であった.私は親父が山梨出身なので,というか乙黒家は代々山梨の家系なので(Google Mapなどの地図で「乙黒」と検索すると面白いことが起きる),富士山は見慣れているのだが,静岡側と山梨側では,随分雰囲気が違う.

午後6時に福井に到着.駅を降りるとものすごく寒く感じる.北陸らしい空模様である.明日,明後日と大阪から来客があるので,早く寝ることにする.

2009年2月4日水曜日

三毛猫

今日は立春とのことだが,まさに春のような気候だった.朝は役所に行き住民票を発行してもらった後,大学で細かい仕事.学会の年会費を払っていなかったので,昼に近所の郵便局に歩いていく.大学に戻る途中,絵に書いたような三毛猫が塀の上で日向ぼっこをしていたので,パチリ.

明日からしばらく留守にするので,できるだけ研究室で雑務を片付け帰宅.9月末に大阪で髪を切って以来,散髪していないので,髪が伸び放題である.どこかいい美容院はないかと,電話帳を見たり,車に乗りながら物色したりしていたのだが,中々ピンとくるものがなく,結局切らず終い.どうするかなぁ.まあ,元々髪は3ヶ月に1回切ればいい方なので,いつも通りと言えばそうなんだが・・・.

2009年2月3日火曜日

恵方

寝たのが朝6時過ぎだったので,頭がぼーっとしながら大学へ.そろそろそういう生活もきつい年齢になったということなんだろうか.

補講期間中なので,講義はないのだが,学期末試験のときに就職説明会が入っていて受験できないという学生のために,研究室で追試をする.別にこれくらいの対応は構わないのだが,企業の人はなぜどの大学も確実に終わっている2月半ばにその手のイベントを持ってこないのか,いつも不思議に思う.1ヶ月やそこら遅れても,そんなに影響ないのでは.何か抜き差しならぬ理由でもあるんだろうか・・・.

就職絡みでいうと,去年だったか「私は就活生」とでかでか書いた目を丸くするようなポスターが大学内に貼ってあった.他の教員も皆驚いていたが,そんなコピーを作った人,掲示した人,また学生はなんとも思わなかったんだろうか.大学教育の崩壊を垣間見た瞬間というと大袈裟だろうか.大学生を馬鹿にするにもほどがあると思うのだが・・・.

なんてことを考えながら,溜まっていた雑務をもくもくと片付け,帰宅.今日は節分なので,2人とも関西人の我々夫婦は巻き寿司を作りました.寿司飯を炊きすぎたのか,10本もできあがってしまった.今年は恵方はどっちなのか分からない,というハプニングはあったものの(調べたら東北東でした),大学の前のコンビニで買った黒龍の「星草」と一緒にいただいた(ここ松岡は黒龍の蔵元なので,簡単に手に入るのがうれしい).食後,豆を食べ,適当に家の中に撒いておいた.何年ぶりだろうか,豆撒きなんて.

持って帰るはずのファイルを研究室に忘れてきたので,夜はゆっくり読書でもするか.

暗闇

しばらくブログを更新しないうちに,2月になってしまった.今日はもう日付も変わっているので,節分である.授業は終わったといっても,年度末は何かと慌しい.先週末は懸案だった大学連携プロジェクトの私の後任の方を見つけて,なんとか引き継ぐことができた.私より遥かに適任の方が見つかって,よかった.あといくつか事務的な仕事があるのだが,なんとか今週中に片付けたい.

今日は,昼過ぎに奥さんを皮膚科まで車で送っていき,ついでに節分の恵方巻用の食材を買って帰る.晴れていたので,歩いて大学に行き,まず今週木曜,金曜の年休の手続きをする.私は特に休みというのを取らないので,随分久しぶりに手続きをしたのだが,いつの間にか電子化されていた.前回は事務室の書類に手書きで記入した記憶があるのだが.

その後,学期末テストを作っていたら,すっかり遅くなって,いつの間にか深夜0時を回っていた.うちの大学は11時でキャンパスの照明がすべて消えるので,真っ暗な(本当に自分の手足も見えないくらい「真っ暗」なのだ)寒空の中,ふらふら歩いて帰宅.

夕食(夜食?)を取り,風呂に入って,今度は論文の手直しをしていたら,いつの間にか朝5時半.なんだか,大学院生に戻ったような気分である.今週は木金は東京だし,土日は大阪から来客があるので,かなり仕事を前倒しで進めなければならない.まあ,3月末までこんな調子が続くだろう(4月は4月で結構やることがあるのだが・・・).
 
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